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2021年5月25日火曜日

ドクターマセソン リモートアトピー治療 7月2021年スケジュール

 我々が来日する前の最後のチームになると思われます。


ドクターマセソン リモート集中治療 アトピー性皮膚炎 

7月2021年チームスケジュール:

初診:7月17日(土) 18日(日)

タイムスロット:7:45AM 8:30AM 9:15AM

勉強会1:2:00PM


再診1:7月28日(水) 29日(木)

タイムスロット:7:45AM 8:30AM 9:15AM

勉強会2:2:00PM


再診2:8月7日(土) 8日(日)

タイムスロット:7:45AM 8:30AM 9:15AM

勉強会3:2:00PM


再診3:8月14日(土) 15日(日)

タイムスロット:7:45AM 8:30AM 9:15AM

勉強会4:2:00PMo


診察回数4回、勉強会4回、お薬・ケア用品などは含まれております。

去年の5月から実地した患者様の医療データ分析によると:

治療成功率:~93.7%

QOL上昇 1ヵ月目:~78%  (痒み・睡眠)

QOL上昇 3ヵ月後:~81%  (痒み・睡眠)

安心感:100% (全員の患者が安心感の上昇を記録されています)


この治療と他の治療の違いは、時間を掛けて独自にアトピーの謎を解明していく事により、確かに一人一人に掛ける時間が掛かってしまいますが、個別化された疾患には個別化された治療が必要です。

共通する部分もありますが、みんなライフスタイル・疾患の重度・過去の治療・体質など違うので、それらを理解した上で初めて治療方針が出来ると化学的なアプローチで考えています。

”全員のアトピーの人に良い”と言う商品を進め、当たり外れがあるのではなく、始めから疾患とその方特有の物を分析してから治療の方針を決めるのが正しく、的確な医療ではありませんでしょうか。

アトピーは複雑な疾患で、一人で立ち向かうのはとても孤独な世界で、混乱も多い中、日本の皮膚科はデュピクセント自動販売機として活躍はしておりますが、永久的に使うのもどうかと思います(Exitプランがない)。

遠隔治療のメリットはコストを大幅に下げる事と、1ヵ月間の渡米が必要ないという部分でコスパはとても大きいと感じています。

一人でもう充分頑張って、我慢して、耐えてきたので、その世界からもう抜けても良いと思います。デュピクセント卒業するプランとしても治療をされている方もいます。

私はいつもご相談、治療の内容など、ZOOMを使って面談を行っておりますので、お気軽に声をかけてください。

一緒に治療を出来る事を光栄に思えます。この機会を下さった今までの患者様、これからの新規の方達へ心から感謝しております。

今後も何卒宜しくお願い申し上げます。

高澤晃平

ライン:KoheiPDX

Eメール:koheitakazawa@omcllc.org



2021年4月13日火曜日

乾燥機からの衣類静電気の解消方法

 これは母からのアドバイスです:

ドクターからの治療に一環で、衣類を乾燥機に入れて乾燥させないといけないのですが、静電気防止に使う、化学成分でできたものを使うのは禁止されています。皮膚が敏感な方は、そのようなものを使うとかゆみや炎症が起こったり、こすれで赤くなったりするので、困りものです。

ウールでできたボールを乾燥機に入れて乾燥すれば、皮膚に刺激を与えず乾燥できますが、それでも静電気を起こり困りものです。

私も皆様と同じように皮膚が弱く、静電気防止のものを使うと、かゆくなり困りました。服の裏側に市販の静電気防止のスプレーもしましたがこれも刺激が強く、またにおいも強いので、とても使うことができません。

お天気が続いて空気が乾燥し、また乾燥機から出した衣類も乾燥しで、着替えの時にパチパチと火花が散ります。

そして、衣類が体にまつわりつき、ホント!いやです。そこで、しっとりさせればよいのではないかと思い、自分が使っているボディークリームをごく少し取り、両手に広がて、衣類を裏返して、その手で衣類をなぜてみました。しっとりお肌ではないですが、衣類も少ししっとりさせました。

自分が使っているクリームなので、肌に刺激を与えたりすることはありません、まずは、合成繊維のひらひら太いパンツ!これがもう履けないかと思うほど足にまつわりついて、使っていなかったのですが、まあ、なんと静電気防止!ばっちりでした。朝、履いて夕方に脱ぐまで、パチパチもまつわりつくこともありませんでした。簡単ですので、ぜひ一度試してみてください。

ポイントは、ごく少量を手の平でのばして、べたつかない程度に衣類の裏側に塗ってください。(何度かに分けて塗ってください)


2021年2月2日火曜日

”脱ステ”リバウンドの対処法?

アトピー治療は皮膚の回復だけではなく、今まで使っていたお薬の経歴を把握し、もし浸透度の強いステロイド外用剤など使っている場合、ほとんどの方達が離脱したいがリバウンドが怖かったり、手放せない状態になっています。これをSTUCKと言い、前に進めない・引っかかっている事になります。

ステロイド外用剤からの副作用により、副腎機能の低下や皮膚が薄くなってしまっていたり、毛細血管が浮き出ている方や皮膚の色が紫・グレーになっている方も多いです。その上、ステロイド外用剤がもう効いていない状態で、塗らないとリバウンドが出るので、仕方なく塗っている状態を良く見ます。

この時に”脱ステ”をヘルプ無しか民間療法だけで行うと大体は劇悪化し、この大変辛い時期をひたすら我慢するしかない方もいます。ここで”脱ステ医”や温泉治療が入ってきます。がびがびの状態を放置したり、サプリや針治療、漢方、食事療法、非ステロイドの塗薬など良く問診票に書かれております。これが本当に主流なのかは判りませんが、私の経験上では似たような民間療法が流行りによって出てきます。但し、どれも30年ぐらいは変わっていないようです。

30年前ぐらいに初めてドクターマセソンの治療に出会った留学生の子も日本からアトピーの本をどっさり置いて帰りました。玄米食と温泉療法の本でした。

確かに癌を患っている人が薬草を食べて治ったという事や、ワカメを食べてコロナウイルスに掛からなかったとか、本当に奇跡的なストーリーはあると思います。

但し治療成功率と良くなるスピードは統計で出てきます。そして本人の満足度も重要です。

治療成功率に関しては以前のブログにも書きましたが、我々は1ヵ月単位での経過をアンケート取りました。ドクターマセソン治療成功率のページ


リバウンドコントロールの平均日数は30日で抑えます。

実例を使ってリバウンドコントロールを説明します:

リモート治療で11月から治療を始めた男性患者の例

25歳、長期間 浸透度ストロング級アンテベートステロイド外用剤塗布

コレクチム

シクロスポリン免疫抑制剤

全身型アトピー、顔が一番炎症が少ない


治療前:




初診

日本のステロイド外用剤、使用STOP

ドクターマセソンの治療・スキンケア・感染治療・教育、すべてスタート

(初診時のお写真)





初診から数日後、お薬の効果を貫いてリバウンド症状が出るが、即座にお薬の調節を行い、リバウンドをコントロールする。




再診 12日目

1回目の”波”はコントロール出来たが、2回目のリバウンドを予測する。更なる教育と環境改善、皮膚が蛇の脱皮のように剥ける。炎症・リバウンドが出ている皮膚は火傷と同じように、ボロボロ剥け、新しい綺麗な皮膚がしたから出てくる(まだ皮膚が弱い)

再診から数日後、2回目リバウンドが出る。1回目よりも炎症のパワーが少ないがお薬を即座に調節する必要あり。




再診2 20日目

2回目の”波”はコントロール出来たが、3回目が来るかどうか様子を見る。お薬でリバウンドからの痒みなどは抑えれている。まだ皮膚が赤くムラムラしているので、火がまだ残っている。消す必要があるが、お薬の量は1回目の波を抑える量よりも更に少量(半分ぐらい)。





再診2から3の間にリバウンド3回目、かなり炎症のパワーが弱っている、渡された道具でコントロールし、もう内服薬は必要なしとの判断。


再診3 28日目

3回目の波を抑えるため、更に低い量のお薬でコントロール。もうかなりリバウンドの炎症が弱っている。この間に感染治療・スキンケア・環境改善・知識などかなり上手になってきている。リバウンドと元のアトピー治療両方を同時進行できた。

本来ここで1ヵ月の集中治療は終わりだが、リバウンドを何回も抑えるケースになると”居残り”になる。





再診4 40日目

かなり治まり、もうお薬は必要ないが、万が一のためにお守りとして事前に処方をする。本人もリバウンドが終わり安心する。スキンケアはもう少し上達する必要がある。但し、熱心に指示は確実に従い、本気でアトピーを治療する気持ちは持っている。





私への経過報告 ~60日目

かなり自信がつき、毎週のように皮膚が回復している。色が明らかに違うのと、本人からの安心感によりメッセージの内容がかなり落ち着いている。まだまだスキンケアと皮膚の安定に繋がるため、セルフケアは必要、リバウンドはもう切り抜けれた。





上記がかなり省略されたリバウンドコントロールの流れです。何回リバウンドを抑えないといけないかは、我々も未来が予測できないため、解らないですが、”リバウンドキング”とあだ名がついている方が4回でした。3回ですとリバウンドプリンスになります。

日本からのステロイド外用剤離脱とリバウンドコントロールは悲しい事にもう驚かなくなりました、普通に良く診るのでコントロールするのは慣れています。

沢山の方達が地獄のような脱ステを経験しなくて良い治療が出来ました。




2020年12月21日月曜日

ドクターマセソン 治療成功率 リモートアトピー集中治療 

まず、2020年のリモート治療は5月から正式にスタートし、18名の患者様が集中治療を終えました。治療スタートする方を入れると22名となります。

アンケートデータ:

治療を始める前の平均ベースラインが(一人の方がとても軽症だったため、データが少し傾きましたが)1~100で炎症を表すと、平均65から始まり、集中治療後は平均20になり、2~4ヵ月後の平均は18となりました。

渡米治療では平均の回復度が1ヵ月で~80%ぐらいなので、遠隔治療は現在のデータでは~70%の改善で、時間と共に更なる改善が見られています。データ観察では、軽症の方を抜くと~75%の改善になります。





QOL 上昇(生活の質)データは少し興味深い結果となり順位でいうと:
1位 安心感
2位 痒み
3位 睡眠クオリティ
4位 仕事のパフォーマンス

色素沈着は毎週の診察用写真での経過を見ると確実に薄くはなっていっているが、本人が毎日自分の皮膚を見るため、解らない可能性があります。これは自分が治療前の写真を見ると判ったりしますが、酷い頃を忘れて振り返らない人も多くいるようです。
人間関係は疾患が良くなってから、時間が経って判ってくる可能性もありますが、まだ早すぎると思います。多くの患者様は治療を終えた後結婚して家族を築き上げたり、外出する回数が増えたりするため、徐々に回復すると思われます。

次のデータは患者様本人の気持ちで、集中治療後の全体的な経過です。1ヵ月と言う期間のリミットでどれぐらい良く出来るか、そしてそれをキープできるかが重要です。

変化なし 0%
少し良くなった 0%
中ぐらい良くなった 0%
かなり良くなった 77.78%
想像以上に良くなった 22.22%

渡米治療からの長期間安定を見ると、リモート治療でも似たような結果になると想定出来ますが、アレルギー治療がリモートで出来ないため、リモート患者の中、何人がアメリカに来てアレルギー治療を行うかも興味深いデータとなります。

2021年度のリモート集中治療スケジュールや更新などはかなさんのブログなどにも詳しく書かれております。
ドクターマセソン リモート集中治療

今年も終盤になりましたが、皆様も安全で良いホリデーシーズンを迎えれる事を心から願っております。

有難う御座います。

高澤晃平



2020年8月13日木曜日

ZOOM無料アトピー勉強会、8月22日(土) 1:00PM

ZOOM無料アトピー勉強会




 何:渡米治療後の方や遠隔治療を終えた方達、新規の方達も混ぜての勉強会を行います。

ご参加は無料となっております。

ZOOMを使って、みんなでお話出来ればと思っています。

米日治療アプローチの違い

今日本で出来る事QOL上昇

スキンケア・トリガー駆除の復習

Q&Aなど

誰:誰でもOK!

どこ:ZOOMビデオ会議室

いつ:8月22日(土)1:00PM 日本時間

どうする?:ZOOMのご招待リンクご希望の方は、こちらまでご連絡下さい、

ライン:Koheipdx

メール:koheitakazawa@omcllc.org

ツイッター:Koheipdx




2020年8月1日土曜日

ドクターマセソン遠隔アトピー治療スケジュール、9月2020年



こんにちは、ドクターマセソン遠隔アトピー治療の9月チーム用のスケジュールが決まりました:

初診日:
9月5日と6日2020年
8:00AM ~ 11:00AMまでの40分毎の診察となります。

再診日:
9月16日・17日2020年
8:00AM ~ 11:00AMまでの40分毎の診察となります。

9月26日・27日2020年
8:00AM ~ 11:00AM

10月3日・4日2020年
8:00AM ~ 11:00AM

遠隔診察4回、来日での診察1回となっております。

治療費・プログラム等には変更はありませんが、よりスムーズになってきております。
我々のチームとドクターマセソンとそちらのアトピー治療に共に参加させて頂き光栄に思います。
ご質問・ご検討されている方はこちらのフォームにて宜しくお願いします:
👇


では、皆様のご健康と治療の成功を心から願っております。

高澤晃平

2020年6月23日火曜日

ZOOMウェビナーから頂いたQ&Aのお答え

今年も無事ドクターマセソンの米国アトピー性皮膚炎セミナーが終わりました。今年はコロナで来日できなかったため、始めてZOOMを使ってウェビナー形式で情報を公開しました。

ZOOM素晴らしいですね。自宅から、自分の聞きたい部分だけ参加したり、こちらも日本へ行って会場を借りたりホテル代など。。色々とメリットがあります。当然直接お会いする信頼感は作れませんが、80%は出来ていると思います。

ZOOMの良い所はセミナーの途中でもいつでも質問が出来るシステムがあり、それが私の方で溜まって行きます。Q&Aの時間を作りましたが、すべての質問に答える事が出来ませんでした。そのため、すべての質問をコピペし、近々にお答えする事を約束しました。

ドクターマセソン渡米治療患者の代表者としている、かなさんがQ&Aのお答えを綺麗にまとめてくれました:https://kanachin-atopi.com/zoom/



圧倒的にデュピクセントに関する質問が多かったですが、ハイター風呂にも興味があったようです。
不思議だったのが脱保湿に関してお話をしましたが、その件に関しては一つも質問を頂けませんでした。
脱保湿に対する医学的根拠と理論の間違っている所など、反論をお待ちしていましたが、何も来ませんでした。
漢方や多くの”民間療法”と言われるタイプの治療も日本のドクターとも混ぜてお話しましたが、それらのトピックスもまったく質問を頂けませんでした。少し残念です。

いつも参加して頂いている渡米治療後の患者様や、サポートして頂いている方達へ、心から感謝しております。
新規の方達も勇気を出して、新しい情報を取り入れようとする姿勢をするだけでも大きな第一歩となります。民間療法の宗教的な思考から抜けるのは大変難しいとは思います。
かなさんも、患者としての重要な意見など、私が見えない部分もあるので、日本の現状をよく理解されております。

セミナーの最後にかなさんから、患者様へのメッセージが印象強く残りました。
”お金は後でどうにでもなる、時間は二度と戻ってこない” これは我々の患者様もよく言っていました。”なんでもっと早く治療をしなかったのか、20代、30代を取り戻したい”。

新たな道はみんな怖がるのは普通です。我々の手を取って、一緒に進みませんか?治療前、治療中、治療後、患者様がギブアップしない限り、私もギブアップしません。これはドクターマセソンのポリシーです。

2020年2月12日水曜日

アトピー性皮膚炎、悪化の原因とは?

アトピーを悪化させる要因は人によって異なります。これは慎重に過去歴や体に出ている炎症のパターンを見直す必要があります。

では一緒に、ドクターになった気分で悪化の要因を探してみましょう。

ケーススタディ1(例)
女性、38歳 育児中 子供2歳 専業主婦
アトピー発症歴 幼児湿疹 四肢関節
治療方針 ステロイド外用剤

0歳~12歳まで炎症箇所が四肢関節・脇・腰などに少々。ステロイド外用剤の塗布でコントロールできる。

13歳 顔・首、急激に悪化、ステロイドの強度UP、塗布の範囲が広まり、一時的には収まるがステロイドを塗らないとすぐにまた悪化。

18歳 大学に入り一人暮らしが始まる。顔・首主体の炎症が上胸・胴体にも広がる。さらにステロイドの強度が増し、塗布するエリアが増える。

23歳 ステロイド外用剤を停止。リバウンドを経験する。全身極度の炎症で仕事を辞める

23歳~25歳 ステロイドを使わない治療を探す:民間療法・漢方・温泉・サプリ

26歳~30歳 リバウンドの症状は治まるが、全身に炎症・皮膚の乾燥が酷い。脱保湿や瀉血などあらゆる治療法を探す。

31歳~34歳 民間療法の効果に満足せず、標準治療に戻る。処方薬:リンデロン、アンチベート、抗ヒスタミン剤。炎症箇所・主に顔、首、腕、足、背中
リバウンドを恐れ、毎日は塗布せず、部分的に数日間使用。

35歳 結婚、子供が産まれ、手と鎖骨に新たな炎症箇所が出来る。ステロイド軟膏

38歳 渡米治療決心、ドクターマセソンの治療が始まる。

という流れの問診票をよく見ます。上記はあくまで例ですがこれらをもとに悪化の要因を追究すると:

新生児から幼児まで、四肢関節部に炎症が出るのはよく見ます。汗が溜まったり、アトピーの性質上、このエリアに炎症が出るケースが多く、少しのステロイド塗布でコントロールできる子供が多いです。

小学生になるにつれ、スポーツや外で遊んだり、悪化の要因が増えますが、まだアトピー年月も浅いため、極度の炎症が慢性化する前にステロイド軟膏などで抑える事が可能です。但し、乾燥肌をずっとコントロール出来ていないと、空気中アレルゲンなどが皮膚を貫通して体内に入っていく量がアトピーを患っていない方と比べてとても多くなります。このため、免疫が刺激され、アレルギー体質になるリスクが上昇していきます。

上記の理由のため、思春期に入ると、アレルギー体質になり空気中アレルギーの反応が始まり、顔や首、衣類の外に出ている皮膚が悪化始まります。この時に花粉症の症状なども出てきたり、喘息が悪化する方もいます。どのアレルギーに反応しているかスクラッチ検査を行う必要があり、血液検査では擬陽性と言い、反応が無い物にも要請を示してしまう場合があるのでアメリカでは主流ではなくなりました。

更なる悪化の要因が炎症の度合いと範囲が広くなるにつれ、ステロイド軟膏の強度も増し、塗る頻度も増します。生活を維持するために、ほぼ毎日塗布する事になり、これが何年も続くと、依存してしまうので止めた時にリバウンドのリスクが急上昇してしまいます。

一人暮らしを始めてするときはあまり綺麗ではないアパートや寮生活などでカビ・埃・空調システムのフィルター汚れ、大学生活で更なる悪化する場合があります。勉強に集中するためにステロイド塗布を継続し、更に範囲や強さなど増す場合もあります。

社会人になってから、ステロイドをずっと使っていると良くないと自覚し、医師への信頼もなくし、脱ステが始めります。強度のリバウンドを経験し、入院する方もいれば、家に引きこもってしまう場合もあります。ここでもう二度とステロイドを使いたくないと思い、他の治療法を探します。

ここから数年かけてあるゆる温泉・食事療法・瀉血・漢方などぐるぐる回る方が多いです。良いのか悪いのかアップダウンを繰り返し、アトピーに対する混乱や余計に悪化するような療法など、更に誰も信用できなくなります。

次第には標準治療に戻り、20年前と同じ治療で同じ事を繰り返す。長期ステロイド塗布をしていたので、皮膚が薄くなりさらに敏感になっている事もあります。安全な商品を探すのに苦戦するケースが多いです(洗剤・保湿剤・シャンプー)。

結婚し、子供が産まれ、育児で手の湿疹が新たに始まり大きなトリガー要素となります。手のケアに対する知識が少ないため、手を頻繁に洗いすぎたりし、乾燥でそこから感染に繋がります。

ここで渡米治療を決心し、上記すべての悪化要因を追究し、長期安定のために駆除していきます。皮膚が丈夫になるにつれ、ケアも楽になり、簡単には炎症がでないようになり、はたから見てもアトピーとは判らない状態を維持していくのがゴールとなります。

悪化要因リスト:
洗濯洗剤と衣類の乾燥方法、室内や外で衣類を干していると空気中のアレルゲンが衣類につくので、それが皮膚と接触し悪化する方がとても多い。
合わない洗剤が衣類に残っており、汗をかいたときに成分が皮膚と長期間接触
柔軟剤を使っていたりし、成分が衣類に残り皮膚との長期間接触
洗濯機の中にカビが発生している

マットレスと枕にダニカバーを使っていないため、長期間接触で悪化

掃除機をかける事により、埃が舞い、空気中アレルゲンから悪化
畳の部屋で寝るため、掃除機を使っても埃やダニを吸いきれないため、悪化

お風呂の温度が高すぎで、出た後に痒みが増し、皮膚の乾燥が酷くなる

上記が基礎的なリストで、ここから個人的な要因を探し、改善します。



2020年1月23日木曜日

YOUTUBEライブ前のFAQ2問目

前回のFAQはステロイドに関するFAQでしたが、今回はドクターマセソンとアメリカと日本の医療の違いを少し説明します。

まず、ドクターマセソンはアメリカ皮膚科認定医であり、M.D. 皮膚スペシャリストです。日本とは医学部のカリキュラムが違い、M.D.になるにはまず高校を卒業した後、4年間の大学で生物・科学・数学系などのメジャーを卒業してから医学部に入ります。医学部に入るにはMCATというテストを受け、その点数を使って大学を選びます。医学部は4年~6年で卒業し、そこからレジデンスと言い、研修医として病院で働きながら勉強をし、専門部門によって異なりますが3年~7年修行します。その後3つのテストをステップごとに合格する事によりライセンスを持った新米ドクターになれます。

その後サーティフィケーションという専門医の称号を取るために、学会などに所属します。審査・査定をクリアしていき、クラスでもTOPであったりするともらえます。

これらを維持するためには州ごとに医療ライセンス保持の定期的更新と更なる勉強と最新の情報を常に知識をアップデートする必要があります。

はい、これで専門医になれました。ここから仕事を探し、実戦の経験を積んできます。色々なケースを治療をしていく事により、あらゆるシナリオに対処できるようになります。
ここでART of MEDICINEと言い、今までの経験と知識を生かして感性を使う事により、更なるクリエイティブな治療が可能になります。

ドクターマセソンに戻りますが、この方は内科医としてのサーティフィケーションも持っていたので、お薬の知識、怖がらずに使える自信と安全性などの知識がとても強いです。その上、週末は救急病院でもボランティアしていたころもあり、どんな患者が来るか判らない状況で治療もしていました。
製薬会社や大学からの研究・治験を行うリサーチセンターと皮膚科を経営されていたので、数々の新薬や市場に出ているお薬の効果・安全性・例外な使い方などの知識も豊富です。アシクロビルやクラリティンの治験・臨床研究なども行っていました。
治験では体に害を与えていく高容量のレベルから効果がほぼない低用量などもすべて見るので、お薬の説明書以外での使い方など知っています。製薬会社はとても保守的な投与量を説明書に入れるので(有効期限や投与量を少し誤っても体に害がないレベル)、例外な使い方はその薬の治験データや実際に治験を行っていないと判りにくいものです。

テキスト通りに患者様が全員治っていたら、医者はいりません。標準治療基準もあくまで”ガイドライン”のため、医師が感性を使って患者様一人一人に合った治療をするのがスペシャリストの仕事です。

其の上、ドクターマセソン、めちゃくちゃ良い人です。踏ん反り返った名医の毛もありません。会ったらすごく安心します。但し、ストレートに笑顔で”スキンケアとかトリガー駆除してないと、絶対治療困難するけど、これはあなたの体であなたの病気なので頑張ってね”とグサッと来ます。

我々コンサルタントの仕事はトップのスペシャリストを患者様と繋げ、治療成功率を上げるために疾患の教育と安心感を与え、始めから最後までサポートする事を心かけています。本当に人の事を思って仕事をすると、自然とサポートやケアが成り立って行きます。私も数々の患者様たちと遭遇出来て、それぞれの壮絶なストーリー、苦労、自殺未遂までなっている人もいましたが、その人たちの人生をポジティブに変えれる用な仕事はあまり無いと思いました。その方達の治療に参加させて頂き、とても感謝しております。

会話が少しそれましたが、ドクターマセソンとはそういう医師です。




2020年1月21日火曜日

Youtubeライブ招待の直リンク、2月8日2020年 2:00PM

これがYoutubeライブの直リンクとなります:
https://youtu.be/8iH7jaSiAuQ

FAQ其の1 (これは2016年の講演会時にドクターマセソンから答えて頂いた質問です)

What is the proper use of topical corticosteroids (TCS)?

It is an interesting coincidence that such misconceptions exist about these medications.  Oral and injectable corticosteroids such as the ones we use are extremely safe medications when used properly.

ステロイド外用剤(TCS)の正しい使い方は?

これらのお薬に対しては不思議と両国に誤解が存在するようです。口径剤、注射のコルチコステロイドは我々が使用しており、正しく使うととても安全なお薬です。

They are used to control flares and reset the patient’s skin so that it can be initiated on or returned to a maintenance program.  The reason they are safe in our hands is that they are never used on a continuous basis but only for short period of time and never long enough to suppress the adrenal gland.  They are never used for maintenance but only for rescue or controlling rebound.

炎症を抑えるためと患者の皮膚をリセットするために使用されており、メンテナンスを始める事、もしくはメンテナンスに戻る事のために使います。どうして我々が使用すると安全なのかと言うのは、継続的に使用しないのと短い期間しか使わないと副腎の機能を低下させません。これらはメンテナンスとしては使わずにレスキュー、もしくはリバウンドコントロールの時にしか使いません。

The topical corticosteroids we use are moderate or mild strength.  The one exception is a strong product used in tiny amounts for hands.  They are used in intermittent intervals and never continuously.  Problems with these products arise when used continuously or when strong topical steroids are used.  This can lead to many complications including adrenal suppression, cataracts, stretch marks, permanent thinning of the skin, rebound, and progressively worsening atopy.

我々が使用するコルチコステロイド外用剤は弱から中度の強さです。唯一例外で使用している強度の物は手だけに少し使います。断続的に使用し、絶対に継続的には使用しません。これらの商品に問題が生じる時は継続的に使用したり、強度のステロイド外用剤を使用した時です。その結果さまざまな問題を起こす事があり、副腎機能の低下、白内障、肉割れ、永久的な皮膚の薄み、リバウンドとアトピーが徐々に悪化する事です。

Our patients are instructed in the safe and effective use of the topical products and the oral and injectable medications are only under the direction of myself.

我々の患者達は安全で効果的な外用剤の使い方を教育されており、口径剤と注射薬は私からの指示が必要です。

A problem we are seeing in Japanese patients more frequently  is adrenal suppression from long term low dose Prednisone prescribed by Japanese doctors.

我々が日本の患者から診られる高頻度の問題が、日本の医師から処方されている長期間低用量のプレドニゾンによって副腎機能低下している方達です。

Also of interest, is a study in JAAD examining possible effect of intramuscular TAC such as we  use when patients arrive in US on the Hypothalamic-pituitary-adrenal axis.

更に興味深い研究がJAADに載ってあり、我々の渡米患者に使っているTACの筋肉注射から視床下部下垂体副腎系への作用を調べる記事がありました。

Two injections 6 weeks apart resulted in no secondary adrenal insufficiency in any patients.

2回の注射を6週間の期間を開けて投与した結果、二次的な副腎機能低下はどの患者にも診られなかった。

JAADの記事:
(Reddy S et al. A prospective observational study evaluating hypothalamic-pituitary-adrenal axis alteration and efficacy of intramuscular triamcinolone acetonide for steroid-responsive dermatologic disease. J Am Acad Dermatol 2013 Mar 29; [e-pub ahead of print]. (http://dx.doi.org/10.1016/j.jaad.2013.02.005)

I have no idea why this is happening, but it is the completely wrong way too use this medication.  It is of virtually no benefit and only causes problems for the patients.  It requires longer stays in the US and typically requires months to safely reduce the dose and gradually withdraw from the medication.

どうしてこのような事態になっているか見当つきませんが、このお薬の使い方を全く誤っています。利点がほぼ無く、患者へ問題を起こすだけです。アメリカでの滞在が伸び、安全に量を下げていきお薬から離脱するのに数ヶ月は掛かります。

まとめると、ステロイドは治療ではなく、道具として治療の一つにしかすぎないです。たぶん、ステロイドが治療だと思っている方が多いと思います。デュピクセントもアレルギー治療もJak1阻害剤も道具です。

2020年1月20日月曜日

2月8日2020年(土)2:00PM YOUTUBEライブでの説明会・Q&A

Youtubeライブは初ですが、新しいテクノロジーを使って日本ドクターマセソンコンサルテーションプロジェクトに関してご説明やQ&Aを行いたいと思います。

講演会での経験上、同じ質問も多いので事前にFAQを作っておきたいと思います。
FAQの内容は:
ステロイド恐怖症、依存症など、安全性やリスクと危険性の説明
ドクターマセソンって誰?
アメリカと日本の医療アプローチ、根本的な違い、どうして日本では治りにくい?

これらは以前の講演会でもお答えした内容です。

Youtubeライブで成し遂げたい事は日本でのドクターマセソンコンサルはどのように行うか、流れなど、そして渡米治療を日本へもっていきたいという思い。渡米しなくてよい、費用も下げ、ハードルをかなり下げたプログラムにしたいと思いました。

Q&AはYoutubeライブのページにチャット画面があり、そこへ質問していけます。フィルターが掛かっているので、嫌がらせや喧嘩売るような会話になってくると削除されるシステムになっているようです。これはYOUTUBE自体の自動フィルターシステムで日本語でもトロールというかどうか判りませんが、イベントを台無しにしたり、嫌がらせだけ言う方、スパム(同じ文章を何回も繰り返す)をフィルター掛ける事で時間を有益に使えます。

私も初めてなのでどうなるか判りませんが楽しみではあります。私のYOUTUBEチャンネルリンクは:https://www.youtube.com/user/OregonMedicalLLC

チャンネル追加は必要かどうか判りませんが、するとライブをスケジュールしたときに告知されるようです。

こちらかはそちらは見えないですが、皆様のお力になれる事を願っております。
次のブログ投稿にYoutubeライブの直リンクを貼っておきます。



2019年12月28日土曜日

アトピー治療の新薬、レブリキズマブ 第3治験オープン!

アトピー性皮膚炎に対する新たなヒト型モノクローン抗体IL13阻害剤の生物薬治験がPhase3(第3)期に入りました。Phase2b(第2b)の治験データがとても良かったため、製薬会社もこのまま研究を進める事を判断したようです。

製薬会社はダーミラ社で、データと噂ではレブリキズマブはデュピクセントよりも効果が優れているのと副作用がほぼないのがメリットです。

治験内容は16週間の生物薬投与(全員実薬)で、効果があった方達は36週間の投与期間に移ります。この36週間の間は3グループあり:
グループ1.実薬投与を2週間に1回
グループ2.実薬投与を4週間に1回
グループ3.偽薬

と分けられます。この36週間期間の間で、16週目に皮膚が悪化していたり、EASIスコアなどが下がっていると、実薬投与2週間に1回のグループ1に入れられます。

治験期間は合計52週間で、その後のオープンラベル(実薬を無料でもらえる期間)は1年間と想定されております。

オープンラベルの診察期間は始めは頻繁にありますが、私の経験では、途中から3か月に1回など、かなり期間は空きます。

海外の方が治験をアメリカで受ける場合はVISAが必要となりますが、審査が通れば10年間の医療ビザが所得出来ます。
その他ご質問等ございましたら、info@omcllc.org にてメール、もしくはKoheipdxでラインして頂ければ幸いです。

2021年ぐらいにFDA申告で市場に出るのは2022年ぐらいの見込みです。ただし、このお薬は日本で治験を行っていないので、日本では購入できない可能性が高いのと、現在デュピクセントの値段を考えると、1か月40万円ぐらいの定価になる見込みです。




2019年4月6日土曜日

渡米アトピー治療2019年、夏のスケジュール

ポートランドも桜が今満開になり、やっと春らしくなってきました。

アメリカアトピー治療プログラム、ドクターマセソンの夏スケジュールを公開致します。

5月15日~8月下旬2019年まで、患者様のスケジュールに合わして渡米治療が可能となりました。

渡米期間は4週間となり、木曜日診察 x5回となります。

ケアホームもリニューアルされ、以前よりもダウンタウンに近いので、とても便利が良くなりました。





ドクターも年々仕事の量を減らして、ゆっくりと引退への道を作っているので、新規の患者様を受け付ける期間は狭くなってきています。一度患者様になれば、ドクターも自分がお亡くなりになるまでずっとサポートをするとおっしゃっています。但し、新規の渡米治療はそろそろ終盤になってきていると思います。

後継者として、ドクターイースト先生がいますが、まだドクターマセソンが現役の間に治療を受けるのが良いとは思います。

ご質問等は:
koheitakazawa@omcllc.org にてメールして頂ければ幸いです。