OMC

2020年2月29日土曜日

デュピクセントでリバウンド対処は出来るのか?

ステロイド外用剤の使用からデュピクセントへ移行する患者様が多いと思います。

長期間、広範囲にステロイド外用剤を塗布している方でデュピに移行し、ゆっくり外用剤を止めていくか急に止めるかによってだいぶ経過が違うと思います。

デュピだけではリバウンドを抑える事が出来ないのと、効果が発揮するまで少し時間が掛かる生物薬のため、打っていても急にステロイド外用剤を止めるとリバウンドが勝ってしまう可能性が高いです。

他の対処が出来ていないとデュピの効果も100%発揮できないので、高い割には効果がイマイチとか、いつ効いてくれるのだろうとか疑問も増えてくるとは思います。

コスパでいうと、的確な治療とデュピを同時に進行し、リバウンドも抑えながら治療を始める事により、長期に渡ってデュピを使わなくてもよいと思います。
我々の経験上、デュピでだいぶ皮膚をコントロールした後、止めても安定していく人もいれば、徐々に悪化する方もいます。

この違いは内面的にアトピーが抑えれない人か外部の悪化要因を防ぐのが不可能な人(例としては、歯科治療で使う接着剤にアレルギーを持っている方で虫歯があると、防ぎようがない)がネオーラルやデュピなど使ってコントロールする必要があります。但し、こういったケースはかなりレアで、我々の患者数5%以下の方達が必要となります。

超重症患者でもデュピが市場に出ていなかった頃から、ドクターマセソンの治療とアレルギー治療などで安定している方が95%でした。

デュピと正しい治療、両方行う事により、効果を最大限まで引き出す事が可能です。デュピを止めれるタイミングも早まるかと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿