ファイザー社のJAK1阻害剤臨床治験が開始しました。
ポイントとしては:
服用初日から効果が実感できる。痒み軽減
空腹時に内服したため、吐き気がしたようです。
頭痛を感じているようですが、お薬からの影響かどうかは不明。
体の中から来るような痒みが大幅に軽減
デュピクセントや他の生物薬に比べると即効性があるようです。
因子の根本で止めるため、副作用はデュピクセントなどに比べるとリスクが上昇しますが、ネオーラルやサイクロスポリン系に比べると、ターゲット因子がもっと集中しているため、副作用はそれらよりも少ないようです。
副作用レベル(1-10)で言うと:
ハイドロコーチゾン・TAC、弱~中ステロイド塗布 0~1 (妊娠中でもOK)
抗ヒスタミン剤 0~1(妊娠中でもOK)
デュピクセント 1(現在のデータでは妊娠中でもOK)
JAK1 3 (妊娠中不明)
短期間内服ステロイド 3 (妊娠第3期服用可能)
サイクロスポリン 5 (妊娠中服用停止)
強度ステロイド長期間塗布 9 (妊娠中塗布停止)
ステロイド長期内服 9 (妊娠初期服用停止)
JAK1のメリットは生物薬よりもコストが安くなる可能性があります。内服薬と言う点でも注射が嫌いな方には良いかも知れません。効果も早く実感できるようです。
デメリットは飲み忘れや(毎日服用)胃の調子などによって効果や状態に変化がある可能性。
今後の経過も更新していきます。あらゆる生物薬やJAK1など、比較出来るのでとても興味深いです。
薬価が一番のデメリットであれば、これは時間が経てば解決できる問題なので、アトピー性皮膚炎を患っている方達にとって、将来性はとても高いと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿