OMC

2016年12月24日土曜日

アメリカで治療を行うための準備

ケアホームやゲストハウスなど、アメリカでの治療を行う場合に生活するたもの準備するために最近色々と患者様からアドバイスを受けました。

始めて渡米される方も多いので、ポートランドで治療期間中快適に生活するのには:
                                    

11月~3月の服装
この季節は雨が多いので、ブーツなど
雪が降る時もあるので防水スプレーと雪でもOKな靴やブーツ(2月からは雪の可能性はほぼゼロ)
ホッカイロ

皮膚が回復してくると、炎症をおこしていた皮膚がぼろぼろ剥けるので両面テープのコロコロ

スキンケアを行うと髪の毛がべたべたするので、ヘアーバンドやカチューシャ

Wi-Fi機能が付いているタブレット・スマホなど

20分間のお風呂中に携帯電話を使うならジップロック袋

洗濯用ネット

ガムテープ

食べ物:
日本茶
梅干し・海苔・ごま塩
米(カルフォルニア米は現地で調達可能)
味噌汁
ドレッシング(アメリカの物は濃い)
クックドゥ系のレトルト

胃薬、頭痛薬や便秘薬は現地でも調達可能だが、種類が判りにくい時もあり、持って行くと安心

フィットネスセンターを利用する場合は、運動服
夏にプールを使う場合は水着
部屋履き用スリッパ

オレゴンは水道水を飲めますが、体が合わない人もいるのでボトルの水を初日に購入する
                                         

これらは今まで渡米してきた方達からのアドバイスでした。




2016年12月10日土曜日

アトピー治療アンケート・データ収集

今年の夏ぐらいからアメリカアトピー治療のアンケートを作りました。データ数としては少ないですが、69名の患者が現在アンケートを記入して頂きました。匿名式なので誰がどのように答えたかはわかりませんが、全体図が判ります。

アトピー治療に熱心な方や我々と頻繁に連絡を取り合っている方達がアンケートを書いた方達のほとんどだと思います。アトピーが良くなった後はブログや掲示板、オンラインでのアトピー世界はおさらばになる事が多いです。アメリカで治療を受けて、アトピーから”逃げた”と批判される事も聞いた事があり、ネットでかなり叩かれる人もいるようです。その方達の声は踏み倒され、アトピー世界とはおさらばになってしまいます。

熱心な方はブログを書き続けたり、講演会に来て頂いたりしてくれています。

下記のデータを見ると:
渡米治療前の状態
とても悪い4~5が92.64%


渡米治療後、現在の状態:
とても良い1~3が89.85%

渡米治療中のサービスやアメリカでの生活
とても良い1~3が85.3%

渡米治療後、生活の質が上昇、病気に対する自信
良い方へ変化があったが98.55%

これらはあくまで小さなデータ数の統計ですが、ドクターマセソンが言うベルカーブに近づいて来ました。大体は15%・70%・15%の割合で振り分けられますが、我々のゴールとしては治療困難になる方を~5%未満に抑えたい所です。当然医学上では100%の確立で病気を治す事は不可能ですが、生活の質を上げる事に集中しています。その結果、アトピーからの混乱や家族、仕事の部門では98.55%の割合で人生のプラスになっています。

ネットでの評価サイト(食べログや旅行ブログなど)はお金を払えば悪い評価を消せるので、我々は使っていません(Yelpですと一つ消すのに$30ぐらいだと聞きました)。もしくは、悪い評価を上げない変わりに金をよこせなども起こっています。

このアンケートは企業用で、第三者が権利を持っているので私からはタッチ出来ません。リンク先も渡米治療後のチャットワーク、もしくは私と直接Eメールしている方でしかアンケートが出来ません。

大きな課題としては、ポートランドの土地価格がどんどん上がっている上、円が弱くなっているので患者様への負担が大きくなります。費用は出来るだけ上げず、なんとか工夫して運営するのにも最近は苦戦になってきています。このまま同じ費用でキープしていますが、大体ドクター達のオフィスは毎年費用が変化する所もあります。

我々はアメリカでもトップのスペシャリト・ドクター達の治療を紹介しているので、相応のサービスを心掛けています。

2016年12月8日木曜日

ポートランドでの生活 クリスマスツリー・カッティング2016年


去年も投稿しましたが、毎年恒例のクリスマスツリー探しに行きました。木の種類はダグラス・ファー、かノーブル・ファーの2種類に分かれています。去年はノーブル・ファーにしたので、今年はダグラスに決めました。違いは枝の太さと数です。ノーブルの枝は太いですが、数が少ないので飾りで埋めないと寂しくなります。ダグラスはもうちょっと”ふさっと”しているので絵本などに出てくる木を想像してください。’

今年も少し田舎のクリスマスツリー・ファームへ行き、のこぎりを借りて切りに行きました。高さは約2メートルちょっとで幅は1.5メートルぐらいです。



プレゼントの山は、リンジーの家族や私の家族、知的障害のケアハウスの子達、患者様達やお客さんなど、結構な数になってしまいます。但し、T-シャツ1枚でも箱に入れて包んだりするので、プレゼントを開ける楽しみを増やしているような感じです。


飾りは毎年同じですが、いつも一つは新しいオーナメントを買っています。去年は宇宙船でしたが、今年はまだ決めていません。ギャグでトランプさんの飾りなど面白いかなと思いましたが、毎日それを見ると腹が立つのでやめました。



この季節はアメリカではめぐみを与える事を集中しています。Food Bankと言い、缶詰や乾燥食品などを持って行ったり、子供達の病院へプレゼントを寄付したり色々とあります。

恵まれない子供達や家庭はこれらの寄付によってこの厳しい時期から救われます。政治、宗教や貧富の差などを忘れて、せめてこの時期だけはみんなが分かり合える事を心から願っております。

追伸:12月8日2016年
ケアホーム用のツリーを昨日、患者様が飾ってくれました。(これは偽の木なのでアレルギーなどの心配はありません)

11月チームのKさん、綺麗に飾って頂き有難う御座います!

2016年12月1日木曜日

東京の2016年講演会から昨日無事帰宅致しました

2016年東京アトピー性皮膚炎医療セミナー、無事終了!


(左から、高沢晃平・OMC、ドクターロバート・マセソン・OMRC、ドクター白沢・Merck Pharm. co.、明石郁夫・AAJ)

午後のディスカッションパネルで、ドゥプリマブ、日本とアメリカ治療の差、スキンケアの重要性などの対談でした。

今年もとても充実した講演会でした!沢山の方達に来て頂き、私、明石さん、ドクターマセソンからも心から感謝しております。この講演会は治療の説明以外に、我々関係者にとってとても心が癒される場となっています。新規の方達は当然、以前渡米された方達とお会いするのも、とても楽しみにしております。ご家族やお子様も連れてこれらる方も多く、ハッピーストーリーを聞くとみんな遣り甲斐が出ます。医療系のお仕事は仕事柄に、問題を解決する事が99%であり、良くなった後はおさらばなので、ついつい問題ばかりだと思ってしまう時もあります。すべての方のお名前は憶えれないですが、顔を見ると、特に印象の強かった方はすぐに思い出します。

2016年での大きな課題が:
”ドクターマセソンはもう辞めてしまうの?いつまで続けるの?”
”トランプさんが大統領になったので渡米するのは危険なの?”
”アトピー性皮膚炎は大まかに二つの原因で成り立っている”
”アトピー新薬のドゥプリマブはどうなってるの?”

が一番印象に残ります。

ドクターマセソンが第一号の日本人患者を治療されてから20年以上経ちます。スローダウンしているのは事実ですが、講演会ではっきり”私は医者として日本の患者様を治療する以上に至福感を感じる物が無いので、これからも新規と今までの患者様に対して治療を続けます”と言いました。”来日するのも、私に来て欲しくないと思う人がいない限りは毎年日本へ行きます”と体力的にもOKのようです。但し、リサーチの方は来年で終わるので、治験や臨床研究などは2017年で終了します。とても心強いメッセージでした。

トランプさんの件に関しても、ドクターマセソンから一言ありました。”確かにトランプが大統領選挙を勝ちましたが、この方の考えは我々アメリカ人がすべて同意しているわけではありません。得にポートランド・オレゴンは人種を関係なく受け入れる姿勢が強く、この州はトランプとは反対していました。私のクリニックでさえ、黒人とメキシコ人のハーフ、アジア系の看護師など、女性8割のクリニックであり、前も今も将来も、人種に対しての考えは変えません。ご心配なく渡米してください”と言いました。

アトピー性皮膚炎に対しても、もっと判りやすい図で説明しました。


黄色い丸が自己免疫疾患 - 赤い丸が表皮バリア疾患
(免疫=体の中)(表皮=皮膚の問題)

上のブルーの箱は外部からの影響で、悪い物はアレルゲンやストレスなど、外からの影響です。良い物はスキンケアや教育などです。

下のグリーンの箱は遺伝子であり、これは我々のコントロール外で有る事を示しています。これは生まれ持った遺伝子の配列であり、親からもらう遺伝子で左右されます。

内服ステロイドや免疫抑制剤、ドゥプリマブなどは、免疫障害(黄色い丸)の方に効果があります。これは全身投与と言い、注射や飲み薬などで投与します。

黄色と赤の丸はお互いを悪化させあいます。両方に集中して治療しないと悪化します。

ドゥプリマブは来年Q1に市場発売を予定していますが、Sonofiの方で製造やマーケティングの問題、データが破損していたりがあるので、延期される予定です。とても残念な事ですが、来年中にはアメリカで発売予定されています。日本はまだ少し時間が掛かるようで、来年中には無理でしょうと、インサイダー情報を貰いました。

ディスカッションパネルでは、日本のお医者様で白沢先生と言う方にも参加して頂きました。先生は5年ほど前に大阪で講演会を行った時に始めてご参加して頂きました。お子様がアトピー性皮膚炎を患っており、ドクターマセソンのプレゼンテーションで覚えた事を自分の子供に行った結果、とても良くなっていったようです。そのおかげで我々も日本の先生との信頼を結ぶ事が出来ました。アメリカの製薬会社、Merck、日本支部のトップランクドクターなので、ふつうではあまりお会い出来ないレベルの方ですが、毎年講演会に参加して頂いています。ドクターマセソンの講演会を聞く前は、自分でも他のお医者様を転々とし、医療関係者なので民間療法には手を出していませんでしたが、行き止まりになっていたようです。別件で、日本のセレブの方もポートランドで治療に来ていますが、まったく同じストーリーでした。”お偉い先生のご紹介”を転々として、結局は皮膚に塩を擦り込んでいたり、訳のわからない状態になっていたようです。セレブ、医療関係者でも辿るルートはまったく同じのようです。困っている方達は収入・学歴・ステータスなど関係なく、行き止まりになっています。

プレゼンテーション内容は後日、いつものようにお写真などを削除した物をUPします。

ドクターマセソン、私、AAJの明石さん、渡米治療を終えた患者様達や新規の方達、みんなのチームワークによってこのプログラムが成り立っています。この情報がお役に立った事を心から願っております。




2016年11月16日水曜日

渡米アトピー治療・体験談 第8話

10月チームの方で30年間ステロイド外用剤を使用しながら、一度も止めた事が無いので初めてリバウンドを2015年に経験された方です。

このような状態になっている方は決して少なくありません。脱ステブログなどを読んで、民間療法や漢方で乗り越えようとするととんでもない事になり、ステロイドを又使い始めるか地獄の用な日々を暮らし我慢し続ける二つのパターンを問診票で読みます。

ステロイドの強さ、頻度、範囲などによってリバウンドの強さは異なりますが、コントロールしながら進めないと、漢方や民間療法ではとても辛い思いをしてしまいます。我々も沢山の方達のリバウンドをコントロールして来たので、辛くなく、日本からの強いステロイド外用剤から離脱出来るシステムをドクターマセソンが作ってくれました。

この方は渡米する前、食べるのもやっとなぐらい重症で、何をするのも痛いし常に痒みがあり、睡眠も取れておらず、ぼろぼろの状態で渡米されました。魂も皮膚も両方限界の状態になっていたのは全員理解していました。

初診日の診察時にドクターブラウベルト(ドクターマセソンのパートナー・皮膚科スペシャリストとOHSU教授)にも診て頂き、ドクターマセソンが”これがアメリカでは見ないリバウンドの結果で、患者本人は医学的根拠のある正式な治療を行っていない”と説明していました。渡米直前までに行っていた治療は電流を体に流す治療、食事療法と脱お風呂・脱保湿(お風呂は1か月に1回)の方針だったようです。

ドクターブラウベルトが診察室から出た後は、首を振って”That is too bad and just too sad””とても可哀そうでこれは悲しいですね”と言いました。英語でのニュアンスでToo Sadは直訳で悲しいとも言いますが、あまりにも低レベルな治療すぎて悲しい事態とこの場合はとらえます。脱保湿などの治療方針を指摘や反論する以前の問題でもはや悲しいとしか表現できないようになります。

治療がスタートした時点でいきなり16時間ぐらい寝れたようで、同チームの患者様から私の方へ夜心配でお電話が掛かって来たぐらい寝てくれました(まさか。。のお電話でした)。

治療の経過が一番説得力あるので、我々の指示通りケアも行って頂き、とても理解力が強い方でした。ポートランドも色々と冒険して、バスを使ってシアトルも行きました。英語も少し話せる方でしたので、終盤ではリーダー的な存在になっていました。渡米時はしゃべる事もあまり出来ず、疲れ果てていましたが、別人になっていきました。

最後の週はポートランド・シティ・グリルのブランチで、日本の旦那様から、結婚記念日をアメリカで過ごす事になるのでお花とカードをブランチで用意されていました!なんてすばらしい旦那さん。。私も見習わなければいけません。これは母と旦那さんのプランで患者様には秘密にしていました。私はてっきり忘れていたので、テーブルに着いた時に”なんやこのお花とかは、テーブル間違えとんのちゃうか。。。”と言ってしまいました。母のするどい目線がこちらに届いた瞬間に思い出しました。台無しにする寸前でした。






渡米中にゲストブックをすべてワードファイルにタイピングしてくれました。これは後日英語に翻訳してドクターマセソンにプレゼントする予定です。お礼としてOven & Shakerのピザを食べに行きました。ブログにも参加して良いと了解も頂き、本当にこちらからも感謝しております。このようなモデル患者と出会えたのが光栄に思えます。この治療、ドクターマセソン、我々と出会えたのも何等かの縁だと信じています。



2016年11月11日金曜日

ポートランド・オレゴンでの生活日記: ハロウィン2016年・紅葉

更新が少し遅れましたが、今年のハロウィンイベントのお写真を載せます。

Trick or Treatと言い、子供たちが仮装して住宅地でお菓子を貰いに行きます。これは私も子供の頃に毎年行きました。大人になってからは、大人の用の仮装パーティーがあり、ハロウィンの日じゃなくてもその前の週末にナイトクラブや家でのパーティーが行われます。大人のコスチュームはお笑い系、もしくわセクシー系が多いです。今年流行った映画のキャラや、大統領選挙の時はトランプ・クリントンコスチュームなどが主流です。






(収穫)

私の家庭はファミリーコスチュームで、DisneyのRatatouille(ネズミのシェフ)にしました。ネズミの名前がレミーなので丁度良かったです。シェフの帽子には紙でネズミのシルエットを作り、中に貼り付け、LEDのライトをリモコンで操作するシステムを作りました。

(赤のコンバースがポイントです)

実は私、ハロウィンの仮装が結構好きです。昔から想像力を生かしたプロジェクトなど好きだったので、毎年手作りで作っています(コスプレ?)。

後、紅葉の終わりでしたがポートランド日本庭園に行きました。ボランティアで日本庭園の紹介DVDの翻訳なども行っているので、一応無料パスを貰っています。
日本から庭師・石垣師などを呼んで、本格的な日本庭園を実現しようとしています。







まだまだ田舎なポートランドですが、徐々に良さがばれてきて、ものすごい数の人達が引っ越しに来ています。土地値が全米1に上がったぐらいで、もはや穴場では無くなって来ています。ゆっくりした自然の環境と都会のバランスが上手に取れている町なので今の時代にはとても人気があるようです。田舎と町を結びつける事によってポートランド独特の雰囲気が特徴です。

2016年10月19日水曜日

OHSUオレゴン人工授精プログラムの経過

OHSUと言う全米のトップクラスになる、オレゴン・ヘルス・サイエンス・ユニバーシティと言う施設の中にある最上級の人工授精・不妊治療スペシャリトドクターと5年ぐらい掛けてさまざまな日本の患者様に対して治療を施してきました。同性カップルや内科的な問題を抱えている方達、日本で何回も挑戦し、ことごとく痛い思いをして失敗してきた方達などに対して、今の所我々のプログラムでは失敗例がありません。40半ばから後半で自分の卵を使いたいという方は治療を続けられなかった方はおられます。ドナーが絶対嫌と言う事で、5%以下の確立だと言われたので継続しないケースでした。

現在治療中の方はポートランドで旦那様のお仕事の関係で長期滞在していたため、出張の後半に人工授精を終えて帰国する予定でいました。その通りに治療が進み、昨日妊娠検査ですべてGOODだったので、成功しました。

どうして日本で上手くいかなかったのか?なぜセレブや海外慣れしている人は外国で人工授精を行うのか?など、私が聞きたい質問でした。みんなほぼ同じストーリーになっています(この点はアトピーの治療に似ているかも知れませんが)。

日本では短期間で人工授精を何回もチャレンジし、クリニックによっては”一番良い方法”を取るのには、1回失敗してからでないと出来ないなど、何回も人工授精を行うのが以外とふつうになっているようです。後、お薬が苦痛で痛いとも聞きました。こちらで行った患者様はそれらの経験をしてきているので、怖かったり痛いのがもう嫌だと言う人もいます。一度お薬投与などが始まったら、はじめは自分で注射を打つのが怖かったりしますが、2~3回目はへっちゃらになっているようです。ペンの用な形をした注射器もあるので(エピペンのような)打ちやすく、全然痛くなかったようです。

辛いとか怖い、痛いとかは一言も言いませんでした。何回も人工授精をチャレンジしなければいけないなどと言う言葉も無かったです。我々の場合は一発で成功するケースしか見た事が無いので、何回のサイクルもする保険システムもOHSUからは”そんなんいらん”と言われました。商品として一回のサイクルで失敗した場合の保険パッケージもありますが、ドクターリーは少し微笑みながら首を振って”You won't need that here"”ここではそれはいらないよ”と言ったのが印象深かったです。

外国慣れしている方やアメリカの実態をしている方達は日本で何度も痛い思いをして行うよりも、アメリカで手っ取り早くする方が多いようです。費用も日本で2回ほどすると同じぐらいのコストのようです(滞在費や航空費は掛かりますが)。初めから知っていれば先にアメリカでやっていたのに。。良く聞く事です。

時間を掛けて、一番良い方針を先に取るので、染色体遺伝子検査や男女産み分け、受精卵のグレード分けなど、患者様が納得するオプションをすべてご用意しています。ポートランドの滞在を楽しみながら、お薬や治療、通訳や送迎の事は我々にお任せ下さい。

来年の春にドクターリーを連れて不妊で困っている方達に現実的な海外での人工授精プログラムの紹介を東京で行う予定です。OHSUとOMCが共同で海外不妊治療プログラムが正式にスタートするので、とても力強いアライアンスを組めました。フィル・ナイト(ナイキの社長・オレゴン出身)がOHSUへとてつもない寄付(100億単位)をするので施設・医療器具・ラボの研究者・スペシャリストの質はアメリカ一を目指しているようです。

不妊で困っている方達へ、ギブアップせず良い治療法を探せると希望はあります。ご質問などは:
http://omc-jp.com/ にてご連絡下さい。希望を無くさない事を心から願っております。




2016年10月15日土曜日

アメリカ治療のデメリット、悪い点は?

アメリカで治療を行う場合、悪い点やデメリットを教えて下さいと言う質問を頂きました。最悪のシナリオやリスクなども知りたいと言うのも安心感に繋がる要素だと思います。我々はこれらのリスクを踏まえてあらゆる対処をしています。

最悪のシナリオ:
飛行機事故・交通事故
薬物からのアナフラキシー
治療中にドクターが事故に合う
滞在中にポートランド大地震
急に病院閉鎖

リスク:
~5%の治療困難グループに入る
もし再渡米する場合、費用が掛かる
処方のお薬が日本の税関で引っかかり、お薬を受け取るまでに時間が掛かる
Eメールなどの気弱性
日本で海外医療保険を申請しても通らない可能性がある

デメリット:
アメリカで治療を受けると国民保険が当然使えないので費用が掛かる
お仕事や学校を休んで治療を受ける必要がある
初めて海外へ出る方にとって不安な気持ちになる
海外で治療を受けると日本で批判を受ける方が多い
アメリカが苦手と言う方にとって治療中の生活が好ましくない

なお、最悪のシナリオになった場合は我々は力になれないと思いますが、その下のリスクやデメリットの部分は色々な対処を作っております。

治療困難なグループに入ってもスペシャリトドクター達が感性を使ってありとあらゆる方法を探し続けます。複数のドクターが治療に掛かる場合もあります。医療にも限界はありますが、特に難しいタイプの患者様を治療してきているので、我々やドクターたちも自信はあります。

アメリカの滞在が怖かったり、言葉がしゃべれないので不安な処もありますが、我々の経験上、初めてアメリカへ来る方のが多く(グアムやハワイは私はほぼアメリカではないと思っています)、始めは不安な気持ちでいっぱいですが、我々のチームと会い、ドクターとの診察も受け、ケアホームで落ち着くとダウンタウンへ行ったり、患者本人が自分で行動し始めます。ポートランドはまだ田舎な所もあるので、人も親切で犯罪などのトラブルは今の所ありません。

海外で治療を受けると言うとすごく反対する方も多いようです。”アメリカの医療は怖いよ””わざわざアメリカまで治療しなくてもいいんじゃない?””日本で治らなければ世界どこ行ったって治らないよ”、良く聞く事です。無視してアメリカへ治療を出来る方なら良いのですが、親が反対するととても困るようです。親は病気の実態を100%理解していないので、とても難しい状況になりますが、我々が親とお話したりする事も多いです。説得するための治療情報や心配事など、いつも相談に乗ります。トップのスペシャリストドクター達と最先端の医療器具、お薬などを活用して患者様にとって一番安全で研究・臨床があるものだけを紹介しています。

ポートランドでの滞在がすごく苦痛と言う方はあまり耳にしません。当然裏ではアメリカ最悪と言う方も中にはいると思いますが、食べ物も20年前と比べると本当に美味しくなってきていますし、自然が好きな方にはどのシーズンに来ても楽しめる物はあります。ダウンタウンもショッピング街は一応揃っていますし、とても綺麗な町と言われます。ホームシックになる方達は家族や子供と会いたいと言う方やペットが恋しくなる方もおられます。最近の技術を活用して、フェイスタイムやSKYPEなどで無料で連絡が取れるようになったのも良い事です(昔は国際電話ですごい請求書が来た時もありました)。

当然アメリカへ治療に行くと言うのは勇気が要る事です。お金の問題だけではなく、我々に体を任せると言うリスクを背負いながら、批判の嵐の中、治療に来る方も少なくないので、ドクター達もとても尊敬しております。成功するのにはリスクやチャンスをつかめる方でないといつまでたっても同じ方法でぐるぐる回る人の方が世の中には多いかも知れません。このブログを読んだり、なんらかの縁があってアメリカの治療に繋がった方達は現在のアンケートデータ調査によると99.5%の方達が”生活の質が上がった”と記入されております。

病気を治したいと思う方達へ、方法は必ず探せばあります。その方法をお探しするための助けとして我々が存在しています。いつでもお気軽にご連絡下さい。



2016年10月8日土曜日

アトピー性皮膚炎、10月2016年チームの治療経過

患者A
渡米前に強度のステロイド軟膏などは使われていなかったのでリバウンドのリスクはありませんでした。炎症もほぼ全身に症状が出ており、落屑や痒みが酷かったようです。アレルギー検査では100点満点のスコアを出し、プリック検査の時点でほぼすべてに強い反応を示していました。喘息も酷く、NiOX(肺の炎症を測る器具)ではものすごく高い数値(~200ぐらい、平均は10~30)が出ていました。渡米前は喘息の発作を毎晩の用に起こしていたようです。

現在、落屑が無くなりスキンケアを始め皮膚の状態が安定してきています。アレルギーラッシュ治療も無事終了し、喘息も夜発作が無く寝れるようになっているようです。痒みもだいぶコントロールできるようになり、私から見た感じでは皮膚のもっちり感が出てきています。顔はニキビが少し出るぐらい皮脂が出てきているので、保湿をあまりしなくても良いとドクターからの指示を受け、プラスティーベースからセタフィルローションへ移行して行っています。状態が良くなるとケアやお薬の量が減っていくので、これも治療の経過として診ます。


患者B
この方も渡米前には強いステロイド軟こうを使っていなかったのでリバウンドをコントロールする必要はありませんでした。但し、日本でリバウンドを起こしてそのまま適格な治療を行っていなかったため、強い炎症が全身に残ったままありとあらゆる治療を試していたようです。この中で一番気になったのが、”脱保湿・脱お風呂”の治療法です。これは問診票でたまに見る治療法で日本で流行っているかも知れませんが、医療根拠があまり無く、アメリカの皮膚科では聞いた事が無い治療のようです。臨床・研究などが行われていない治療法はギャンブルになるので、アメリカでは”アルタネティブ・メディソン”と言い、お祈りやオーラ、気功、食事療法や薬草の部類に入ってしまいます。理論としては、正式な研究が行われていないから効かないとも言えない、と、昔の人たちはこれで良くなっていた、の二つが一番多いです。良い効果があれば、何をしても良いのですが効果が無ければその方にあった正しい治療とは言えません。

炎症のレベルがとても高かった患者様なので、まだ少し痒みは残っているようですが夜も眠れるようになり、生活の質は大幅に上がっているようです。少し運動する事も始め、落屑も無くなり、皮脂が戻って来ているのでスキンケアを調節する時期になりました。アレルギーラッシュも無事終了し、残りの渡米治療期間中は色々とポートランドを楽しんで頂きたいです。アトピーが良くなってから子供を作る話も少し出てきたので、ポジティブな思考になってきている事も治療の経過として診ます。

後、ラッシュが長いので、待ち時間中用のお弁当も作ってくれました!これも良い治療経過の証拠。。?
(ひき肉、ナスと温野菜の赤味噌和え、半熟卵と白ごはんで混ぜて頂きました。ビビンバに似た感じでとても美味しかったです)


お二人とも渡米前はとても不安な気持ちもあり、色々な点で心配事もあったと思います。我々もこの点に関しては理解しております。このアメリカでの治療が最後のチャンスになっている方も決して少なくない事も知っています。この責任感は重く、ドクターマセソン、ドクターベイカー、OMC、AAJ、患者様ご本人も全力を尽くして治療に取り掛かっています。

ポートランドでの治療も始めてから25年目になりますが、それまでに色々な患者様とお会いできる事が出来ました。長いお付き合いのお友達になった患者様もいますし、ポートランドで治療を受けた後にオレゴンへ留学した方達や、家庭を築き上げたり、安心して子供を作ったり、医学部に入って皮膚科に目指したり、仕事に復帰したり、大幅に人生を変える事が出来ました。

アトピー治療プログラムも時代と共に進化していき、来年になるとモノクローン抗体生物薬・ドゥプリマブもアメリカでは春か夏の初め辺りに公認される見込みなので、アトピーに対する新たな武器が増えます(最新のお薬なのでとても高額になりますが)。

アメリカへ治療に行くのには勇気が必要だと思います。一生に一回のチャンスはキャッチ出来る人と見逃す人で別れると思うので、我々の考えでは出来るだけ多くの方達にこのチャンスが存在するという事を広めたいと心から思っています。

2016年10月1日土曜日

レミーの成長日記 その3


来週で0.5歳になります。前回からの経過はやはり周辺をもっと気にするようになりました。私やリンジー以外で抱っこされると泣く事も増えました。以前は誰が抱っこしても良く判っていなかったと思います。後、離乳食も食べ始めました。1週間ごとに食べ物を変えています(グリーンビーンズ、グリーンピース、スイートポテトのローテーションです)。

(食べるの大好き、私から似た物だと考えられます)

夜も寝てくれますが、おしゃぶりを夜中に無くすと泣く時があります。ベビールームと寝室を分けているので、おしゃぶりを口に戻しに行くのがめんどくさいです。最近は自分でおしゃぶりを探して口に入れる時もあるので、ベビーベッドの上におしゃぶりを4つぐらいばらまいています。夜中にどれか一つは探して口に入れる事が出来ます。

ほ乳瓶も自分で持てるようになり、自分で出来る事は全部やらしています。お座りも上手になり、座っておもちゃで遊ぶ事も出来ます。まだハイハイはできないのと、うつ伏せの姿勢が嫌いなようなので、ハイハイをせずにそのまま歩きの方へ行く可能性があります。アメリカではハイハイを無理やりさせなくても良いと言われています。お座りから歩きに行く子もたまにいるようです。

離乳食を追加すると便秘になりやすいので、砂糖控えめのアップルジュースなどがお通じに良いそうです。今試していますが、まだあまり違いが判りません。





(立つの大好きです) 


(注:このヘッドバンド系はアメリカで人気あるようですが、これは私の趣味ではありません)

現時点までは、周りのサポートも多く、仕事のバランスなどもきちんとスケジュールし、人生を少し調節すると予測していたよりも楽です。夜泣きなどが少ない子なのでそれはラッキーとしか言いようがないですが、100%夜泣きが無い事ではありません。リンジーはものすごく準備をするタイプなので、いろいろなシナリオを想定して整えていきました。

しいてマイナス点を言うと:
ベビーシートがタクシーに無いので使えない(UBERと言う素晴らしいタクシーのプログラムです)
特定のレストランが行けない(ベビーシッターを使わないと)
夜8時PMになるとタイムアップ。毎晩のお風呂に入らないと良く寝れない可能性が高くなる。
お互い自分のアクティビティをするとどちらかに負担が掛かる。

共働きの場合はお互いの時間とアクティビティを良く考えて行動しなければ問題になりやすいです。

責任を分担して、全員に負担を少しずつ分ける事によって一人が爆発しないのを防げます。全員のストレスレベルを出来るだけ落とす事によって赤ん坊もストレスを感じず、良く寝てくれて、あまりふちゃふちゃ言わないかも知れません。

サポートが回りにいて、健康な子なので恵まれている事に関して感謝しております。

(おじいちゃんのお参り、去年の5月にお亡くなりになられました)



2016年9月19日月曜日

11月26日2016年、アトピー性皮膚炎アメリカ治療プレゼンテーション 情報

今年は日本でのドクターマセソン・アトピー性皮膚炎プレゼンテーションを初めてから10年目になります!始めて日本へ行った時にすごく緊張したのを良く覚えています。どんな質問が来るのかな?逆切れして滅茶苦茶にならないか?突っ込まれると果たしてすべての質問を的確に答えれるのか?と色々不安なところもありました。経験と時間と共にアトピーに関するご質問やご不安点など把握できて来たので毎年自信がついていきました。治療成功する方達が圧倒的に多いので、それが自信に繋がります。これが上手くいかない治療であれば、こちらも怖くてお勧めする事が出来ません。

ドクターマセソンが日本へ来日されるのは今年で最後になります。今後の渡米治療プログラムには変化はありません。

会場:リージャス・イーストサイドスクエア 
〒160-0022 東京 都新宿区新宿 6-27-30 新宿イーストサイドスクエア B1F
11月26日(土)2016年
10時AM プレゼンテーションスタート
5時PM 終了
プレゼンテーションに参加するのにはサインアップが必要なので、詳しくは下記のリンクへお問い合わせ下さい。100名まで座れる会場を押さえています。毎年、大体ほぼ埋まります。



プレゼンテーションの内容は:
午前中(新規の方達に有益な情報)
各自関係者達の自己紹介:ドクターマセソン・OMC・AAJ、それぞれの役割
アトピー治療の根拠・アメリカの治療:スキンケア・お薬・アレルギー・リバウンド
子供治療:家族で治療を行う事、子供の治療を正式にオープン
ケーススタディー:過去の患者治療経歴、アメリカでの治療と帰国後の状態

休憩

午後の部(もう少しリラックスした環境でお互い話あったり、討論したりする感じに変わります)
What's New:アメリカ最新医療情報、アトピー治療の進歩や最新情報
良く聞かれる質問:日本の患者様からよく聞かれる質問をドクターが答えてくれます
AAJ紹介:AAJの役割、どのようにしたら治療に参加できるのか?
OMC紹介:アメリカ側でのサポート。ケアホームや帰国後のサポート。
ディスカッションパネル:日本の医師とドクターマセソンの討論、アトピー性皮膚炎の治療会話
グループディスカッション:参加して頂いている患者様にもご参加して頂き、みんなでお話合いをします。
治療体験談:渡米治療を終えた方達が治療前・治療後のお話をしてくれます。
お別れの言葉:最後のスピーチでプレゼンテーションは終わります。
がやがやタイム:会場を片付けながらみんなフリータイムで我々とお話したり、渡米治療を終えた方達と相談したりの時間です。

リラックスした環境で出来るだけパワーポイントから遠ざけたいと思っています。渡米治療を終えた方達も沢山来て頂いているので感謝しております。ドクターや我々のお話も重要ですが、治療を終えた方達のお話が一番有益な情報になると思っています。

ドクターマセソン、日本の先生達、AAJ、OMCJ、患者様、全員で成り立っているプログラムです。今年もみんなにお会いできる事を心から楽しみにしております。



2016年8月30日火曜日

8月2016年アトピー渡米治療チームの経過

今月のチームは女性3名、男性1名です。親子の方(お母さん・娘)がおられるので4名でケアホームに滞在出来ました。

患者A
長期間の内服ステロイドを使用しており(約2年)、このような事態になっている方は4人目となります。似たようなケースが徐々に増えていく見込みです。内服ステロイドを長期に渡って使用すると、内科的な問題やリスクが上がります。日本で処方されている量が少ないので、あまり症状も抑えられず、お薬を止めれない状態になっている上に副作用は出てくるので効果が薄く、危険な治療方針です。ゆっくりと減薬していき、その上アトピーを上手にコントロールしていくのがコツです。内科的な副作用も見ていくので、アトピーと副腎機能を両方治療する事になります。お薬からの副作用とアトピーの炎症は別物だと説明するのが重要です。ドクターは内科的なダメージの方が心配されていますが、今の処はアトピーもコントロール出来ており、内服ステロイドからの減薬が始まりました。これは約4カ月から6カ月掛けて減薬していきます。アトピーの方は落ち着いているので、あとは内科的な副作用が出ない事を願っております(筋肉の痛み・白内障・付け根の痛み・倦怠感)。あと、副腎機能が停止している間に大きな事故など起こった時に体の自然の働きが機能しないので、ショック状態になったりするリスクもあるようです(骨折や極度のストレスなど)。長期内服ステロイドが今の”流行り”であれば、これはとても良くない事です。

患者B
衣類の下がとても炎症が多い方で、顔などは比較的症状が軽い方でした。この炎症パターンは衣類などからの接触性パターンであり、顔・首があまり出ていない方は空気中アレルギーが大きな原因ではない場合があります。アレルギースクラッチ検査を行ってみると、ドクターの言われる通りアレルギーがかなり少ないタイプでした。木が数種類反応を起こし、その他ダニや埃すら出なかったです。但し衣類を外で干していたので、空気中のアレルゲンが濡れた衣類につき、一日中それを着る事になるので胴体がとても悪化していました。アレルギーが少ないのでやはり経過はとても良く、炎症が多かった服の下もだいぶ色が取れ、快適に過ごせるようになりました。アレルギーの数が少ない方は大きなトリガーが一つ無いような物なのでラッキーです。

患者C
まだ子供ですがすでにアレルギー体質であり、スクラッチテストも多くの反応を示していました。これは幼いころから皮膚のバリアがしっかりしていないので、空気中のアレルゲンから体内に入る量が多く、ずっと免疫を刺激されるため子供でもアレルギー症状が出始めます。炎症などは、まだ若いのでアトピー年月が浅く、色素沈着などが始まる前に治療をスタートしたので、成人アトピーの困難なケースにならない見込みです。早くから治療を行うと正しい知識やケア、お薬に対する知識などが豊富になるので、リバウンドや色素沈着が起こらない見込みです。とても良い子で、物分かりも良く、みんなに誉められています。子供の治療は大人と違い、成長していくと共に新たなトリガーやホルモンなどで難しい時もありますが、安全なお薬でドクターの基で治療を継続していくので親も安心していました。とても重要な時期だと思います。若くから治療が出来て良かったと思っています。

患者D
全体的に炎症が出ていましたが、主に顔・手・首が集中して症状が診られました。レストランで務めているので、手が一番酷かったです。傷口から感染を起こしており、更に炎症を悪化させていました。顔は、その手でよく触る癖があり瞼や眉毛のエリアがいつも赤くなっていたようです。首はほぼ全員のアトピー患者が炎症を持っていると言っていいぐらい、良く見ます。首は皮膚の性質が違い、回復も遅く、トリガーの接触ポイントとして衣類が良く擦れる場所でもあったり、色素沈着が残りやすいのもあり、曲者です。但し、手をきちんと守る術を覚え、そこからアトピーが広がらないようにするのがポイントです。スキンケアも上手で、理解力が強い方でしたので今後の安定が期待されます。

8月はポートランドの天気が最高の時期なのでいろいろと楽しい事をご一緒しました。行動力のあるチームで、食べる事が好きでSalt and Strawのアイスクリームやブードゥードーナツを良く食べに行っていました。

バイトと言うウォーターフロントのお祭りでワインの試飲やポートランドローカルの食べ物を楽しんだり、Street of Dreamsと言う夢の家ツアーなども行きました。私の妻が建築系の会社で務めているのでチケット無料でゲットできたのでお得でした。

 Steet of Dreamでみんなとランチ、家は3億~5億。。為替が良くないので今回は誰も買いませんでした。

まさしく、”夢の家”ツアーでした。ポートランドでは毎年行っています。

ポートランドシティグリルでのブランチ食べ放題です。ミモサ(シャンパンとジュース)も$10で飲み放題です。 

家の奥さんも大好物のレストランです。レミーは残念ながら見るだけです。

今週に帰国ですが、とても良いチームで治療経過も良く、ケアーも熱心に行ってくれたので今後の経過がとても楽しみです。オレゴンでの治療はスタートであって、終わりではありません。我々はアメリカで日本から遠いですが、いつでも何があってもサポートし続けます。これからも皆さんの病気を治すために新しい治療法やプログラムをもっと良くしていく事を心がけています。アメリカの治療が最後の頼みの綱になっている方も少なくは無いと思っているので、その気持ちを忘れずにOMCチーム、ドクター達も理解し、全力を尽くしています。

8月チームの皆さん、治療お疲れ様でした。又いつかお会いできる事を心から願っております。


2016年8月26日金曜日

アメリカ治療専用、新ケアホーム!

9月2016年からケアホームがリニューアルされました!同じ敷地内ですが、内装がすべて変わりました。もうちょっと今風です。

ケアホームの周りには徒歩2分でスーパー、24時間ファミレス、ハンバーガーのファーストフード、銀行、スターバックス、タイ料理屋、31アイスクリーム屋、酒屋、スポーツバーなどが揃っています。

実は8月チームの方達が自転車を購入したのでケアホームへ次のチームが使えるように置いて行って下さるようです。自転車15分ぐらいで大きなモールもあります。

バス停も徒歩3分以内にあり、元気になった患者様達はそれを利用してダウンタウンなども行っています。大体30分~45分でダウンタウンまで行けるようです(車ですと15分ですが)。

ケアホームは朝食付きで、WiFiインターネット、ケーブルテレビ、お掃除、ケア用品などが付いております。始めてアメリカで滞在する方もホテルとは違い、自宅のように使う事が出来ます。日本スーパーもポートランドに一件あるので、日本食がとても恋しくなれば食材を調達する事も可能です(値段は3倍ぐらいです)。ポートランドでの生活に慣れると、患者様達も横のスーパーを”家のスーパー”と呼んでいました。


敷地内にはプールとフィットネスセンターが無料で使え、少しハイキングできるぐらいの土地幅です。今はポートランドも暑くなってきているので8月チームの方達はプールを使いまくっています。



我々の仕事は医療の翻訳だけでは無く、患者様達が充実した滞在を送れるように心掛けています。始めてアメリカに来て、みんなに反対され、不安な気持ちで来るのは良く理解しております。ほぼ全員が一度ポートランドに来るととても安心され、我々のチームを信頼するようになります。9割以上が”帰りたくない”と言うぐらい、とても過ごしやすいようです。ドクターがいつも、”ホームシックにはなっていませんか?食べ物は大丈夫ですか?”と聞いてくれます。別の心配事に気持ちが行くと言う事は病気がコントロールされている証拠ですね。

病気を治療する事は生活の質を上げる事なので、ポートランドで美味しいご飯を食べにいったり、観光したり、今までしたかった事をするのも治療の一部だと考えています。ドクターからもじっとしていないで、外に出て日本でするような事もしくわ、したかった事をしなさいと言われます。人生を取り戻して、仕事の効率や人間関係、家族との関係なども大きな変化が見られると信じています。