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2020年1月31日金曜日

アトピー治療FAQ3 YOUTUBEライブ2月8日2020年

YOUTUBEライブ直リンク 2月8日2020年 2:00PM

YOUTUBEライブ前のFAQ3は日本とアメリカのアトピー性皮膚炎治療の違いです。

まずは医師の違いです。以前にも学歴やカリキュラムの違いを書きましたが、日本では高卒ー>医学部6年ー>研修医2年で医師になります。
アメリカでは高卒ー>4年生の大学で化学・生物・数学などで卒業ー>医学部4年~6年ー>研修医3年~8年ー>臨床研究員3年~5年ー>サーティフィケーション(専門医として認定)1年
皮膚科専門医はアメリカではTOPクラスのドクターが多いです。なぜなら、患者様が死亡する可能性がとても少なく、緊急オペで夜中に叩き起こされたりする事が少なく、仕事も幅広く探せます(美容整形・コスメ・開業医・製薬会社との臨床研究など)。
後、アメリカでは医師ライセンスを維持するには毎年の更新が必要となります。日本ではまだ更新は必要ありませんが、指摘されているので構成は考えているようです。

次の違い、日本では国民保険制度であり、アメリカでは個人で保険に加入する必要があります。お互いメリット・デメリットはありますが、困難な疾患になってくると国民保険の限界が見えてきます。
診察時間の違いもあり、アメリカではすべての医療機関を見ると、平均で20分になっています。ドクターマセソンの場合はその時の診察によって、時間は変動するのでリミットはありません(平均30分ほど)。日本では患者様のお話では2分~3分と聞きます。
目で見るだけではなく、皮膚を触るのもとても重要だとドクターは言います。

次の違い、お薬や新薬など、ほとんどはヨーロッパかアメリカの製薬会社が開発しています。そのため新薬の開発や臨床研究がもっと豊富なため、データが多い方が真実に近づきます。新しい高性能のお薬が早く導入され、それらも更なるデータとなり(治験とは違い、もっとたくさんの数が市場に出回るデータ)、疾患に対する集中した治療アプローチなどデータによって構成されていき、医療記事などになります。国民保険に縛られないので、国が決めるよりも市場が何を必要とされているか決まります。

次の違いはドクターマセソン特有ですが、薬の使い方と知識です。内科としての資格もあるため、薬に対する危険性やリスクの知識と経験が豊富で怖がらず、安全に使えます。ベリーストロングなどのステロイド外用剤は絶対使わず、リバウンドは我々の患者様の中で起こった方は一人もいません。きちんと指示をせず、リバウンドのリスクがあるようなお薬を渡すとアメリカでは訴訟問題になりかねないです。日本の医師は内服薬を使う事がほぼなく、あったとしてもプレトニゾン5mgとかなので、焼石に水です。最低限のお薬を長期使うよりも、始めにパンチ効かせて、良い状態をメンテナンスするという方針です。お薬は怖いというよりも、プロの下で使うと安全に使えるようにするのが医師の仕事です。危険なお薬だけですと臨床研究と薬事法からの認可が出ません。

次の違いは医師達がチームワークで患者様を治療する事です。ドクターマセソンでも、”ここは私も判らない”という場合もあり、他の専門分野の医師とコミュニケーション取りながらチームで治療します。現にドクターベイカー(アレルギー)とドクターマセソン(皮膚)が共同で治療されているため、ここでもお互い専門分野でチーム体制を取っています。一人の医師がすべてできるというのは、不可能に近く、治療成功率が低くなると思います。

州ごとによって多少法律が異なりますが、オレゴン州などでは奨学金で研究など進めるので、国からの補助金で普通では資金が無い研究も進みます。
新薬の発売も早い上、先にデータ収集されるので、最新の治療を受ける事が出来ます。
医師のクオリティ、使える道具、診察時間の長さや医師が見る患者の数、クリエイティブな治療法で患者様一人一人に変えれる発想の豊かさは日本では不可能な部分が多いため、これはどうしようもない事が事実です。






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