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2016年6月30日木曜日

レミーの成長日記 2


家のレミーが生後2ヵ月3週間となりました。

前回からの変化は:
長く寝るようになった。とても助かります。始めの間は夜でも昼でも2時間置きにお腹が空いて泣いていましたが、今は日中時に2~3時間置きにミルクを飲んで、夜は5時間から最高記録8時間寝てくれます。

始めからあまり泣かない子。これについてはあまり変化が無いですが、少し泣いてもすぐに泣き止んでくれるので、他の方からは”ラッキー”と言われています。

日中もっと起きている。はじめはほぼ日中も寝ていましたが、今は起きている時間が長く、遊び疲れて長く寝てくれます。前は20分起きては、40分寝てぐらいを繰り返していました。

体重が良いスピードで増えている。レミーは小さめで産まれたので、アメリカの基準では20%全般と言うレベルでした(他の新生児の20%が同じ体重)。前回の診察では60%まで上がりました。小さく産まれた子でも大体は平均値まで追い付くようです。

少し笑顔を作るようになった。これは生後3ヵ月ぐらいから始まるようですが、やっとすこしにこやかになりました。いつも面倒をみてあげてるのでムスっとしていると何か嫌な感じがしていましたが、今はやっとフル笑顔と言うよりも、なんかへらへらしているふにゃっとした笑顔です。無いよりマシのような感じです。

ミルクの飲む量。これは不思議と飲む量はほぼ同じ(120ccぐらい)ですが、毎回すべて飲み干すようになりました。はじめは途中で寝てしまったりしていましたが、今はきちんとフィニッシュします。前回と同じように日中は母乳で夜はフォーミュラ粉ミルクにしています。フォーミュラの方が消化が遅いので夜の寝る時間を増やせるかなと思いました。


トラブル:
真菌から感染しやすいようです。首の辺り、脇の下などが良く白い物が溜まり、独特の匂いがするので抗真菌クリームを使います。これはミルクの垂れなどが皮膚と皮膚の間に詰まり、中々洗いにくい場所です。

鼻づまり。ミルクを飲むのに鼻から息をしなければいけないので、鼻がつまると息苦しくなります。これは食塩水スプレーを鼻の穴に入れてからストローの用な物で鼻くそを吸います。始めは違和感ありましたが、何でも人間は慣れるものですね。

結膜炎の可能性。バクテリアの感染を起こしやすいようなので、免疫が強くなるまでは結膜炎に良くなるようです。目ヤニがとても多いので、抗生物質のジェルを目に入れて、バクテリアの数をコントロールしています。目は赤くないですが、純血しだすとすでに感染を起こし手遅れらしいので、目ヤニや目をよく擦っていると、早めに対処しています。

感想:
まだ”お父さん”と言う気持ちがわきません。新生児も我々の存在をまだ良く理解していないような気がします。ミルクを飲まして、おむつを替えて、寝さして、お風呂に入れてお薬を使って、少し遊んでは又寝ての繰り返しなので、”子育て”と言うよりも”生かす”と言う段階に感じます。今、いきなり違う夫婦と入れ替えても、レミーには影響が無いような気がします。ロマンが無く、申し訳ございません。

少し笑顔を作り出した時は確かに嬉しかったです。ちょっとした変化を楽しむ事が重要だと思うので、喋りだしたり歩き出したりは当然大きい変化ですが、長く寝たり、首を少し上げれるようになったりの変化も確かに見てて楽しいです。この時期は今しか無いので、大変でも感謝しなければいけないと思います。












2016年6月19日日曜日

アトピー性皮膚炎を治療するのには。。

この病気は沢山の要素が混ざっています。多くの方たちが行っている温泉療法や漢方、食事療法も”当たり”を探している事になりますが、”当たり”が20個ぐらい必要であると、一つや二つ”当たって”も治療成功には中々繋がりません。我々はすべての要因を探そうとします。小さな物かも知れませんし、見落としている物も沢山あります。あてずっぽうに探すよりも合理的に専念された方法で探し、お薬も使い、すべて一気に行うので効果があります。

省略された図ですが、アトピーの内面的な問題(遺伝性、免疫疾患)と外部からの要因(アレルギー物質、刺激物、衣類など)を両方対処する事により治療成功率が上がります。お薬だけ使ったり、外部だけに集中しても中々安定しません。すべて一気に同時進行で治療する事によって治療効果が大幅に上がります。今までやっていた事と”何か違う”と感じます。


2016年6月17日金曜日

5月チーム、アトピー渡米治療の終盤

5月チームも最後の週になりました。ラッシュアレルギー治療も無事終了し、さまざまなトリガーも対処し、病気に対する自信をつけていく時期です。渡米中はドクターマセソンが近くにいるので安心しますが、帰国するのが一番怖いようです。そのためにはアメリカ滞在中に皮膚をチャレンジし、個人特有のトリガーを探し、対処していきます。幸い、5月・6月は気温の差が激しく、とても暑い日(30度越え)もあれば、雨で寒い日もありました。汗の対処や気温によってスキンケアを調節したり、とても良い練習になったと思います。当然日本の夏はオレゴンでは実現できる事は出来ませんが、30度以上の日にダウンタウンへ遊びにいったり、汗を掻く事により今後の練習が出来ます。

安全な衣類探しや洗濯、家事や料理などから手を守る対策や日常生活のトリガーも対処します。人によって日常生活が異なるのでお仕事の内容や家の作りや生活習慣などもすべてドクターとお話しし、プランを作って行きます。

患者Aは4歳のお子様がおられるので子育て特有のトリガーは手の湿疹になります。アトピーを持っていない方でも手がやられるほどなので、ニュートロジーナのノルゥエー式無香料ハンドクリームをお勧めしています。水にとても強く、べたべたしない保湿剤なので(ノルゥエーの漁師達のために開発されたハンドクリーム)水仕事や料理などにとても強いです。その他、掃除や家事をするときのハンドケアを教わり、感染予防をしっかり行う事により再感染率を下げます。安全な洗濯方法と季節に合したスキンケア、汗の対処などもこれから暑くなっていくのでしっかりとマスターして帰ります。

患者Bは服の下に炎症が多いタイプなので安全な衣類を探す事が重要になりました。安全な衣類というのは素材だけにこだわらず、触り心地が重要になります。女性はどうしても下着がトリガーになりやすいので、ブラジャーもスポーツ系で後ろにフックがついていない物やパンツも股のエリアが擦れないようにボーイショーツ(ぴたっとしたトランクスのようなパンツ)が安全です。後は触り心地を手で触ってみて、擦れるポイント(肩の前、首の周り、下着ライン、胸下、ブラジャーラインなど)が柔らかいかどうか確認する事です。スポーツ系がなぜ良いのかと言うと、通気性や擦れなどを考えてデザインされているのでアトピーの敏感肌にとっても安全な物が多いです。ヘアーカットも指摘され、内側に曲がる髪の毛が首に直接当たっているのでそれが刺激になり首の横ばかりが痒くなっていたようです。スカーフをするように、首へ刺激を与えるとかゆみが発生する場合が多いです。

小さな事でも重なっていくと、どれもアトピーコントロールに繋がります。たかがスキンケア、たかが安全な洗濯方法、たかが衣類探し、たかが汗のコントロール、たかが感染予防、たかがアレルギー治療、たかが。。何か多いですよね。これがアトピー治療の根本になります。ドゥプリマブやステロイドも道具にしかすぎません。患者への教育、道具、ドクターマセソンの知識などすべて含めて一つの治療となるので、一つに集中しない事が治療成功につながります。





2016年6月3日金曜日

ビデオSKYPEディスカッション、アンケート

渡米治療された方達の情報になりますが、今月のビデオSKYPEディスカッションは:

日本時間6月17日(金)
12:00PM ~ 12:30PM - スロット1 空き
12:30PM ~  1:00PM - スロット2 空き
1:00PM  ~  1:30PM - スロット3 空き

ご予約時にスロットタイムとディスカッション内容をChatworkかEメールでメッセージして下さい。なお、事前にキャンセルする場合は24時間前に必ずご連絡下さい。ディスカッションはどんな内容でもOKです!ご予約の時にどのような内容のディスカッションを行いたいか記入しておいて下さい。

チャットワーク内のシステムでビデオチャット機能が付いています。今回はこのシステムを活用してビデオチャットを行いたいと思います。チャットボックスの項目にEmoji、誰宛てのメッセージ、添付、とその横にビデオカメラのアイコンがあります。そこでビデオチャットが出来るのでちょっと試してみて下さい。もし無理であれば、滑り止めとしてSKYPEを使います。



最近に渡米治療後のアンケートも始めました。治療プログラムをもっと良くしていくのには、患者様からの声も必要です。快適にポートランドで過ごし、充実した治療になるようにいつもアイデアを絞っています。アンケートの直リンクは私へEメール、もしくわチャットワーク内からでもリンクが見れます。もしお時間があるときにアンケートをクリックして頂けると幸いです。8問ほどで、約2分程度で終了出来ると思います。匿名式なので、誰がアンケートを終了したか判りませんのでご安心して下さい。データ収集完了後は又ブログなどに載せます。ご協力有難う御座います!

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