OMC

2016年5月3日火曜日

オレゴンOHSU人工授精の技術と成功率

OHSU人工授精スペシャリスト、ドクターリー
イェール医学部M.D.、ハーバード専門医レジデンス


今一番話題になっているのが着床前検査と言う技法で受精卵から生検を行い、染色体をラボで検査する事によって異常な物を省き、結果が正常だった受精卵のみを使う技法です。

PGS検査
これは染色体一般の検査であり、主にダウン症や染色体の異常を見ます。このときに男女産み分けを行う場合、XXかXYも解るので選ぶ事が出来ます。染色体に異常がある受精卵は着床する確率が少なく、流産のリスクもかなり上がります。これによって大幅に妊娠率を上げる事が出来ます。

PGD検査
特定した病気を集中して探す技法です。必ず子供に受け継がせたくない病気などを事前にお母さんとパートナーが遺伝性疾患を探す血液検査を行い(パネルには100種類以上)、結果次第でPGDを受精卵に行います。もしどちらかのパートナーがすでに病気を持っている事を自覚していたり、産んだお子様がすでに疾患を患っている場合もPGD検査を進められます。

MITI Score
受精卵から採取した細胞からミトコンドリアの数値を見ます。この数値は少ない方が着床率が上がります。多いと受精卵にストレスが多いと判断され、着床率は低くなりますが受精卵の染色体検査とグレード分けによる点数が先に重視されます。現在MITI Scoreは、グレード、PGS/PGD正常で同レベルの受精卵がある場合、低い方のMITI Scoreを選ぶように使われています。


OHSUラボ

ステップとしては:
→体外受精が一番良い方針と判断した後にお母さんとお父さんがスクリーニング検査を始めます。
→遺伝子検査、遺伝子カウンセラーとのミーティング
→もし遺伝性の病気が血液検査で陽性の場合、お父さんも検査必要(もしくわすでに検査済み)
同じ遺伝性の病気を両親がもっていない場合は、子供に受け渡すリスクはとても少なくなります。両親が同じ病気を持っていても特定したパネルの病気では遺伝性は25%以下となります。
→卵子採取の準備をする(お薬、誘発剤など)
→卵子採取日とパートナーの精子サンプル採取を同じ日に合わせ、ICSI(一番良い精子を選び、卵子直接に入れる技法です)を行い、受精卵を作る。
→5~6日間待って受精卵の発達、グレード分けをします。この時点でPGS/PGD検査を行う場合、受精卵に生検を行い、ラボで検査する必要があるので受精卵をすべて凍結させます(検査結果が戻ってくるまで、約1週間)。
→ラボからの染色体検査結果を貰い、受精卵を選び始める。
例:
受精卵2と4は染色体が異常と検査で戻ってきました。1,3,5はそれぞれのグレード分けがされております。左のアルファベットが受精卵の外側(膜)細胞のレベルと右のアルファベットが中の細胞レベルです。+Aが一番質が良く-Cが一番低い物です。
上の数値はMITI Scoreを示しています。低い方がミトコンドリアが活発でないので低ストレスの受精卵と判断されています。

お母さんの年齢にもよりますが、OHSUの成功率・技術では36歳以下の女性で健康ですと、一つの受精卵を使って着床される方針を取ります。最低60%の着床率と言われてますが、データはかなり保守的な物なので実際は~70%~80%だと言われております。PGSを行う事によりかなり妊娠チャンスを上げる事が出来るのと、一番良いグレードの受精卵を選び抜く事によって、更に着床率と安全な妊娠率が上がります。冷凍した受精卵を使う事によって、お母さんの体への負担を下げる事が出来ます。本来の体外受精の場合、卵子を採取してから5日~6日目に受精卵を母体へ移植するのですが、誘発剤やホルモン剤を使ったばかりなので、母体への負担があります。冷凍して時間を作る事によって母体の準備をもっと整える事により着床率が上がるデータが出ています。確かに受精卵を解凍する技法によって亡くしてしまう場合もありますが、現在の技術では~5%以下です。

 待合室

OHSUロビー

残りの受精卵は冷凍保存して置き、二人目の子供、もしくわ1回目で成功しなかった場合、再チャレンジとして使えます。これによって2回目のサイクルは負担も少なく、コストも下げて行う事が出来ます(すでにPGS・PGD検査やグレード分けがされているのと、卵子採取を行わなくても良い)。



アメリカでは年齢や家族歴によって、PGSとPGDはお進めされますが、最終的には患者様が判断する事になります。倫理的な面や金銭的な事もあり、この技術はオプションとしてあります。OHSUでのPGS・PGD検査は~$4000ぐらいです。リスクや遺伝性の病気などカウンセラーとしっかりミーティングしてから方針を決める事になります。

日本ではこの検査が倫理的な問題や医療学会で認めていなかったり、少し難しい所があるので海外で人工授精を行う方が増えている理由の一つです。

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2016年4月29日金曜日

オレゴンメディカルコーディネーターLLC10周年記念キャンペーン!



お陰様で2016年6月にオレゴンメディカルコーディネーターLLCは10周年を迎える事になります。
皆さまに感謝を込めて5月1日~12月31日2016年まで新規患者様のキャンペーンを実地致します。
成田→ポートランド国際航空券をアトピー治療プログラムの方には無料となります。ご同行・付き添いの方は別途となります。締め切りが8月31日までにご予約が必要になります。
詳しくはキャンペーン広告をご拝見下さい。






渡米された患者様達にも感謝の気持ちを込めて、$50ギフト券を配ります。これは1回で使い切りなので、お薬のご注文や発注の際にクーポンも添付して下さい。
日本での発送料(着払い)とドクターマセソンの診察費・リチェック・国内発送(着払い)には使う事が出来ません。おつりや現金化する事は出来ません。
詳しくはギフト券裏をご拝見下さい。

キャンペーン、ギフト券に関してご質問等御座いましたらご遠慮なくご連絡下さい。

夏の治療スケジュールは:治療スケジュール、5月、6月、8月、9月2016年

皆さまのサポートのお陰でここまでやってこれました。心から感謝しております。

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2016年4月28日木曜日

レミーの成長日記 1


祝福のお言葉や心のこもったお祝いをアメリカまで発送して頂き、身に余る光栄です。本当に有難う御座いました。私も純日本語が上手では無いので、お礼のお言葉も失礼に聞こえるかも知れませんが、心から感謝しております。

英語で言うと:

I am honored and privileged to be part of your lives, as a friend and as a support for your medical needs.  In times like this,  I truly feel grateful to have met everyone through this program, and fortunate to be surrounded by great individuals.  Thank you.

今日でレミーが産まれてから3週目になりました。病院から帰って来て3日目に6時間泣き止まないハプニングがありました。原因はリンジーの母乳がまだ出ておらず、母乳をお乳からあげる場合、どれぐらい赤ん坊が飲んだか解らないのでずっとお腹が空いていたようです。ここでフォーミュラを追加しました(粉ミルク)。



アメリカの連邦薬事法はフォーミュラの規制も厳しく、最低限の栄養素やビタミンなどが守られています。その結果クオリティの高い粉ミルクが購入出来ます。ポンプで母乳を出し、出来るだけ母乳を飲ましていますが、足りない部分はフォーミュラを追加します。

今は一回の授乳で60cc~90cc飲むようになりました。1日8回~10回ぐらい飲んでいます。成長は産まれた体重を今週の検診で超えました(6ポンド12オンスから7ポンド2オンス)。産まれた直後は6ポンド2オンスまで下がったので、先週でかなり体重を増やしました。

イースト系の真菌に感染を起こしていたので、市販の抗真菌クリームで対処し、イーストが溜まりやすい部分は乾燥気味にしておく事によって3日ほどで改善しました。

授乳中に中々乳首を上手に口で挟めないようなので、授乳・母乳スペシャリストに掛かり、物理的な問題なのか、変な癖があるのかお聞きしました。アジア系の赤ん坊の口が小さい時があるので、物理的な問題ではあるのですが、病気ではないようです。小さめの乳首サイズのボトルを使っています。

夜はやはり辛いです。ワイフは仕事から6週間の休みが取れたので、ずっとケアーしていますが、2~3時間置きに授乳・ポンプ・おむつ変えがあるのできついです。疲れは蓄積されていくので寝れる時は昼でも朝でも寝るように指示されています。ポンプで母乳を取る事によって体重が減っていっているようなので、うれしいようです。

発育に関してはまだあまり周りの世界を認識していないようで、目をもっとぱっちり開けるようになりましたが、まだペットの感覚が強いです。夜・昼もあまり解らないので夜の睡眠時間を延ばすために必ず寝る前にお風呂に入れ、”寝る時間ですよ”と習慣をつけるアドバイスを受けました。

まだまだ子育てと言うよりも、”生かす事”がメインの仕事のようです。先週に写真撮影会があったのでここに載せます。アメリカではよくカメラマンを雇って写真撮影をします。










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2016年4月25日月曜日

4月2016年アメリカアトピー治療チームスタート!

4月チームの患者Aさんは日本の胃腸系内科医です。全身に重度のアトピーを患っており、お仕事も大変なようです。渡米前の治療法は脱保湿・ステロイドを一切使わず、サプリメントと抗ヒスタミン剤ぐらいしか使っていなかったようです。その結果滞在中にリバウンドコントロールをしなくて良いのですが、この”放置”状態を長期継続していると皮膚が紅皮症状態になり、これはあらゆる皮膚病が行き着くゴールのようなものです。乾癬・PRP・アトピー、さまざまな皮膚病がありますが、最終的に行き着く所が紅皮症(Erythroderma)の状態でまさしく火傷のレベルです。体温が調節出来なくなり、皮膚の質が葉巻の紙、もしくわ、しわになった和紙のような感じになります。これはごわごわ、分厚くなった皮膚の次のレベルです。

患者Bさんは公務員での事務職の方です。この治療プログラムに参加すると決めた後に自己判断でステロイド軟膏を*ゆっくりと止めていき、リバウンドを最小限に抑えれたようです。低温度のお風呂やスキンケアを自分でできる範囲で始め、その結果少し楽になり、こちらでスキンケアを行うのも上達が早い見込みです。ほぼ全身に症状が出ており、睡眠パターンも乱れており、一番心打たれたコメントが:”子供の頃、七夕のお札にアトピーが治る事、と書いた記憶がある”とおっしゃっておりました。

(*注意 - OMC、ドクターマセソン、AAJの治療プログラム、スキンケアやお薬は渡米中に行う事であり、自己判断で治療する場合、我々は一切責任を持ちません。長期間ステロイド使用されている方が急にお薬を止めるとリバウンド症状を起こす方がほとんどなので、主治医の指示に従い、相談して下さい)

かなり重症の方達ですが、理解力が強く、治りたいと言う意思が強いので良い結果になる見込みです。患者Bさんはアメリカが初めてなので、ポートランド生活を少し楽しんで、カルチャーの勉強にもなればと思っています。渡米治療で初めてアメリカに来る方も結構いますが、やはりアメリカ治療と言うだけあって、なんらかアメリカとコネクションを持っている方はアメリカの実態をもう少し理解しているので決断力が早いです。

アメリカだから良いと言う訳ではなく、どこの国でも良い治療とドクターがいれば、ヨーロッパでもアジアでも、どこでも良いのです。先進国の方が安全基準や滞在中の安心感などはあると思いますが、最終的に患者様が求めているのは病気を治し、長期間健康な状態を維持する事であれば何でも良いと思います。治療効果と実績があるプログラムだけ、我々は紹介しています。少し旅行気分でリラックスし、治療に専念できる場所で他に同じ病気を持っている人たちと語り合い、正しい知識と安全なお薬を使って、自分で病気をコントロールしていく事が最終的なゴールです。

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2016年4月18日月曜日

歯科治療とアトピー

とても珍しく、困難なケースが最近にありました。アトピー性皮膚炎を患っている方で様々な免疫疾患や女性ホルモンに敏感であったり、難しいケースの患者様です。とてもケアーが上手な方で、長く病気とバトルして来た方なのでとても慎重にトリガーや体に気を付けています。理解力も強いので、これもとても重要なポイントとなります。


(ドクタージョディー・ドットソン)

数年前に日本での歯科治療で悪化し、その後アメリカのSmiles Northwestのドクタードットソンに掛かり、安全な素材やセメント材を探し再治療しました。歯の素材やセメント材、接着剤などかなり色々な種類があるのですが、アトピーを患っているという事で安全だと言われている素材などを使う事にしました。

ジルコニアを使った詰め物とクラウン、ブリッジなどを使って、セメント材はグラスアイオノマーと言い、固まるとガラスに近い成分になります。接着剤やセメント材は固まる時に分子が”カップル”を作り出し、がちっとレゴのようにくっつきます。理論上では、この状態から”溶けだしたり”する事は無いはずです。日本で行った治療をすべて取り除き、これらの安全と思われる素材にすべて変えました。

帰国後、数か月の内に違和感を感じだし、アトピーも少しずつ悪化していきました。日本での歯科治療を行った悪化とはまた違うので、トリガーを特定させるのに難しいです(歯科から悪化なのであれば、同じような悪化の経路をたどるはずではないか?)。素材自体も陶器やガラスにアレルギー反応はほぼ無いはずだと、ドクタードットソンとドクターマセソンも言っていました。

患者本人は部分的にもトリガーの感覚が違うと言い、口の中に入っている素材はすべて同じなのでなぜ。。となっていました。




もう数か月経つ内に更に悪化が酷くなり、歯科治療の再渡米を覚悟しました。再渡米前にドクタードットソンも、歯からアトピーが悪化する可能性は少ない、使っている物質からアレルギー反応を起こした方、得に遅延型アレルギーは聞いた事も見たことも無いと言われました。ここで”患者の思い込み”とドクター達に思われると、治療が継続できないリスクも出てきます。

ドクター同士でかなり長いミーティングを事前に行いました。とてもユニークなケースで、お互いのドクター達も見たことのない事だったので一番重要がポイントに集中しました。

患者様の話を聞き、信用する事です(精神状態や理解力によって異なります)。

ドクターマセソンは、患者が自分の体を一番良く理解している、と言います。この方の場合はすでに正しい知識と治療をアメリカで行っていたので、ドクターマセソンも信頼していました。悪化のタイミングや患者様ご本人の感じ、以前詰め物や接着剤をすべて取り除いた後に皮膚が良くなった事など、すべて考えた上で、もう一度歯科治療を行う方針を取りました。

ドクタードットソンも、健康でとても高度な詰め物やクラウン、ブリッジも歯科的に問題が見られない物をすべて取り除く事に対してかなり躊躇していました。無理もありません。正し、ドクターマセソンの意見、患者本人からの意見なども聞き、すべて詰め物を取り除く事にし、クラウンとブリッジを残す事になりました。これも不思議な事でクラウンとブリッジの方が物質が多いにも関わらず反応が少ないようです。

ジルコニアとセメント材を取るのは結構難しい事でもあり、健康な歯も少し削る事になるので痛みや神経の根っこなどもリスクがあります。この方の場合は簡易の歯もつけれないので処置後は痛みや沁みる場合もあります。片側ずつ詰め物を取る事になり、まずは左側の詰め物を取り除きました。数日後には明らかな違いが分かり、私自身も皮膚の色が少し白くなったような感じが見られました。



1週間後に右側の詰め物を取り除き、更に皮膚の安定が見られました。すぐに帰国されたのでその後の回復が見られなかったですが、明らかに皮膚も白くなっており、気分や感じの違いも見られました。

取り除いた後にどうするかはまだ方針が出来ていないですが、色々なセメント材を試すしかありません。このケースはお互いのドクター達が初めて遭遇したものですが、ドクター同士の感性や理解、新しい方針などをチャレンジする気持ちから治療が成功しました。

感性、理解、チャレンジ意識、医療にとってとても重要な事です。

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2016年4月10日日曜日

4月7日2016年、私の子供が産まれました


すでにフェイスブックでお友達の方達は知っていると思いますが、4月7日2016年、朝11:44AMに私とリンジーの一人目の子供が産まれました。

体重は6ポンド12オンス、19インチの伸長で新生児グレードは”良い”と健康の診断を受けました。


リンジーもエピドラルの痛み止めを使い、無痛で産む事が出来ました。病院は、ポートランド・オレゴン、レガシー・グッドサンマリタン病院で、ドクターロアーが産婦人科の先生でした。




名前は: レミー・カイラ・高澤 (Remy Kaira Takazawa) になりました。アメリカでは漢字を作る必要が無いので、日本向けにカイラの漢字を考える事にしました。



流れは:
4月7日夜中1:30AMに陣痛を感じる
3:30AM ‐ 陣痛が酷くなり、期間が短くなる
5:30AM ‐ 病院へ行く準備をし出発する
6:00AM ‐ マタニティルームへ入り受診する
6:55AM ‐ 点滴・痛み止め(脊髄に入れるエピドラル麻酔)・心音・血圧などすべてセット、投与完了
9:00AM ‐ 痛みをコントロールし、麻酔を調節し陣痛を測る器具で様子を見る
11:24AM - 陣痛の波を見ながら力を入れて押す
11:44AM - 最後の押しで娘が誕生しました。即座にお母さんの胸の上に新生児を置き、生の皮膚と皮膚を合わせる。これを行うことによって母体の子宮を縮める効果もあり、赤ん坊にとってもとても良いそうです。
11:47AM - 胎盤を取りました。この部分がいわゆる今人気のあるプラセンタ注射の素ですね。



その後さまざまな検査を行いますが、一番重要なのがお母さんと新生児の皮膚と皮膚を常に合わせておくことのようです。英語でスキントゥスキンと言います。昔は新生児が産まれた後は少しお母さんに見せてそのまま別の部屋に連れて行かれるケースが多かったようです。

マタニティルームで新生児と一緒に二日間生活します。看護師から色々とケアーの仕方を教わり、その間に予防接種や黄疸の処置、検査など行います。産婦人科の先生も母体のチェックをしに来ます。




実はというと私は子供がとても苦手で、他の方達からは”自分の子は違うよ”と言われてきました。他の人の新生児を持ったりするのもとても嫌でしたが、自分の子は意外と大丈夫です。感じ的には、他の人の車を借りて運転するのと、自分の車の違いのような感じがします。

子育てというよりも、始めの2年間は生かす事でニュアンス的にはペットの用な感じがします。食べさして、寝て、遊んで、おむつ交換のリピートで、まだ人生の方向や宗教、倫理などまだまだ先なのであまり子育てと言う実感が無いです。確かにこの間でもしゃべってあげて、脳を活発にさせる事は重要だとお聞きしています。

私としては、今、レミーがこのように育って欲しいと思っても、私自身も10年後、12年後には変わっていると思います。ドクターが、”親も子供と共に育つので年頃になるとあなたたちももっと成長していますよ”と言われました。

これからが大変な時期になる見込みですが、さまざまなサポートを使って頑張ります。定期的にアメリカでの小児科の診察・予防接種など更新していきます。日本との違いを見れると思います。

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2016年3月15日火曜日

アトピーとステロイド恐怖心、医療に対する不満

アトピープログラムで一番良く聞かれるご質問が”ステロイド”に関してです。ステロイドと言ってもアナボリック、コルチコ、錠剤や点滴、塗り薬、筋肉注射などあらゆる形で投与法があります。

ステロイドが怖くなっていたり、医師に対して強いご不満を抱えている方がほとんどなので下記に最近の患者様から頂いたご質問をお答えしました。この方は渡米する前の患者様で、医療関係者の方です。医療の世界にいても、脱保湿や脱ステなどの事が書かれているので日本ではアトピーの病気に関して混乱と誤解がかなり強く感じます。

――――――――

始めまして、アメリカオフィスの高澤晃平と申します。現地でのサポート、通訳、教育など担当しております。この度はオレゴンメディカルコーディネーター、アトピー治療プログラムにご参加して頂き誠に有難う御座います。OMCチーム、AAJ,ドクターマセソン、ドクターベイカーと友に最善の治療を尽くします。

下記のご質問を頂きましたのでご説明致します:

質問させていただきたいのですが悪化原因は人それぞれ違うと思いますがそれがきちんと原因が同定できていない段階でショートバーストをすることはただの対症療法で中止にすればまた悪化するということを繰り返すことにはならないでしょうか? つまり結局ステロイドに依存し炎症を抑えているということにならないでしょうか?

⇒ステロイドは道具として治療の一部に使います。強度の炎症が出ている方達がほとんどなので、まずはコンピューターの再起動の用に炎症・感染を抑えます(筋肉注射でデクスメタゾン・トライアムシナロン投与によって、即効性と短期間効果があります)。その間にアレルギー検査(スクラッチ)で空気中アレルギーの原因を追跡します。その検査結果により、アレルギーボトルを作り、イミュノセラピーを始めます。生活環境、患者特有のトリガー、スキンケア、汗の対処、仕事場でのトリガー、これらを滞在中に教育が始まります。落ち着いた皮膚を保つためには悪化の要因を省き、安全な商品でスキンケアを継続し、感染予防の指示を頂き、アレルギーイミュノセラピーを継続していきます。もしトリガーなどが特定できず、炎症が起こってしまうとまずは、トライアムシノロン軟膏(レベル中)もしくわハイドロコーチゾン軟膏で炎症を抑え、なぜ炎症が起こったのか追跡します。空気中のアレルギー?接触性?洗濯方法?などさまざまな要素があります。それでも特定できず皮膚の炎症が治まらない場合はショートバーストをレスキューとして使う場合もあります。大半の患者様は帰国した後、ショートバーストは行いません。1年に1回(春だけ)しか使わない方もおられます。難化する方(我々の患者数5%)達がレスキューとしてショートバーストの回数が多い方もおられます。統計上、長期間のステロイド軟膏(5年+、毎日)を使用していた方達が皮膚安定するまでの期間が長くなる方もおられます。滞在中にスキンケアが下手な方も苦戦するケースも見た事あります。ステロイド=レスキューであり、ステロイドを使う事だけが治療ではありません。スキンケア・トリガー削除・感染予防などが炎症を起こさせないために使うツールとなります。炎症が出てしまった以上は道具を使う事になります。

もう一つはショートバーストは結構な内服のステロイド量みたいですがなぜそれくらいの高用量が必要なのか? ほんの5㎎か10㎎でも内服では十分炎症を抑える作用あるようにも思いますがどうでしょうか?

⇒ドクターマセソンの経験上、少量のステロイドを長期に使うよりも多くの量を短期間に使う方がずっと安全だとおっしゃっています。我々も一般的な日本のアトピー治療を問診票などで沢山読んできているので、長期間に渡って少量の内服ステロイドを使ったり、外用剤を長期間塗布する事によってリバウンド症状を経験されている方が多いように診られます。少量の内服ですと炎症を抑える程の効力も無く、副腎機能が衰えて行きしまいには停止した状態で急にお薬を止める(脱ステ)事によってかなり悲惨な目にあっているのを良く聞きます。辞めるのが怖くなり、そのまま永久的に継続するケースも見ます。最近になり、少量の内服ステロイドを長期に処方されている方達が増えており、内科的な問題で危険な状態になっている方がいます。短期間で多くの量を使って治療すると危険な副作用がありません(白内障・骨粗しょう症・付け根の痛み・副腎機能停止など)。外用剤も同じく、我々の指示では長期間に渡って使用しなさい、と言う指示は絶対ありません。トライアムシノロンやハイドロコーチゾンの浸透性レベルではリバウンドは絶対に起こりません。ショートバーストも12日以上の期間が必要な限りでは超えず、必ず内服の間は休む期間を作ります。


私自身現在は脱ステロイド脱保湿 治療をしておりステロイドに対してかなり恐怖心があります。アメリカでの治療は納得し決意させていただきましたが その後じっくり考えれば考えるほど 不安が出てくることがあります。実際 アメリカ治療で患者さんのそばで治療のお手伝いをしている高沢さんの視点からどのようにお考えかわかる範囲で教えていただければと思います。何卒よろしくお願い申し上げます。

⇒不安になるお気持ちはこちらでも良く理解しております。母の代から25年ほど日本特有のアトピー患者を500名以上治療して来ているので、ありとあらゆるパターンを見てきました。ドクターマセソンは全米でもトップの皮膚科医であり、本来は新規患者も受け付けていないですが日本の患者は我々の繋がりと信頼、後日本のカルチャーが個人的に大好きな事から治療をされております。困難なケースがほとんどなのでチャレンジでもあります。ステロイドはプロが使うと安全に治療の一部として使える道具なので、得にドクターマセソンは内科の知識も強いのでお薬を使いこなす技術はとても高度です。得に訴訟問題などが多い国なので、リバウンドを出させるような治療法はこちらでは出来ません。ステロイドは治療の道具の一つであり、それも一番重要な部分ではありません。正しい知識、トリガー削除、感染予防、スキンケア、イミュノセラピーなどが長期間皮膚の安定に繋がります。ほとんどのアトピーは乾癬とは異なり、お薬だけで抑える病気では無いのでその点、一生お薬を使う訳では無く必要な時だけに使う事になります。ドクターマセソンの治療からリバウンドを起こした方はまだお一人もおられません。

お薬・知識・アレルギー・スキンケア、すべて同じレベルに重要なので一つの部分に集中しない事もとても重要です。

とても良いご質問有難う御座います。今後も何か思いつく事があれば、躊躇なくご連絡下さい。
――――――――――

とても良いご質問であり、一番ポピュラーなトピックスでもあります。”お薬”がすべて敵であり、”自然”、ナチュラルな物が一番だと信じている人も多いと思います。確かにオーガニックの野菜やヨガ、薬草などは健康面にとって良い物もあると思いますが、病気を治すのには手術やお薬、放射能治療や適格な検査結果などが治療成功に繋がります。体に害を加える物や不明な物(プラセンタ注射、瀉血など)は悪影響がどこまであるのか臨床研究が無いのでお進めできません。

すべての道が閉ざされている方達にアメリカで治療すると言うオプションを提供しているので、ドクターマセソンが新たな希望を作ってくれます。難化されている方達にあらゆる方法を検討して、個人的にあった治療を探す事によってとても高い治療成功率をキープする事が出来ています。

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2016年3月9日水曜日

4月半ば頃、お父さんになります。


私のワイフが34週目妊娠中です。中国人・東ヨーロッパハーフと私は純日本人(多分?)なので1/4中国、1/4白人、1/2ジャパニーズの子供になります。性別は女の子と判りました。

アメリカでは、子供が生まれる前に”ベビーシャワー”と言う祝い事、パーティーがあります。これは親戚・お友達が新生児を育てるための器具や洋服、オムツなどをプレゼントするイベントです。生まれる前の子用の誕生日パーティ見たいな感じです。女の子が産まれると言う場合はやはりピンク色のテーマになり、日本人からするとすごい体に悪そうな色のカップケーキやお菓子が出てきます。



ベビールームは動物テーマにしていたので、それ系の物も飾りとして使いました。



流れとしては:
人が集まりだす
軽食がビュッフェ形式で自由に食べ始める
ビール・フルーツパンチにシャンパンなど入れて飲む
しょうもないゲームをする(糸の長さを自分で決めて切、妊婦さんのお腹の大きさとぴったりの長さの糸を狙う)(手を使わずに男性が哺乳瓶からミルクを一番早く飲む競争)
メインイベントは、みんなからのカードやプレゼントを一つ一つ開ける。この時に可愛い服のコメントや、”あー、それ絶対いるー””それ超便利ー”とかが多発する。
写真をいっぱい撮って、終わり。


(ものすごい数のプレゼントです。心から感謝しております)

2月チームの患者様も日本ではベビーシャワーはほとんど行わない(セレブとか)とおっしゃっていたので、喜んでご参加して頂けました。わざわざプレゼントまで買って頂いて、感謝しております。ここからのコメントは渡米治療を行った方しか判らないかも知れませんが、このチームが初めてアレルギーラッシュの予約時(5時間とても長いアレルギー治療の予約)にお昼ご飯のお弁当を私の分まで作ってくれました!少し感動でした。とても日本風で、ハンカチの用な物でくくられており、日本のアニメとかに出て来るようなプレゼンテーションだったので私にとっては珍しい光景で嬉しかったです。各自治療チームには、忘れれない”特徴”の用な物があるので、2016年2月チームは”お弁当、ベビーシャワーでプレゼントを買ってくれた”とても経過の良い、いい人達チームとして一生忘れません。当然良い特徴ばかりでは無く、他の意味で一生忘れれないと言うチームも稀にありますが。。(お風呂場を破壊されたり、一緒に海へ行った時に強制的観光詐欺の疑いをされたり、アレルギー注射中に”僕狂っちゃう”とか言って訴える脅迫をされたり)

今回の投稿は海外医療では無かったですが、アメリカカルチャーの事も重要だと思いました。明るく、オープンな姿勢はアメリカの隅々まで行き渡ります。病院やクリニックでも、”あまり病院っぽく無い”と言う方も多いです。ポップス系の音楽が流れていたり、カーペット、看護師も全員白ではなく、デザインの入った可愛い白衣や制服であったり、病院の怖いイメージが少ないです。



シリアスな場は当然重要ですが、患者様を落ち着かせる事を重視しています。感性・視点・カルチャーの違いですね。さすがにハロウィンの日に魔女のコスチュームをした看護師さんに注射を打って貰った時の患者様はカルチャーショックが強すぎたかも知れません。

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2016年3月3日木曜日

アメリカ治療、オンライン無料コンサルティング・チャットワーク

我々はチャットワークと言うウエブサイトを使って治療後の患者様と連絡を取ったり、情報交換をしています。同じ病気を持っている方達がサポートグループとして、あらゆる情報交換が出来るのと、医療サイドは新しい情報やアドバイスなど全員に告知するツールとしてはとても良いです。ファイルもアップロードし、みんながダウンロードできるシステムもあり、ビデオチャットや個人チャット、Eメールよりも整理されていて、ごちゃごちゃしなくなります。国際Eメールの互換性などもあり、メールが届かなかったり、添付ファイルが大きすぎて受信できない事など、Eメールの技術にも限度が見えて来ています(日本ではLineが主流だと聞きます)。

比較的新しいシステムだったのでテスト期間として2年ほど使いました。このシステムは医療にも使えると確信しました。チャットルームは招待のみなので、掲示板のようにパブリックではありません。但し無料で誰でも加入出来ます。

これからこのシステムを新規の方達にも活用したいと思っています。医療サイドへのご質問や治療に関する具体的な事なども色々ディスカッション出来ます。

ネックとしては、新たに加入する事が面倒な事と、又これもフェイスブック・ツイッターのように”チェック”しなければいけない物の追加となるので、すでにソシアルメディアを沢山持っている方にはめんどくさいかも知れません。

www.chatwork.com で無料で加入した後は Kohei Takazawaで連絡先リストに追加して頂けると、新規患者質問ルームにご招待致します。テスト期間として行うので、チャットルームのルールなども更新していきます。このルーム内で診察・お薬処方などは出来ません。

病気に関する質問など、私が各自のスペシャリストドクター達に聞いたりする事も出来ます。我々の講演会プレゼンテーションのパワーポイントもご自由にダウンロード出来ます。

渡米治療を終えた方達だけのサポートでは無く、これからアメリカの治療へ行く前や悩んでいる方達にとってもメリットがある使い方を始めたいと思っております。

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2016年2月26日金曜日

PM2.5はアトピーに影響がある?


アメリカでは全然聞かない名前ですが、日本の方からPM2.5と言う汚染物質が中国から風に乗り、日本へ上陸していると聞きます。西方面に住んでいる方達が2月から4月当たりに一番影響されるようです。これは日本・中国周辺のトリガーとなりますね。特定の季節だけで、空気中からの接触から悪化すると言うのは空気中アレルギートリガーと似ています。

残念ながら化学物質からのトリガーなどはイミュノセラピーの用な治療法はありません。”刺激物”と言う部類のトリガーは、ほとんどの人が反応を起こす物であり、接触の回数や量によって悪化は異なります(例え:洗剤・クリーナーなど)。花粉やダニ、カビなどはタンパク質があるので、アレルギー治療によって減感されていきますが、刺激物は今の技術では無理です(接触性アレルギー、食べ物アレルギーも今は公認された治療法は無い)。

そうなると、空気中の物は避けれないので季節だけ免疫抑制剤などを使う事が効果的になります。

現状では数名の方がPM2.5からアトピーが悪化しているので、空気汚染が我々の患者様にまで影響されて来ました。これから中国が排ガス規制などを真剣に検討してないともっと悪化する恐れがあるので、短期間の免疫抑制剤投与プランを構成しています。

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2016年2月21日日曜日

アメリカ治療プログラムの始まりは?

患者様から良く聞かれます。どのようにしてスペシャリストと出会ったのか?何がきっかけにこのプログラムが始まったのか?

80年代後半・90年代初期、日本は留学・海外出張ブームでした。我々も日本の留学生を数名ホームステイしていました。SonyやToshibaなどの企業もポートランドに来ていました。その流れで日本人が少し増え、インターナショナル学校もその方達のお子様用に出来て私もそこへ通っていました。そのおかげで日本語をキープ出来ています。

留学生の子で、ピアニストを目指している方がおられアメリカの音楽学校に通っていました。我々の家でホームステイしていたので家族の用に過ごしていました。この方はアトピー性皮膚炎を患っている方で、我々も病気の事や日本のアトピー問題などは無知の世界でした。この時代はまだインターネットも無かったので本からの情報が盛んでした。”温泉とアトピー治療”とか言う本を良く見たのを私も覚えています。

色々とお話しを聞いて、日本ではアトピーが全然治らないと言い、”一緒に暮らしていくしか無い、治らない病気”と言われていたので、本人もギブアップ状態でした。

せっかくアメリカに来たので、セカンドオピニオン的な目的で一度アメリカの病院で診て貰ったら?と軽い気持ちで、タウンページの用な物で皮膚科を探しました。そこがたまたまドクターマセソンのオフィスであったのです。25年前は新しい患者を受けて付けていたので、初めて会った時でも初診を受けれました。

留学中にどんどん綺麗になり、嘘でしょ、な感じで良くなっていったようです。当然我々も日本の現状など全然知らなかったので、温泉治療や誤ったステロイド軟膏治療、食事療法など、色々と教えてくれました。そう考えると、インターネット情報の時代になっても25年前からアトピー治療にはあまり進歩が無いかも知れません。まだ人気あるのは食事療法と温泉、漢方、瀉血、問診票で一番良く見ます。

その後、口コミでその子のお友達や親戚などが来ました。みんな同じリアクションで、なんじゃこりゃ、嘘でしょ、と良くなり、今となれば20代の方達だったのが40半ば・50代になって結婚・子供も出来て、充実した人生を送っています。

始まりがアトピー治療だったので、一番経験も長く、ドクターマセソンともお付き合いが長いのでとてもスムーズに進行しています。ありとあらゆるアトピーのパターンを診て来ているので、治療成功には自信を持っています。新しい治療法を取り入れたり、患者の個人差によって治療アプローチを変えて行く事が治療に対する進歩だと信じています。

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2016年2月17日水曜日

アメリカアトピー治療、2月チームの経過

第2週目に突入しました。スキンケアも上手になって来ており、そろそろポートランドの観光が始まって来ています。時差ぼけも無くなり、睡眠が取れるようになり体力も回復して来ているのでエネルギー発散にとても良いです。色々な事を行う事により、あらゆるトリガーと接触したり汗を掻いたりなど、練習にはとても重要です。

3名の中、2名はリバウンド症状があったので、こちらでコントロールする事になりました。リバウンドと言っても、一人の方はロコイドからの”後遺症”であり、正式なリバウンドとは言いません。副腎機能低下や停止では無く、ロコイドを塗っていた場所が赤くほてり、痒くなるのを良く見ます。全身リバウンドで浮腫みや浸出液が出るタイプでは無く、塗っていた場所だけがロコイドを止めると赤く火照るようです。

もう一人の方はリバウンド特有の症状で、全身が熱く、痒いと言うよりも不快感や痛み、腫れなどの症状が出たのでコントロールが必要になりました。毎日浸透度の強いステロイド軟膏を同じ場所に使っていなくても、体の他の部分に毎日使っていると最終的は体の中へ浸透するので、副腎に察知されると毎日使っている事になります。お薬の使い方や正しいケアーの教育を日本でされていなかったので、患者本人では判らなかった事です。”同じ場所に毎日塗っては危険”と言う所までは知っていたようです。

アレルギーイミュノセラピーも第一回目を無事終了し、今週に2回目のラッシュでアレルギー治療を日本で継続する事が出来ます。丁度帰国時が日本の花粉シーズン真っ只中なので早くアレルギー注射が効いてくれる事を願っています。

アレルギーの対処は3つの防御を作ります:

削除法 - これはアレルギースクラッチ検査結果により異なりますが、ダニ防止シーツや空気清浄器、エアコンフィルター掃除(業者に掃除して貰う必要もある場合があります)、畳の上に寝ない事、乾燥機を使って外で拭くを干さない事(外のアレルゲンが濡れた衣類に沢山付くので)などが基本です。

抗ヒスタミン剤 - アメリカではこのお薬はもう20年近くは処方がいらなくなり、長期安全性データなども出ているので、妊娠している女性でも使えるクラスBのお薬となっています。抗ヒスタミン剤は症状が出てから使う物では無く”鎧”のように使う、予防性のお薬です。一度体内に出てしまったヒスタミンを止める事は出来ませんが、ヒスタミンを出させないようにするブロックです。花粉シーズン前から使い始める事によって一番効果が発揮します。使っていてあまり効果が実感できないのは、症状を抑える効果と言うよりも、次に接触するアレルゲンから体を守ってくれます。今はアメリカのコストコでカークランド銘柄のジェネリックですと365錠入りのボトルが$12.00で売っています。日本で国民保健利用で購入するぐらい安いかも知れません。

イミュノセラピー - アレルギー治療を行う事により、100%防ぎきれない空気中アレルギーから体を守ります。免疫を”鈍感”にさせるために行うので、過敏になっているアトピー性の免疫にとても効果があります。2週間に1回注射を打つのが少し面倒な所がネックです。アレルギーの数が少ない方は舌下もありますが、とても少ない数でしか治療が出来ません。今の技術では接触性と食べ物アレルギーの治療法は医学的には存在しません。

日本へ帰国後が本当の治療の始まりなので、あらゆる対処を行い、安定した肌を長く継続する事をゴールとしています。一人一人、アトピーはかなりの個人差があるので、特有なトリガーを追究する事が重要になります。生活環境からお仕事の内容など、すべて見て行きます。”アトピーの方全員が良くなる特効薬”があればとても楽ですね。今の技術ではアトピーの因子を基で止める生物薬しかないですが、まだ市場には出ていません。アメリカでは2018年ぐらいが見込みなのでとても楽しみです。日本の製薬会社もアトピー用生物薬研究がPhase2に入ったので、競争が始まりましたね。これだけ製薬会社が莫大な金額を出して研究を始めていると言う事はニーズを理解して来ていると思っています。アトピーで苦しんでいる方達の声がやっと医学の世界に届いて来ているかも知れません。

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2016年2月10日水曜日

アトピーセミナー、2月13日(土)2016年

我々のアライアンス、アトピーアソシエイションジャパンが東京でアトピーセミナーを行います。これで第17回目になるようです!

詳しい情報はここのリンクに書かれています:
アトピーセミナー2月13日2016年

さまざまな疑問や不安点、アメリカの治療の情報に関する事や渡米治療を終えた方達とお会いする機会があります。あまりにも綺麗になっている方達はサクラのように見えるかも知れません。

私も出来ればお時間が合うとビデオSKYPE出演致します。

まだ少し手こずっている方達なども参加して頂けると現実味があると思います。現に、2月グループの一人の方も、去年の講演会で少しまだ手こずっている患者とお話しをして、この治療は科学的根拠がある物だと信用したようです。ぴかぴか、すべすべの方達だけを呼んでも、それはちょっとずるいですよね。

渡米治療に決心出来なくても、アトピーに関するとても良い情報が得られると思います。日本で出来る事を初めて、それから渡米する人も多いです。

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2016年2月4日木曜日

2月渡米アトピーチーム、治療スタート!

ようやく、2月2016年チームのアトピー治療チームがスタートしました。女性メンバー3人で、30代と40代の方達です。初診とアレルギー検査が終わってから、体が楽になるのでケアホームで寝まくってます(多分12時間以上)。これだけ長く寝れたのは何年ぶりでしょうか。様子を見に行っても、ケアホームがしーん。。としてします。始めの1週間は取り返す用に寝る事が多いです。睡眠を取る事はドクターマセソンの指示でもあります。

患者A
現役看護師、医療関係者の方達は理解力が強いタイプが多いので治療参加前に11月の講演会に出席して頂き、”医療的根拠があるので渡米を決めた”とすぐに決心しました。医療の知識があるため、あまり民間療法や化学的根拠が無い物には手を出しませんが、ステロイド軟膏だけでは中々安定せず、看護師のお仕事は手にかなり負担が掛かるのでずっと悪化していたようです。アレルギースクラッチ検査でも結構反応が多く、顔や首の炎症が空気中からの悪化、手は子育てと看護のお仕事による影響や、白衣などからの悪化などをこれから工夫していかなればなりません。皮膚に感染も診られます。

患者B
手の平と足の裏、鼻のてっぺん以外はすべて強度の炎症が出ています。炎症が出ていない皮膚が見当たらないため、スクラッチテストが出来ない方でした。血液検査でアレルギーを探す事になりました。去年に渡米治療された方のお友達のようです。有名な温泉療法なども通ったり(ここで以前渡米した方とお知り合いになったようです)していたようです。一番重要なポイントは、長期間内服ステロイドを使っていた事です。こういうケースをもっと見るようになってきました。少量の内服ステロイドを1年以上使用していたにも関わらず、炎症を全然抑えれていないので、何のために。。となっていました。長期間内服ステロイドの副作用はとても深刻なので、ドクターマセソンが慎重に内服から離脱出来るように数ヶ月のプランを作ります。その間に皮膚を改善させ、正しいケアの教育をしていきます。PMLE(日光アレルギー)の可能性あり、皮膚に感染も診られます。

患者C
免疫疾患がとても多い方。一見あまり炎症が出ていないように見えますが、顔と首以外は体に炎症が出ています。長期間ステロイド軟膏で抑えているので、爆発的には炎症が出ていないですが、リバウンドを起こすリスクがあるので、リバウンドコントロールが必要になる可能性があります。さまざまなお薬アレルギー、食べ物アレルギーと接触性アレルギー(主に金属)を持っています。セファム系の抗生物質にアレルギーを持っているので、シプロの方を使う事にしました。幸い抗生物質は種類が沢山あるので多少お薬アレルギーを持っていても心配はありません。皮膚の感染有り。

このように、アトピーの治療はかなり個性があるので、これらの方達全員に”これを食べると治るよ”や、”すべてに効く温泉”などが難しい事が判ります。全員一致している所が感染率です。私の経験上では、日本からのアトピー患者はステロイドなどは渡されていますが、感染の対処が一人もされていないので、100%の感染率になっています。問診票に他の病気で抗生物質を使った時にアトピーが少し落ち着いたと書いてある方も少なくありません。当然バクテリアだけが治療のすべてではありませんが、感染を起こしているといくらステロイドを使っても治まりません。

5兆円と10年以上掛けて開発するアトピー新約のドゥプリマブでさえ全員のアトピー患者には効かないかも知れないので、魔法の温泉や薬草などが全員のアトピーに効くと言う可能性が少ないかも知れませんね。

医療に100%は存在しないですが、2月チームの患者様達に最善の治療を尽くし、快適に、楽しく過ごせるようにするのが我々の役目です。

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