OMC

2017年1月30日月曜日

アレルギーとアトピー、両方の治療

アメリカ治療プログラムのメリットとしては、アレルギーをイミュノセラピーで治療する事も大きな点の一つです。これはドクターベイカーと言うアレルギー・喘息専門医がドクターマセソンと共同に改良した日本の患者様独自のプログラムです(現地の人にも使えるようになり、アメリカ人も受けれるようになりました)。

空気中アレルギーから反応を起こす物だけが今の医学では治療が可能になっています。接触性(金属やゴム)や食べ物アレルギーの治療はまだ臨床研究が少ないため、良い治療法は残念ながらまだありません。

アトピーを患っている方でアレルギー治療を行いたいと思っても99%の場合、ダメだと言われます。それは当然の事であって、昔はアトピー性皮膚炎を患っている方にはアレルギーイミュノセラピーは行わえないと書かれていました。徐々に学会などで、イミュノセラピーとアトピー性皮膚炎の関連性が出てきましたが、大半の方にはまだ知識が行き渡っていないようです。

アレルギーボトルの量を上手に調節しなければ確かにアトピーの方には悪影響する時もあります。そのため、濃度を薄くし、アトピーの方でも安全に打てるように改良し、濃度を上げて行くRUSHと言う治療法も通常よりもっと早く濃度を上げ、悪化する反応を下げる方法です。

アトピー+アレルギー治療を初めて10年以上になりますが、多くの方達が安全に継続出来ており、花粉症・喘息の症状にも効くのでとても有益な治療となりました。

アレルギーを測るための血液検査はだいぶ少なくなり、スクラッチ検査の方が皮膚に反応が現れるので”証拠が皮膚にある”と言う理論で一般化されています。確かにスクラッチ検査の方が手間もあるので、病院側とすれば血液検査の方が簡単です。

舌下治療も子供などには良いですが、ボトルに入れれるアレルゲンの数が限られており、(1ボトルに付き1種類)大体のアトピー患者はアレルギーを沢山持っている方が多く、1~3種類のアレルゲンでは全然足りません。

アレルギーもアトピーの要因の一つにしか過ぎませんが、とても重要な部分です。バクテリア感染予防・治療、アレルギー、スキンケア、お薬、正しい知識、トリガー削除、すべてが上手くいって治療が成功します。一度皮膚が安定してくると、だいぶ丈夫になっていき中々炎症が起こりにくくなるのでケアが楽になっていく事が多いようです。

魔法のサプリメントや特効薬はなく、小さな物から対処していく事により治療の成功に繋がります。経験上、これらを上手にこなす方ほど回復のスピードも速く、長期の安定に繋がります。


2017年1月20日金曜日

子供専用、ベビーアトピー・アカデミー

今年のプロジェクトで、ドクターマセソン公認の子供専用のケアプログラムを日本で開催する事になりました。

これはOMCのチームが日本で親子へのケア指導とOMCケア製品(洗濯洗剤・保湿剤レベル1・レベル2・クレンザー・シャンプー)で成人アトピー化する前に病気をコントロールするプログラムです。

子供の場合、あまりお薬とか使わずにでも的確なケアと正しい商品、トリガーの知識と病気に対する学習によってアトピーをコントロールできる場合が多いです。アトピー歴も短く、強いステロイドなどもまだ長期に使い始めていない子が多く、難化する前に人生の路線を変える事により、成人アトピーの発症率をかなり下げる事が出来ます。これは学会でも発表されているデータであります(正しいケアだけで成人アトピー化する確率を50%下げれる)。

表皮水分損失(TEWL)からアトピー性皮膚炎と診断され、そのまま正しいケアも教えられず、塗り薬を処方され、塗っては良くなり、止めると悪化の繰り返しの中、民間療法や漢方の方向へ行く方の話を良く聞きます。その間、お子様は痒くて夜は寝付けず、親も重度のストレスからパニック、どんどん悪循環していくようです。

0歳~3歳の間に的確なケアをスタートし、アトピーが軽症でもここからすべて始まります。確かに、将来的にはドゥプリマブと言う素晴らしい武器が公認され、15年ほど経てば値崩れする予想になっていますが、国民保険ではアトピーが重症の方しか処方されない見込みです(コストの問題で)。

今年の5月頃を予定して、現在プログラムを構成中です。東京で親子へのコンサルティング・ケア指導、ケア用品の使い方、トリガーの探し方で大半のお子様たちが楽になると想定されております。

テスト期間で数人のアトピーを患っているお子様(0歳~3歳ぐらい)にこのケアを始めましたが、今の所、お薬を使わずにでもアトピーをコントロールできるようになり、親の方もかなりストレスが軽減されました。夫婦喧嘩の原因にもなっているようで(片側は日本の皮膚科に言われたままステロイドを使い、片側はステロイドは嫌で塩で擦ったり、民間療法派などで別れるようです)意見が違い、子供は良くならないまま途方に暮れている方も少なくないと思います。

東京でのプログラムが出来次第、日程や費用、場所など告知致します。

お子様のアトピーで悩んでいる方達へ、ドクターマセソンの治療とOMCの25年間の経験と新ケア用品すべてを日本へもっていく事により、正しい方針で治療を行うと必ず希望はあります。お互い、チームワークでアトピーをコントロールしていきたいと思います。

これが、ドクターマセソンズ・ベビーアトピー・アカデミーです。
ご問い合わせは:oregonmedicalllc@gmail.com でお願いします。まだご予約はオープンされておりませんが、ご質問などのご対応を致します。

2017年1月13日金曜日

アトピーって結局何が原因なの?

と言う質問を最近受けました。一番ストレートな答えは:
現在の医学で解明されているアトピー性皮膚炎の原因は遺伝性のある病気で、免疫疾患+不完全な皮膚のバリアです。

(黄色い丸が免疫疾患、赤い丸が不完全な皮膚のバリア)

免疫疾患には、現在研究者・製薬会社が開発中の生物薬が制御するインターロイキンは:
IL4とIL13 です。IL31もチュウガイ製薬が開発中ですが、痒みを止めるだけの用でアメリカではあまりまだ高く評価されていません。


これでアトピー性皮膚炎の原因は判りました。では治療法は?

免疫を制御するのには免疫抑制剤(ステロイド・サイクロスポリンなど)、生物薬(ドゥプリマブ IL4 + IL 13、ネモリズマブ IL31など)が現在の医学では一番効果があります。どれも症状や使い道によって異なります。

不完全な皮膚のバリアを対処するのにはスキンケア、トリガー削除、感染予防などになります。これは我々が25年前からずっと言っていた事です。

上記の情報はドクターマセソンが独自で考えた物でもなく、我々の理論でもありません。これは研究者や製薬会社からの臨床研究などが何十年も行われた結果です。病気を解明してからそれに対するお薬が開発されます。あてずっぽうにはお薬の開発は出来ません。

両方の疾患(免疫+皮膚のバリア)を治療しないと、どっちかがお互い悪化させるので中々上手くいきません。

生物薬は他の病気でも多く使われており、副作用が少なく効果がとても良いのがメリットです。デメリットはコストがとても高い事ですが、これも15年ぐらいすればジェネリックの会社が開発を始めれます。その時点で値崩れするので買いやすくなります。

次のアメリカアトピー治療プログラムは:
2月6日スタートです。治療のお問い合わせは:

です。ドクターマセソン、ドクターベイカー、OMCチーム、AAJ、全員でアトピー治療の成功に繋がるようにサポート致します。

治療の正しい道を見つけれる事を心から願っております。

2017年1月9日月曜日

12月チーム、アトピー治療経過

12月チームの方達はクリスマスとお正月を一緒に迎える事になりました。お一人の方は旦那様が数日間、お正月をご一緒されました。大雪の日だったり、晴れが続いたりしてスキンケアのチャレンジになりました。練習にはとても良い気候です。


患者A
過去30年に渡ってさまざまなステロイド軟こうを全身に塗っていました。お薬の種類がとても多かったので、Excelのスプレッドシート2ページにもなりました。日本で存在する塗り薬はすべて使っていたような感じです。ドクターマセソンから、これほどステロイドを使っていると止めた時のリバウンドリスクが高いので、対処しなければいけないと指摘されました。なんと、驚きの事、すべてステロイド軟こうをSTOPしてもリバウンドが出ませんでした!1年ほど使った方でもリバウンドはほぼ出るのですが、運が良いタイプなのか、もしくは渡されていたお薬が独自の調合などもあり、保湿剤と混ざっていると強さが弱くなっていた可能性もあります。理由はともかく、リバウンドが出なかったのはとても良いニュースでした。

スキンケアも上手で、指示通りこなしてくれる理解力の強い患者様です。生まれて初めてと言っていいぐらい、皮膚の性質が変わり、旦那様が数日間滞在している間にカメラマンを雇って写真撮影も行いました。結婚式でもあまり良い写真が撮れなかったようなので、撮り直しのような感じで喜んでいました。

ニット帽から額と首横がかゆくなり、トリガー探しの勉強にもなりました。モルトノーマの滝を登った時にかぶっていたため、素材と汗からトリガーになっていました。現在は滞在を楽しみ、だいぶ生活に慣れているようです。渡米時と今の雰囲気が全然違います。


患者B
渡米時にはお薬をまったく使っておらず、放置状態でした。過去の治療はステロイド軟こう、漢方薬、温泉療法と初めて聞くアーク光線治療を行っていました。実態は良く判りませんが、光を当てて病気を治す、紫外線治療系に聞こえます。幼児の頃にアトピーと診断され、思春期になってから顔から悪化するタイプで、この過去歴は良く聞きます(子供の間は肘・膝裏で、思春期から顔にボンと出る)。顔・首の炎症は空気中アレルギーから悪化するケースがほとんどで、12歳ぐらいからアレルギー体質になる方が多いです。スクラッチ検査でアレルギーを見ると原因が明確になってきます。

すっぴんの状態で治療をスタートしたので、リバウンドのリスクなども無く、ステロイドからの2次的な変化も診られず(独特の紫・グレー色、色素沈着、皮膚の薄み、皮膚が過剰に敏感など)、とてもスムーズな経過でした。クラシックタイプとも言え、ひと昔前の患者様はまだあまりステロイド軟こうとかも使っておらず、温泉療法や漢方だけも多かったです。お薬からの副作用を治療する必要がないため、経過がとてもスムーズでした。

スキンケアがとても上手で、一番ひどかった顔も皮脂が戻り、ニキビが少し出来るぐらいになったので保湿のレベルを下げる事になりました。ドクターマセソンから、外出して色々皮膚をチャレンジしなさいと指示されたので、ポートランドの生活を楽しんでいます。この時期になると、スキンケアの重要性も理解し、治療に対する知識も豊富になるので我々も安心します。


とても良いチームで、ケアも上手なので本当に感謝しております。将来的にも良い状態を保ち、もっと綺麗になっていく事が期待されます。アメリカでの治療は第一歩なので、日本に帰国してから環境を整えて行き、ドクターマセソンの指示通りこなしていく事が長期の治療成功に繋がります。

2017年1月3日火曜日

明けましておめでとうございます!

今までの患者様やこれから新規の方達へ、今年もよろしくお願いします。


2017年の大きな課題とゴールは:
人工授精セミナー、OHSU不妊治療スペシャリスト・ドクターリーの講演会、4月末、5月始めの予定
癌治療コンサルティング、全米での治験やアメリカでトップの癌治療を探し、現在の医学で可能な最先端の検査方法と治療
アトピー性皮膚炎、皮膚科スペシャリスト・ドクターマセソン、ドゥプリマブ公認後の最新アトピー治療プログラム
アトピー性皮膚炎、OMCご家族とお子様向けの日本治療プログラム(4月~10月)
新商品開発:洗濯洗剤、保湿剤(レベル1、レベル2)、シャンプー、クレンザー、日焼け止め、スキンケアセットの製造。”ドクターマセソン”ブランド名、共同でアトピー性皮膚炎の方達が安全に使える商品の開発・製造
2018年(春?)1月~3月、ハワイアトピー治療プログラムの構成

2017年は新しい年、新しい希望を持って、みんなで良い年を作れるように願っております。


2016年12月24日土曜日

アメリカで治療を行うための準備

ケアホームやゲストハウスなど、アメリカでの治療を行う場合に生活するたもの準備するために最近色々と患者様からアドバイスを受けました。

始めて渡米される方も多いので、ポートランドで治療期間中快適に生活するのには:
                                    

11月~3月の服装
この季節は雨が多いので、ブーツなど
雪が降る時もあるので防水スプレーと雪でもOKな靴やブーツ(2月からは雪の可能性はほぼゼロ)
ホッカイロ

皮膚が回復してくると、炎症をおこしていた皮膚がぼろぼろ剥けるので両面テープのコロコロ

スキンケアを行うと髪の毛がべたべたするので、ヘアーバンドやカチューシャ

Wi-Fi機能が付いているタブレット・スマホなど

20分間のお風呂中に携帯電話を使うならジップロック袋

洗濯用ネット

ガムテープ

食べ物:
日本茶
梅干し・海苔・ごま塩
米(カルフォルニア米は現地で調達可能)
味噌汁
ドレッシング(アメリカの物は濃い)
クックドゥ系のレトルト

胃薬、頭痛薬や便秘薬は現地でも調達可能だが、種類が判りにくい時もあり、持って行くと安心

フィットネスセンターを利用する場合は、運動服
夏にプールを使う場合は水着
部屋履き用スリッパ

オレゴンは水道水を飲めますが、体が合わない人もいるのでボトルの水を初日に購入する
                                         

これらは今まで渡米してきた方達からのアドバイスでした。




2016年12月10日土曜日

アトピー治療アンケート・データ収集

今年の夏ぐらいからアメリカアトピー治療のアンケートを作りました。データ数としては少ないですが、69名の患者が現在アンケートを記入して頂きました。匿名式なので誰がどのように答えたかはわかりませんが、全体図が判ります。

アトピー治療に熱心な方や我々と頻繁に連絡を取り合っている方達がアンケートを書いた方達のほとんどだと思います。アトピーが良くなった後はブログや掲示板、オンラインでのアトピー世界はおさらばになる事が多いです。アメリカで治療を受けて、アトピーから”逃げた”と批判される事も聞いた事があり、ネットでかなり叩かれる人もいるようです。その方達の声は踏み倒され、アトピー世界とはおさらばになってしまいます。

熱心な方はブログを書き続けたり、講演会に来て頂いたりしてくれています。

下記のデータを見ると:
渡米治療前の状態
とても悪い4~5が92.64%


渡米治療後、現在の状態:
とても良い1~3が89.85%

渡米治療中のサービスやアメリカでの生活
とても良い1~3が85.3%

渡米治療後、生活の質が上昇、病気に対する自信
良い方へ変化があったが98.55%

これらはあくまで小さなデータ数の統計ですが、ドクターマセソンが言うベルカーブに近づいて来ました。大体は15%・70%・15%の割合で振り分けられますが、我々のゴールとしては治療困難になる方を~5%未満に抑えたい所です。当然医学上では100%の確立で病気を治す事は不可能ですが、生活の質を上げる事に集中しています。その結果、アトピーからの混乱や家族、仕事の部門では98.55%の割合で人生のプラスになっています。

ネットでの評価サイト(食べログや旅行ブログなど)はお金を払えば悪い評価を消せるので、我々は使っていません(Yelpですと一つ消すのに$30ぐらいだと聞きました)。もしくは、悪い評価を上げない変わりに金をよこせなども起こっています。

このアンケートは企業用で、第三者が権利を持っているので私からはタッチ出来ません。リンク先も渡米治療後のチャットワーク、もしくは私と直接Eメールしている方でしかアンケートが出来ません。

大きな課題としては、ポートランドの土地価格がどんどん上がっている上、円が弱くなっているので患者様への負担が大きくなります。費用は出来るだけ上げず、なんとか工夫して運営するのにも最近は苦戦になってきています。このまま同じ費用でキープしていますが、大体ドクター達のオフィスは毎年費用が変化する所もあります。

我々はアメリカでもトップのスペシャリト・ドクター達の治療を紹介しているので、相応のサービスを心掛けています。

2016年12月8日木曜日

ポートランドでの生活 クリスマスツリー・カッティング2016年


去年も投稿しましたが、毎年恒例のクリスマスツリー探しに行きました。木の種類はダグラス・ファー、かノーブル・ファーの2種類に分かれています。去年はノーブル・ファーにしたので、今年はダグラスに決めました。違いは枝の太さと数です。ノーブルの枝は太いですが、数が少ないので飾りで埋めないと寂しくなります。ダグラスはもうちょっと”ふさっと”しているので絵本などに出てくる木を想像してください。’

今年も少し田舎のクリスマスツリー・ファームへ行き、のこぎりを借りて切りに行きました。高さは約2メートルちょっとで幅は1.5メートルぐらいです。



プレゼントの山は、リンジーの家族や私の家族、知的障害のケアハウスの子達、患者様達やお客さんなど、結構な数になってしまいます。但し、T-シャツ1枚でも箱に入れて包んだりするので、プレゼントを開ける楽しみを増やしているような感じです。


飾りは毎年同じですが、いつも一つは新しいオーナメントを買っています。去年は宇宙船でしたが、今年はまだ決めていません。ギャグでトランプさんの飾りなど面白いかなと思いましたが、毎日それを見ると腹が立つのでやめました。



この季節はアメリカではめぐみを与える事を集中しています。Food Bankと言い、缶詰や乾燥食品などを持って行ったり、子供達の病院へプレゼントを寄付したり色々とあります。

恵まれない子供達や家庭はこれらの寄付によってこの厳しい時期から救われます。政治、宗教や貧富の差などを忘れて、せめてこの時期だけはみんなが分かり合える事を心から願っております。

追伸:12月8日2016年
ケアホーム用のツリーを昨日、患者様が飾ってくれました。(これは偽の木なのでアレルギーなどの心配はありません)

11月チームのKさん、綺麗に飾って頂き有難う御座います!

2016年12月1日木曜日

東京の2016年講演会から昨日無事帰宅致しました

2016年東京アトピー性皮膚炎医療セミナー、無事終了!


(左から、高沢晃平・OMC、ドクターロバート・マセソン・OMRC、ドクター白沢・Merck Pharm. co.、明石郁夫・AAJ)

午後のディスカッションパネルで、ドゥプリマブ、日本とアメリカ治療の差、スキンケアの重要性などの対談でした。

今年もとても充実した講演会でした!沢山の方達に来て頂き、私、明石さん、ドクターマセソンからも心から感謝しております。この講演会は治療の説明以外に、我々関係者にとってとても心が癒される場となっています。新規の方達は当然、以前渡米された方達とお会いするのも、とても楽しみにしております。ご家族やお子様も連れてこれらる方も多く、ハッピーストーリーを聞くとみんな遣り甲斐が出ます。医療系のお仕事は仕事柄に、問題を解決する事が99%であり、良くなった後はおさらばなので、ついつい問題ばかりだと思ってしまう時もあります。すべての方のお名前は憶えれないですが、顔を見ると、特に印象の強かった方はすぐに思い出します。

2016年での大きな課題が:
”ドクターマセソンはもう辞めてしまうの?いつまで続けるの?”
”トランプさんが大統領になったので渡米するのは危険なの?”
”アトピー性皮膚炎は大まかに二つの原因で成り立っている”
”アトピー新薬のドゥプリマブはどうなってるの?”

が一番印象に残ります。

ドクターマセソンが第一号の日本人患者を治療されてから20年以上経ちます。スローダウンしているのは事実ですが、講演会ではっきり”私は医者として日本の患者様を治療する以上に至福感を感じる物が無いので、これからも新規と今までの患者様に対して治療を続けます”と言いました。”来日するのも、私に来て欲しくないと思う人がいない限りは毎年日本へ行きます”と体力的にもOKのようです。但し、リサーチの方は来年で終わるので、治験や臨床研究などは2017年で終了します。とても心強いメッセージでした。

トランプさんの件に関しても、ドクターマセソンから一言ありました。”確かにトランプが大統領選挙を勝ちましたが、この方の考えは我々アメリカ人がすべて同意しているわけではありません。得にポートランド・オレゴンは人種を関係なく受け入れる姿勢が強く、この州はトランプとは反対していました。私のクリニックでさえ、黒人とメキシコ人のハーフ、アジア系の看護師など、女性8割のクリニックであり、前も今も将来も、人種に対しての考えは変えません。ご心配なく渡米してください”と言いました。

アトピー性皮膚炎に対しても、もっと判りやすい図で説明しました。


黄色い丸が自己免疫疾患 - 赤い丸が表皮バリア疾患
(免疫=体の中)(表皮=皮膚の問題)

上のブルーの箱は外部からの影響で、悪い物はアレルゲンやストレスなど、外からの影響です。良い物はスキンケアや教育などです。

下のグリーンの箱は遺伝子であり、これは我々のコントロール外で有る事を示しています。これは生まれ持った遺伝子の配列であり、親からもらう遺伝子で左右されます。

内服ステロイドや免疫抑制剤、ドゥプリマブなどは、免疫障害(黄色い丸)の方に効果があります。これは全身投与と言い、注射や飲み薬などで投与します。

黄色と赤の丸はお互いを悪化させあいます。両方に集中して治療しないと悪化します。

ドゥプリマブは来年Q1に市場発売を予定していますが、Sonofiの方で製造やマーケティングの問題、データが破損していたりがあるので、延期される予定です。とても残念な事ですが、来年中にはアメリカで発売予定されています。日本はまだ少し時間が掛かるようで、来年中には無理でしょうと、インサイダー情報を貰いました。

ディスカッションパネルでは、日本のお医者様で白沢先生と言う方にも参加して頂きました。先生は5年ほど前に大阪で講演会を行った時に始めてご参加して頂きました。お子様がアトピー性皮膚炎を患っており、ドクターマセソンのプレゼンテーションで覚えた事を自分の子供に行った結果、とても良くなっていったようです。そのおかげで我々も日本の先生との信頼を結ぶ事が出来ました。アメリカの製薬会社、Merck、日本支部のトップランクドクターなので、ふつうではあまりお会い出来ないレベルの方ですが、毎年講演会に参加して頂いています。ドクターマセソンの講演会を聞く前は、自分でも他のお医者様を転々とし、医療関係者なので民間療法には手を出していませんでしたが、行き止まりになっていたようです。別件で、日本のセレブの方もポートランドで治療に来ていますが、まったく同じストーリーでした。”お偉い先生のご紹介”を転々として、結局は皮膚に塩を擦り込んでいたり、訳のわからない状態になっていたようです。セレブ、医療関係者でも辿るルートはまったく同じのようです。困っている方達は収入・学歴・ステータスなど関係なく、行き止まりになっています。

プレゼンテーション内容は後日、いつものようにお写真などを削除した物をUPします。

ドクターマセソン、私、AAJの明石さん、渡米治療を終えた患者様達や新規の方達、みんなのチームワークによってこのプログラムが成り立っています。この情報がお役に立った事を心から願っております。




2016年11月16日水曜日

渡米アトピー治療・体験談 第8話

10月チームの方で30年間ステロイド外用剤を使用しながら、一度も止めた事が無いので初めてリバウンドを2015年に経験された方です。

このような状態になっている方は決して少なくありません。脱ステブログなどを読んで、民間療法や漢方で乗り越えようとするととんでもない事になり、ステロイドを又使い始めるか地獄の用な日々を暮らし我慢し続ける二つのパターンを問診票で読みます。

ステロイドの強さ、頻度、範囲などによってリバウンドの強さは異なりますが、コントロールしながら進めないと、漢方や民間療法ではとても辛い思いをしてしまいます。我々も沢山の方達のリバウンドをコントロールして来たので、辛くなく、日本からの強いステロイド外用剤から離脱出来るシステムをドクターマセソンが作ってくれました。

この方は渡米する前、食べるのもやっとなぐらい重症で、何をするのも痛いし常に痒みがあり、睡眠も取れておらず、ぼろぼろの状態で渡米されました。魂も皮膚も両方限界の状態になっていたのは全員理解していました。

初診日の診察時にドクターブラウベルト(ドクターマセソンのパートナー・皮膚科スペシャリストとOHSU教授)にも診て頂き、ドクターマセソンが”これがアメリカでは見ないリバウンドの結果で、患者本人は医学的根拠のある正式な治療を行っていない”と説明していました。渡米直前までに行っていた治療は電流を体に流す治療、食事療法と脱お風呂・脱保湿(お風呂は1か月に1回)の方針だったようです。

ドクターブラウベルトが診察室から出た後は、首を振って”That is too bad and just too sad””とても可哀そうでこれは悲しいですね”と言いました。英語でのニュアンスでToo Sadは直訳で悲しいとも言いますが、あまりにも低レベルな治療すぎて悲しい事態とこの場合はとらえます。脱保湿などの治療方針を指摘や反論する以前の問題でもはや悲しいとしか表現できないようになります。

治療がスタートした時点でいきなり16時間ぐらい寝れたようで、同チームの患者様から私の方へ夜心配でお電話が掛かって来たぐらい寝てくれました(まさか。。のお電話でした)。

治療の経過が一番説得力あるので、我々の指示通りケアも行って頂き、とても理解力が強い方でした。ポートランドも色々と冒険して、バスを使ってシアトルも行きました。英語も少し話せる方でしたので、終盤ではリーダー的な存在になっていました。渡米時はしゃべる事もあまり出来ず、疲れ果てていましたが、別人になっていきました。

最後の週はポートランド・シティ・グリルのブランチで、日本の旦那様から、結婚記念日をアメリカで過ごす事になるのでお花とカードをブランチで用意されていました!なんてすばらしい旦那さん。。私も見習わなければいけません。これは母と旦那さんのプランで患者様には秘密にしていました。私はてっきり忘れていたので、テーブルに着いた時に”なんやこのお花とかは、テーブル間違えとんのちゃうか。。。”と言ってしまいました。母のするどい目線がこちらに届いた瞬間に思い出しました。台無しにする寸前でした。






渡米中にゲストブックをすべてワードファイルにタイピングしてくれました。これは後日英語に翻訳してドクターマセソンにプレゼントする予定です。お礼としてOven & Shakerのピザを食べに行きました。ブログにも参加して良いと了解も頂き、本当にこちらからも感謝しております。このようなモデル患者と出会えたのが光栄に思えます。この治療、ドクターマセソン、我々と出会えたのも何等かの縁だと信じています。



2016年11月11日金曜日

ポートランド・オレゴンでの生活日記: ハロウィン2016年・紅葉

更新が少し遅れましたが、今年のハロウィンイベントのお写真を載せます。

Trick or Treatと言い、子供たちが仮装して住宅地でお菓子を貰いに行きます。これは私も子供の頃に毎年行きました。大人になってからは、大人の用の仮装パーティーがあり、ハロウィンの日じゃなくてもその前の週末にナイトクラブや家でのパーティーが行われます。大人のコスチュームはお笑い系、もしくわセクシー系が多いです。今年流行った映画のキャラや、大統領選挙の時はトランプ・クリントンコスチュームなどが主流です。






(収穫)

私の家庭はファミリーコスチュームで、DisneyのRatatouille(ネズミのシェフ)にしました。ネズミの名前がレミーなので丁度良かったです。シェフの帽子には紙でネズミのシルエットを作り、中に貼り付け、LEDのライトをリモコンで操作するシステムを作りました。

(赤のコンバースがポイントです)

実は私、ハロウィンの仮装が結構好きです。昔から想像力を生かしたプロジェクトなど好きだったので、毎年手作りで作っています(コスプレ?)。

後、紅葉の終わりでしたがポートランド日本庭園に行きました。ボランティアで日本庭園の紹介DVDの翻訳なども行っているので、一応無料パスを貰っています。
日本から庭師・石垣師などを呼んで、本格的な日本庭園を実現しようとしています。







まだまだ田舎なポートランドですが、徐々に良さがばれてきて、ものすごい数の人達が引っ越しに来ています。土地値が全米1に上がったぐらいで、もはや穴場では無くなって来ています。ゆっくりした自然の環境と都会のバランスが上手に取れている町なので今の時代にはとても人気があるようです。田舎と町を結びつける事によってポートランド独特の雰囲気が特徴です。

2016年10月19日水曜日

OHSUオレゴン人工授精プログラムの経過

OHSUと言う全米のトップクラスになる、オレゴン・ヘルス・サイエンス・ユニバーシティと言う施設の中にある最上級の人工授精・不妊治療スペシャリトドクターと5年ぐらい掛けてさまざまな日本の患者様に対して治療を施してきました。同性カップルや内科的な問題を抱えている方達、日本で何回も挑戦し、ことごとく痛い思いをして失敗してきた方達などに対して、今の所我々のプログラムでは失敗例がありません。40半ばから後半で自分の卵を使いたいという方は治療を続けられなかった方はおられます。ドナーが絶対嫌と言う事で、5%以下の確立だと言われたので継続しないケースでした。

現在治療中の方はポートランドで旦那様のお仕事の関係で長期滞在していたため、出張の後半に人工授精を終えて帰国する予定でいました。その通りに治療が進み、昨日妊娠検査ですべてGOODだったので、成功しました。

どうして日本で上手くいかなかったのか?なぜセレブや海外慣れしている人は外国で人工授精を行うのか?など、私が聞きたい質問でした。みんなほぼ同じストーリーになっています(この点はアトピーの治療に似ているかも知れませんが)。

日本では短期間で人工授精を何回もチャレンジし、クリニックによっては”一番良い方法”を取るのには、1回失敗してからでないと出来ないなど、何回も人工授精を行うのが以外とふつうになっているようです。後、お薬が苦痛で痛いとも聞きました。こちらで行った患者様はそれらの経験をしてきているので、怖かったり痛いのがもう嫌だと言う人もいます。一度お薬投与などが始まったら、はじめは自分で注射を打つのが怖かったりしますが、2~3回目はへっちゃらになっているようです。ペンの用な形をした注射器もあるので(エピペンのような)打ちやすく、全然痛くなかったようです。

辛いとか怖い、痛いとかは一言も言いませんでした。何回も人工授精をチャレンジしなければいけないなどと言う言葉も無かったです。我々の場合は一発で成功するケースしか見た事が無いので、何回のサイクルもする保険システムもOHSUからは”そんなんいらん”と言われました。商品として一回のサイクルで失敗した場合の保険パッケージもありますが、ドクターリーは少し微笑みながら首を振って”You won't need that here"”ここではそれはいらないよ”と言ったのが印象深かったです。

外国慣れしている方やアメリカの実態をしている方達は日本で何度も痛い思いをして行うよりも、アメリカで手っ取り早くする方が多いようです。費用も日本で2回ほどすると同じぐらいのコストのようです(滞在費や航空費は掛かりますが)。初めから知っていれば先にアメリカでやっていたのに。。良く聞く事です。

時間を掛けて、一番良い方針を先に取るので、染色体遺伝子検査や男女産み分け、受精卵のグレード分けなど、患者様が納得するオプションをすべてご用意しています。ポートランドの滞在を楽しみながら、お薬や治療、通訳や送迎の事は我々にお任せ下さい。

来年の春にドクターリーを連れて不妊で困っている方達に現実的な海外での人工授精プログラムの紹介を東京で行う予定です。OHSUとOMCが共同で海外不妊治療プログラムが正式にスタートするので、とても力強いアライアンスを組めました。フィル・ナイト(ナイキの社長・オレゴン出身)がOHSUへとてつもない寄付(100億単位)をするので施設・医療器具・ラボの研究者・スペシャリストの質はアメリカ一を目指しているようです。

不妊で困っている方達へ、ギブアップせず良い治療法を探せると希望はあります。ご質問などは:
http://omc-jp.com/ にてご連絡下さい。希望を無くさない事を心から願っております。




2016年10月15日土曜日

アメリカ治療のデメリット、悪い点は?

アメリカで治療を行う場合、悪い点やデメリットを教えて下さいと言う質問を頂きました。最悪のシナリオやリスクなども知りたいと言うのも安心感に繋がる要素だと思います。我々はこれらのリスクを踏まえてあらゆる対処をしています。

最悪のシナリオ:
飛行機事故・交通事故
薬物からのアナフラキシー
治療中にドクターが事故に合う
滞在中にポートランド大地震
急に病院閉鎖

リスク:
~5%の治療困難グループに入る
もし再渡米する場合、費用が掛かる
処方のお薬が日本の税関で引っかかり、お薬を受け取るまでに時間が掛かる
Eメールなどの気弱性
日本で海外医療保険を申請しても通らない可能性がある

デメリット:
アメリカで治療を受けると国民保険が当然使えないので費用が掛かる
お仕事や学校を休んで治療を受ける必要がある
初めて海外へ出る方にとって不安な気持ちになる
海外で治療を受けると日本で批判を受ける方が多い
アメリカが苦手と言う方にとって治療中の生活が好ましくない

なお、最悪のシナリオになった場合は我々は力になれないと思いますが、その下のリスクやデメリットの部分は色々な対処を作っております。

治療困難なグループに入ってもスペシャリトドクター達が感性を使ってありとあらゆる方法を探し続けます。複数のドクターが治療に掛かる場合もあります。医療にも限界はありますが、特に難しいタイプの患者様を治療してきているので、我々やドクターたちも自信はあります。

アメリカの滞在が怖かったり、言葉がしゃべれないので不安な処もありますが、我々の経験上、初めてアメリカへ来る方のが多く(グアムやハワイは私はほぼアメリカではないと思っています)、始めは不安な気持ちでいっぱいですが、我々のチームと会い、ドクターとの診察も受け、ケアホームで落ち着くとダウンタウンへ行ったり、患者本人が自分で行動し始めます。ポートランドはまだ田舎な所もあるので、人も親切で犯罪などのトラブルは今の所ありません。

海外で治療を受けると言うとすごく反対する方も多いようです。”アメリカの医療は怖いよ””わざわざアメリカまで治療しなくてもいいんじゃない?””日本で治らなければ世界どこ行ったって治らないよ”、良く聞く事です。無視してアメリカへ治療を出来る方なら良いのですが、親が反対するととても困るようです。親は病気の実態を100%理解していないので、とても難しい状況になりますが、我々が親とお話したりする事も多いです。説得するための治療情報や心配事など、いつも相談に乗ります。トップのスペシャリストドクター達と最先端の医療器具、お薬などを活用して患者様にとって一番安全で研究・臨床があるものだけを紹介しています。

ポートランドでの滞在がすごく苦痛と言う方はあまり耳にしません。当然裏ではアメリカ最悪と言う方も中にはいると思いますが、食べ物も20年前と比べると本当に美味しくなってきていますし、自然が好きな方にはどのシーズンに来ても楽しめる物はあります。ダウンタウンもショッピング街は一応揃っていますし、とても綺麗な町と言われます。ホームシックになる方達は家族や子供と会いたいと言う方やペットが恋しくなる方もおられます。最近の技術を活用して、フェイスタイムやSKYPEなどで無料で連絡が取れるようになったのも良い事です(昔は国際電話ですごい請求書が来た時もありました)。

当然アメリカへ治療に行くと言うのは勇気が要る事です。お金の問題だけではなく、我々に体を任せると言うリスクを背負いながら、批判の嵐の中、治療に来る方も少なくないので、ドクター達もとても尊敬しております。成功するのにはリスクやチャンスをつかめる方でないといつまでたっても同じ方法でぐるぐる回る人の方が世の中には多いかも知れません。このブログを読んだり、なんらかの縁があってアメリカの治療に繋がった方達は現在のアンケートデータ調査によると99.5%の方達が”生活の質が上がった”と記入されております。

病気を治したいと思う方達へ、方法は必ず探せばあります。その方法をお探しするための助けとして我々が存在しています。いつでもお気軽にご連絡下さい。



2016年10月8日土曜日

アトピー性皮膚炎、10月2016年チームの治療経過

患者A
渡米前に強度のステロイド軟膏などは使われていなかったのでリバウンドのリスクはありませんでした。炎症もほぼ全身に症状が出ており、落屑や痒みが酷かったようです。アレルギー検査では100点満点のスコアを出し、プリック検査の時点でほぼすべてに強い反応を示していました。喘息も酷く、NiOX(肺の炎症を測る器具)ではものすごく高い数値(~200ぐらい、平均は10~30)が出ていました。渡米前は喘息の発作を毎晩の用に起こしていたようです。

現在、落屑が無くなりスキンケアを始め皮膚の状態が安定してきています。アレルギーラッシュ治療も無事終了し、喘息も夜発作が無く寝れるようになっているようです。痒みもだいぶコントロールできるようになり、私から見た感じでは皮膚のもっちり感が出てきています。顔はニキビが少し出るぐらい皮脂が出てきているので、保湿をあまりしなくても良いとドクターからの指示を受け、プラスティーベースからセタフィルローションへ移行して行っています。状態が良くなるとケアやお薬の量が減っていくので、これも治療の経過として診ます。


患者B
この方も渡米前には強いステロイド軟こうを使っていなかったのでリバウンドをコントロールする必要はありませんでした。但し、日本でリバウンドを起こしてそのまま適格な治療を行っていなかったため、強い炎症が全身に残ったままありとあらゆる治療を試していたようです。この中で一番気になったのが、”脱保湿・脱お風呂”の治療法です。これは問診票でたまに見る治療法で日本で流行っているかも知れませんが、医療根拠があまり無く、アメリカの皮膚科では聞いた事が無い治療のようです。臨床・研究などが行われていない治療法はギャンブルになるので、アメリカでは”アルタネティブ・メディソン”と言い、お祈りやオーラ、気功、食事療法や薬草の部類に入ってしまいます。理論としては、正式な研究が行われていないから効かないとも言えない、と、昔の人たちはこれで良くなっていた、の二つが一番多いです。良い効果があれば、何をしても良いのですが効果が無ければその方にあった正しい治療とは言えません。

炎症のレベルがとても高かった患者様なので、まだ少し痒みは残っているようですが夜も眠れるようになり、生活の質は大幅に上がっているようです。少し運動する事も始め、落屑も無くなり、皮脂が戻って来ているのでスキンケアを調節する時期になりました。アレルギーラッシュも無事終了し、残りの渡米治療期間中は色々とポートランドを楽しんで頂きたいです。アトピーが良くなってから子供を作る話も少し出てきたので、ポジティブな思考になってきている事も治療の経過として診ます。

後、ラッシュが長いので、待ち時間中用のお弁当も作ってくれました!これも良い治療経過の証拠。。?
(ひき肉、ナスと温野菜の赤味噌和え、半熟卵と白ごはんで混ぜて頂きました。ビビンバに似た感じでとても美味しかったです)


お二人とも渡米前はとても不安な気持ちもあり、色々な点で心配事もあったと思います。我々もこの点に関しては理解しております。このアメリカでの治療が最後のチャンスになっている方も決して少なくない事も知っています。この責任感は重く、ドクターマセソン、ドクターベイカー、OMC、AAJ、患者様ご本人も全力を尽くして治療に取り掛かっています。

ポートランドでの治療も始めてから25年目になりますが、それまでに色々な患者様とお会いできる事が出来ました。長いお付き合いのお友達になった患者様もいますし、ポートランドで治療を受けた後にオレゴンへ留学した方達や、家庭を築き上げたり、安心して子供を作ったり、医学部に入って皮膚科に目指したり、仕事に復帰したり、大幅に人生を変える事が出来ました。

アトピー治療プログラムも時代と共に進化していき、来年になるとモノクローン抗体生物薬・ドゥプリマブもアメリカでは春か夏の初め辺りに公認される見込みなので、アトピーに対する新たな武器が増えます(最新のお薬なのでとても高額になりますが)。

アメリカへ治療に行くのには勇気が必要だと思います。一生に一回のチャンスはキャッチ出来る人と見逃す人で別れると思うので、我々の考えでは出来るだけ多くの方達にこのチャンスが存在するという事を広めたいと心から思っています。

2016年10月1日土曜日

レミーの成長日記 その3


来週で0.5歳になります。前回からの経過はやはり周辺をもっと気にするようになりました。私やリンジー以外で抱っこされると泣く事も増えました。以前は誰が抱っこしても良く判っていなかったと思います。後、離乳食も食べ始めました。1週間ごとに食べ物を変えています(グリーンビーンズ、グリーンピース、スイートポテトのローテーションです)。

(食べるの大好き、私から似た物だと考えられます)

夜も寝てくれますが、おしゃぶりを夜中に無くすと泣く時があります。ベビールームと寝室を分けているので、おしゃぶりを口に戻しに行くのがめんどくさいです。最近は自分でおしゃぶりを探して口に入れる時もあるので、ベビーベッドの上におしゃぶりを4つぐらいばらまいています。夜中にどれか一つは探して口に入れる事が出来ます。

ほ乳瓶も自分で持てるようになり、自分で出来る事は全部やらしています。お座りも上手になり、座っておもちゃで遊ぶ事も出来ます。まだハイハイはできないのと、うつ伏せの姿勢が嫌いなようなので、ハイハイをせずにそのまま歩きの方へ行く可能性があります。アメリカではハイハイを無理やりさせなくても良いと言われています。お座りから歩きに行く子もたまにいるようです。

離乳食を追加すると便秘になりやすいので、砂糖控えめのアップルジュースなどがお通じに良いそうです。今試していますが、まだあまり違いが判りません。





(立つの大好きです) 


(注:このヘッドバンド系はアメリカで人気あるようですが、これは私の趣味ではありません)

現時点までは、周りのサポートも多く、仕事のバランスなどもきちんとスケジュールし、人生を少し調節すると予測していたよりも楽です。夜泣きなどが少ない子なのでそれはラッキーとしか言いようがないですが、100%夜泣きが無い事ではありません。リンジーはものすごく準備をするタイプなので、いろいろなシナリオを想定して整えていきました。

しいてマイナス点を言うと:
ベビーシートがタクシーに無いので使えない(UBERと言う素晴らしいタクシーのプログラムです)
特定のレストランが行けない(ベビーシッターを使わないと)
夜8時PMになるとタイムアップ。毎晩のお風呂に入らないと良く寝れない可能性が高くなる。
お互い自分のアクティビティをするとどちらかに負担が掛かる。

共働きの場合はお互いの時間とアクティビティを良く考えて行動しなければ問題になりやすいです。

責任を分担して、全員に負担を少しずつ分ける事によって一人が爆発しないのを防げます。全員のストレスレベルを出来るだけ落とす事によって赤ん坊もストレスを感じず、良く寝てくれて、あまりふちゃふちゃ言わないかも知れません。

サポートが回りにいて、健康な子なので恵まれている事に関して感謝しております。

(おじいちゃんのお参り、去年の5月にお亡くなりになられました)