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2020年1月13日月曜日

アトピー治療経過報告1月2020年

日本でデュピクセントを使用している方の患者様は初めてで、現在渡米治療の後半となっております。
2月2019年からデュピクセントを投与しだし、今年の秋まで試したようですが中々すっきりせず、得に顔・体・腕がデュピでも安定しなかったようです。

その理由は他のケアや感染治療、そしてアレルギーが一番のトリガーになっており、それらの対処が出来ていませんでした。アメリカでスクラッチアレルギー検査を行った結果、100点満点ですべてに反応し、その上腕の腫れがすごかったです。私も何百人とスクラッチ検査を見てきましたが、これはさすがにすごいと思いました。ドクターも同感です。

デュピクセントは確かに安全性と効果がとても良く、アトピーの人口全員に打てたら良いぐらい考えていますが、貫いて炎症が出てくるケースは最近はよく聞きます。

日本の医療関係者たちにデュピクセントの効力やデータなど、ソノフィーの代表医としてプレゼンテーションを行ったドクターマセソンのパートナー、ドクターブラウベルトからの資料でも同じ事を説明されております。簡単に言うと、デュピは体内から効果がありますが(免疫のコントロール)、外部からの刺激もコントロールしないと、効果が発揮しない。

アトピーは遺伝性の疾患なので、不正常な皮膚バリアと免疫疾患で成り立っています。デュピは白い矢印で免疫疾患の方に効きます。この図を見ると免疫疾患以外の部分が沢山あります。環境や不正常な皮膚バリア、アレルギーやスキンケア、感染や教育。

壊れたレコードのように同じ事ばかり私も言っているかも知れませんが、アトピーの治療は1+1+1+1+1+1+1+1+1+1… =100 であり、あらゆる要素を対処する事により治療成功に繋がります。それには正しい治療の教育と最新で安全なお薬を道具として使えば、治療成功の確率が大幅に上がると信じています。

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