OMC

2017年2月21日火曜日

アトピー用新薬・ドゥプリマブ、アメリカ承認間近

リジェネロン・ソノフィー製薬会社が長年開発していたアトピー性皮膚炎用生物薬、ドゥプリマブのアメリカ公認が近づいて来ました。FDA(アメリカ薬事法)の公認は3月29日2017年の見込みで変更は今の所ありません。生物薬の製造はすでに行われているので公認後に発売を予定されていますが、本当にいつ市場に出回るのはまだ誰にも判りません。

IL4と13をターゲットする生物薬であり、アトピー性皮膚炎に対するお薬は世界で初めてです。因子の段階で治療するお薬であり、これと正しいスキンケアや感染予防を行うと世界で一番最先端の治療になります。

日本での公認は遅れていますが、治験は行っており、興味はあるようです。治験が成功したお薬でもコストの問題などで公認されない物もあります。

生物薬はとても安全性が高く、アトピーの因子IL4と13だけをターゲットするお薬なので副作用がほぼ無く、長期の安全性が高い、効果の良いお薬です。当然このお薬を打つだけでは重度のアトピー性皮膚炎はコントロール出来ませんが、とても期待できる武器です。

アトピーは表面的に見る方が多いですが、病気の根源とする因子を止める事によって症状を抑える事が出来ます。この根本で止めるアプローチと、皮膚のスキンケア・アレルギー対処・感染予防・トリガー削除などにより”外”からと”中”から両方治療して病気をコントロールします。

唯一のデメリットがコストであり、他の生物薬(抗体クローン)の値段と比較すると、大体1年間で$20,000.00ぐらい掛かる見込みです。投与量などによって値段も変動するので100%まだ判りません。

家で自分で注射をするお薬なので、エピペンのようにペンの形になっている物も開発中のようです。これですと量を測って打たなく良いためです。

4月からドゥプリマブ専用治療プログラムを開始致します。これは渡米された方、新規の方や日本でオープンラベルを終了して継続したい方達になります。ドゥプリマブが必要なく、ドクターマセソンの治療だけでアトピーをコントロールできる方が大半なので、特殊な患者ベース専用になると想定されています。

新しい情報を入手出来次第、更新していきます。とても興味深いです。

0 件のコメント:

コメントを投稿