ドクターリー、初めての日本来日不妊治療セミナーが昨日無事終了しました。沢山の方達に来て頂いて、とても感謝しております。
やはりレクチャーの内容は、みんなの想像を上回る物であり、ドクターリーの説明や喋り方がとても上手だったので内容をちゃんと理解できるようにとても丁重に難しいトピックスでも説明して頂きました。
内容のポイントは:
OHSUの不妊治療チーム - 不妊スペシャリストドクター4人、その中でも一人一人専門分野があり、体外受精プロトコルなど4人のドクターがお互いを見直すチェックなどもあります。
看護師チーム - 婦長はスペシャリストドクターとマッチングされ、常に同じ看護師がそのマッチされたドクターと働きます。これによってお互いがとても分かり合えるのもあり、チームワークが良くなります。
遺伝子カウンセラー - 遺伝子検査がもっと主流になってくるにつれ、遺伝子に対する質問やPGS/PGD検査を行うか行わないかの相談・治療プランなどの構成。
心理カウンセリング博士 - 体外受精・不妊治療などからの不安やトラウマなど、ドナーで産まれたお子様がある年齢になるとどのように説明したら良いかなど相談出来ます。
ドクターリーの経歴:
ハーバード生物学系卒、4年
イェール医学部卒、4年
ハーバード研修生・産科、婦人科、生殖器外科 4年
特別研究員・生殖器内分泌学、不妊学 3年
アメリカ認定医・ボードメンバー・産科、婦人科、生殖内分泌学会 5年
ここまでの地位を所得するまで合計20年
世界で初めての技法や研究成果など沢山出版されています:
細胞からの核を卵子に移植し、単細胞を培養し、臓器のクローニングに成功
猿の卵巣を体の別の部分に移植(この場合、腕に移植)し、腕から卵子を採卵する事に成功し、そこから猿の赤ちゃんを体外受精で無事産まれました。これは癌治療が必要な方にとって、生殖機能保護のために行った研究であり、人間での実例は今世界で60件ほどあります。
流産28回起こした女性に対して、子宮の入り口を手術でくくっても流産を起こし、代理出産しか方法が無いと思っていた方が、ドクターリーと会い、子宮の上から入口をくくる技法(マイクロロボット手術必要)を行い、双子の赤ちゃんを40週間まで妊娠を維持し、無事出産出来たストーリーが印象に残っているようです。
遺伝子検査のメリット:
遺伝性病気リスクの高い方、もしくは年配の方に対する受精卵遺伝子検査はとても重要のようです。そのため、冷凍・解凍が必要な受精卵が増えて行っていますが、統計を取ると新鮮(フレッシュ)サイクルの体外受精よりも、冷凍受精卵の方が成功率が上がっています。この技術と研究はもっと進むでしょう、との事でした。
これらが私の印象に残った内容でした。
今日は個人カウンセリングを行う日であり、講演会後に予約がほぼすべて埋まりました。我々と会って、内容も理解し、多分少し衝撃的な所もあったと思うので、来て頂いた方達の大半と今日会う事になると思います。
この仕事をやっていて気付いた所は本当にTOPのドクター達はえばったりとかとても冷たい、嫌な感じの先生はほぼいない感じがします。人を助けたい気持ちと、心のスケールが違うと言うか、人としてかなりレベルが違う、とても充実したハッピーなドクターが我々OMCと組み合っているので患者様がとても安心します。そのポジティブなエネルギーに引かれて来る患者様も大体の場合はとても良い方達で、良いエネルギーが更に倍増される形でこの活動・組織が大きくなっていきました。
病気と言うのはマイナスな部分が多いですが、その中でポジティブを探し、そこから良い結果を生む事により、治療の成功にもつながると信じています。
(ドクターリーと奥様です)
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