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2020年5月30日土曜日

アトピー遠隔治療、5月チームの経過

正式にドクターマセソンの渡米アトピー治療、遠隔版が始まり、経過観察のレポートです。

予想以上にスムーズなスタートになっています。診察スケジュール・お薬やケア用品の郵送・ZOOMでの患者教育会など、すべて順調に進んでいます。

患者A ~20代
脱保湿・脱ステを行って10ヵ月ほど、全身型炎症、極度の感染と乾燥、お風呂も1週間に2回~3回、民間療法派
睡眠はあまり取れていない
漢方など

1週目:
出ている炎症を抑え、感染をコントロール、睡眠を取り戻すためにドクセペンを始め、脱保湿は止めて、清潔感を保つ適切なケアを始める。漢方も必要なし。

2週目:
別人の用に皮膚の回復と睡眠がとれるようになる。感染で体液がそこら中が出ていたのも無くなり、痒みもほぼコントロール出来るようになる。まだスキンケアが足りていないが、”普通の皮膚”の感触を忘れてしまっているので、重症患者の場合はこのケースが多い。まだまだ練習が必要。

患者B ~30代
産まれ持ってずっとアトピー、ほぼ全身に炎症が出ているが局所的にとても悪化している。夜は数時間置きに引っかいて起きたり、仕事からの帰りにとても痒くなる。ステロイドを使ったり、使わなかったり、標準治療+民間療法を混ぜている。

1週目:
感染の処置を行い、睡眠をとる事がとても重要なのでドクセペンを始め、適切なスキンケア、そして今出ている炎症と痒みを対処。民間療法のグッズは使っていても使わなくてもよいが、お金の無駄が多い。

2週目:
産まれて初めて良く寝れるようになったかのぐらい、睡眠が戻る。痒みもコントロール出来るが、内服薬の副作用で水分を保ってしまい、ストッキングの跡が残る程度の浮腫みがあるが、一時的なのでお薬が終わると副作用も終わる。ファッション意識が強いので、髪の毛に使っている商品から首がまだ痒い可能性有り。もうちょっと工夫と教育が必要。

患者C ~40代
長期アトピー疾患者、重度だったが自分で適切なケアや安全な商品を何年もかけて探し続け、スキンケアだけでは治らない部分に治療が必要。感染治療・予防やしっかり炎症を抑える処置を行っていないため、すっきりせず、最後の締めとして治療始める。

1週目:
感染治療、使っている商品など確認し、OKなものは継続、その他の物はドクターマセソン推奨の商品に変え、細かいチューニングを行う。炎症箇所は局所的に、全身型ではない。

2週目:
とてもケアが上手で、かなり経過が良い。ベースラインとしてスキンケアの知識や長年の安全な商品を上手に探していたため、理解力も強い。医療根拠の少ない民間療法やサプリ、食事療法などにはあまり手を出していなかった。


上記が特徴の強い患者様の例でしたが、あらゆる過去歴や年齢の方達が遠隔治療を受けています。
もうちょっと構成する必要がある部分は、みんな診察や勉強会を週末にしてほしい事を指摘されました。






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