OMC

2015年7月23日木曜日

2012年~2014年にケアホームでのお世話をしていたご家族への寄付

このブログ投稿は渡米治療を終えた方達へのメッセージです。


とても悪いニュースが最近判りました、下記が母からのメッセージです:
(ルネとアリーシャをご存じでない方達へ:このご家族は2012年夏から2014年秋までケアホーム施設の患者様達の滞在中お世話をしていました。)



Nozomi ちゃんへの寄付

皆様のお世話をさせて頂いていた、ルネとアリーシャの長女のぞみちゃんが、重い病気で入院しています。
のぞみちゃんは、2歳半となりましたが、先天性で脳に欠陥があることが最近わかりました。
すでに半身の一部に麻痺があり、痛みもあります。
814日に、頭の後ろ側半分の頭蓋骨をはずす大手術が予定されています。
この手術では、助かる確率は50%だそうです。
どうか皆様のお力をお願いしたいと思います。
11000円のご寄付と、彼ら家族に暖かいメッセージを戴ければ、とても力になります。
どうぞ宜しくお願いいたします。
高沢 奈美子

ご寄付の振込先:Info@omcllc.orgにてご問い合わせ下さい。

メッセージ:namikotakazawa@omcllc.org

スペイン語に翻訳して彼らに渡します。

このメッセージはチャットワーク・Eメールにも配信しております。





どうかご協力をお願いしております。Nozomiちゃんの手術の成功を心から願っております。


2015年7月22日水曜日

アメリカでのアトピー治療、体験談・第5話

ゲストブック投稿、第5話になります。この方は6月~7月2014年にアトピー性皮膚炎の治療目的で渡米されました。状態がとても酷く、若い可愛い子なのに肉体的・精神的にはボロボロでした。


初診の日に私がお迎えに行った時は、あまりの疲労と痒さで泣いていて、そのまま会話も無くドクターのオフィスへ行ったのは良く覚えています。この状態ですと、完全に”まな板の鯉”なので潔く新しい知識もすんなり入り、ドクターの指示も確実にクリアしていきました。

滞在中は良くシアトルにも遊びに行き、毎週元気が出てきていました。Bolt Busを利用するとシアトル・ポートランド往復だけのバスで、片道$~25ぐらいで行けます。WiFi搭載のバスで快適な旅になります(私も何度か利用しました)。治療の終盤は毎週シアトルに行っていたような気がします。

治療中に私の結婚式もあり、出席して頂きました。結婚式は6月29日でした。Oregon Golf Clubでのセレモニーとその後にパーティがあり、アメリカの結婚式も経験出来て良かったと思います。

私の結婚式写真です。ワイフは中国系と東ヨーロッパ系のハーフです。

今はとても元気になり、アメリカで留学を決心して語学学校に通っています。アメリカでの治療終了後、留学された方はこの方で4人目になります。英語を勉強してドクターマセソンに自分から感謝の気持ちを伝えたいために留学した患者もいます。

アメリカでの治療後は人によっては、米国との縁が出来、その後ビジネスや留学、投資などにも繋がる方達もおられます。日本のお医者様で治療を受けた方が、今はアメリカの医薬研究者として今年からお勤めされているようです。2009年頃のドル安の頃に投資目的で物件を購入した方などもおられます。アトピーを治療して、ビジネス・仕事に繋げれる方は一石二鳥ですね。本職ではありませんが、そういう部門でもドクターマセソンから勤め先に紹介状を書いて頂いたり、人工授精での法的な部分やビザの関係などもお助けしています。

なんだか、また話が変な方向へ逸れてきましたが、アトピーから解放された後に新しい道を切り開くお助けとしても活躍しています。何歳からでも人生は新しくスタート出来ると信じています。


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2015年7月12日日曜日

アメリカでのアトピー治療、体験談、第4話

今回のゲストブック投稿にご協力して頂いた患者様は、2013年8月に渡米しポートランド・オレゴン州でアトピー治療を受けました。



生後1年からアトピー性皮膚炎を患っており喘息・花粉症の症状も有り。これはいわゆる遺伝のセットで全員ではありませんが、アトピー・アレルギー・喘息セットを受け継いでしまう人が多いです。アトピー・アレルギー・喘息は別々の症状と疾患ですが(アトピーを持ってなくてもアレルギーだけ持っている人も多い)お互いを悪化させる関連性はあります。

私も子供の頃は喘息持ちで肺炎にもなり、幼稚園の頃入院した事もあります。アレルギーも持っており春・夏の花粉シーズンは鼻水・目の痒み・くしゃみ・咳きなどの症状が有り、衣類の洗剤も粉石鹸や匂いが強い洗剤、柔軟剤など使用すると肌が荒れます。アトピーは持っていませんが、皮膚が”デリケート”なようです。

母も花粉症持ちで接触性金属アレルギーを持っています。アロマセラピーなどで使う”自然”オイルなどからも接触性アレルギー反応を起こした経験もあるようです。母の場合はかなりの前向き思考なので、これらの症状を持っていても”私の体はええ物しか使われへん、金・プラチナ・パラディウムしかプレゼントできへんで”など。

私は日本のことわざには限られた知識しかないので、英語で”Glass is half full or empty”と言う表現がありますが、コップにお水が半分しか残っていない、と見るかコップにお水がまだ半分も残っている、同じ物でも見方によって思考が変わると言う事です。ドクターマセソンも、治療中の方達に


”良くなっている所から集中しなさい、まだ炎症が残っている部分ばかり集中すると損ですよ、あなたは渡米した時は全身に酷い炎症が出ていて、夜も寝られない・仕事も出来ていない状態から今は皮膚の表面積の10%以下にしか出ておらず、何十年も患っていた疾患なので回復や色素が戻るのには時間が掛かる部位もありますよ、これから生活の質を上げる事に集中しましょう”

と言われる方もおられます。なんだか話が逸れて来ました、私も喋りだすと止まらないタイプなのですいません。

ゲストブック投稿をして頂いた患者も前向き思考で治療を進めて頂き、日本で使っていた強いステロイド軟膏リスト、キンダーベイト、リンデロンVG、デルモベート(私は通称デーモンベートと呼んでいます)からも離脱し、正しいケアの知識も得て自信をつけて帰国して頂きました。

K.Y.様、ご協力有難う御座いました、多くの患者たちに心が通じる事を願っております。





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2015年7月8日水曜日

アトピー性皮膚炎用新薬・ドゥプリマブ(リジェネロン製薬会社)



我々は製薬会社からの治験患者募集のコーディネートも行って来ました。治験と言うのは、製薬会社が新しいお薬を開発するために効果・安全性・投与量などを見るための研究です。他国の薬事法に公認されるように、大手の製薬会社は世界中で治験を行います。

これらが本当の最新医療であり、まだ市場に出ていないお薬を使う事が出来ます。オレゴン・メディカル・リサーチ・センターはドクターマセソンとドクターブラウベルト博士と友にパートナーで経営されています。アトピーのお薬だけではなく、主に乾癬や水虫などの新薬治験が実地されています。

ねずみの段階から、第一治験までは安全性をかなり強調し、人間への治験に辿り着くまで4~5年は掛かる物もあるようです。



このドゥプリマブ(IL4とIL13受容体を制御するお薬)はモノクローン抗体と言い、人間の抗体をクローンした物を投与します。そうする事によって、安全性も高く、制御する免疫が決められているので副作用もほぼゼロに等しいのです。他の免疫制御剤などは広く制御してしまうので副作用があったり、副腎への負担なども生じます。ステロイドなどは何十年も使われてきているので決して悪いお薬ではないのですが(即効性があるので)次世代のお薬と比べると使い道が違います。

ドゥプリマブは家でご自分で投与出来る治療になるので、1週間に1回、下腹部に決まった量の注射器で打ちます(糖尿のインシュリンと似ているかも知れません)。慣れてくれば、なんとも思いません。初めは確かに少し緊張しますが。



約6名ほどドゥプリマブの治験をコーディネートしましたが、効果はものすごく良かったです。確かにステロイドほど即効性は無いのですが、皮膚の性質などが変わり、もちもちした感じと患者から聞きます。2週間ほどでだいぶ効果を示し、なんとアレルギー症状も治まっています。長期期間使う用にお薬がデザインされているので、安全性も高く、家で自分で打て、副作用が無く、アトピーの因子をコントロールしていきます。

残念ながらリジェネロン社のドゥプリマブ治験はもう終盤に入っており、新規募集がもうほとんどありませんが、それはお薬が市場に出る時期が迫って来ていると言う事です。薬事法はとても厳しく、動きが遅いので第三治験(長期期間の安全性・投与量などを見る最後の段階)が終了してから、約3年は市場に出るまで掛かるようです。



新薬を使ってもスキンケア・感染予防・トリガー削除などには変わりありません。患者の心理で、魔法の特効薬を探す方が多いですが、アトピーの場合はそうは行かないのでドゥプリマブを使ってもドクターマセソンが指示しているケアーは必要なのです。

新薬を投与しても乾燥肌にスキンケアは必要、感染(バクテリア)の対処もこのお薬では出来ず、よっぽどなトリガー(悪化の要因)と遭遇してしまうと、炎症が貫いて出てきます。但し丈夫な肌を維持する事が出来ればちょっとやそっとでは炎症が起こりにくくなります。

アメリカで市場に出るのが3年ぐらいとお聞きしているので、日本ですと後5年ぐらいだと思います。一番の難関はコストになります。製造の時点でものすごく高額なお薬なので、似たようなモノクローン抗体の乾癬に使われているお薬が1年間で250万ほどのコストになっております。果たして日本での国民保険制度で何名のアトピー患者にドゥプリマブを処方出来るかになります。国民保険制度の国はバイヤー力が強いので、大量の発注をする際に値段を強く交渉する事が出来ます。



40%引きでの交渉で日本全国で購入した場合でも1年間の負担が150万ほどになります。日本のアトピー人口全員に処方してしまうと破綻するので、重症の方のみに処方許可が出るかも知れません。誰が重症で、軽症と言われても本人が重症だと思っているかも知れないので、難しい問題になると思います。

このお薬で多くのアトピー性皮膚炎を患っている方達が救われると予測されます。上場している企業で、何千万ドルもアトピー性皮膚炎専用の新薬への開発に投資する商品の方が信用はあると思います。世界各地での治験・研究は約$4,000,000,000.00(400億円)ぐらいは平均で掛かると言われています。



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2015年7月2日木曜日

アメリカでのアトピー治療、体験談、第三話

今回のゲストブック投稿は2014年8月に渡米治療を終えたM.Y.さんです。

過去暦を辿っていくと:
2歳の頃にアトピー性皮膚炎と診断され、肘・膝裏ぐらいの症状はステロイド軟膏で治まっていたようですが、成人になってから悪化していったようです。

30代には脱ステでリバウンドも経験しており、かなり悪化していった様子です。その後、リバウンドで激悪化した状態を引き伸ばしていたため、少しは改善するがその先の治療法が民間療法や温泉療法だけになってしまったようです。私の考えでは皮膚科に対する信頼を失ってしまったので、少しでも良いと思う治療・漢方薬・サプリメントを挑戦していたようです。

渡米した時の問診表リストに、過去・現在使用しているお薬・サプリメントなど記入する項目があるのですが、数が多すぎてリスト外にも記入されておりました(合計21種類の薬品・サプリメント・漢方、保湿剤)。

500名以上の問診表を今まで読んで来た経験上、この方の流れは非常に多く、今読んでいただいている方達も似た用な経験をされている可能性は高いと思います。

滞在中はポートランドの生活も楽しみ、治療に対する知識・スキンケアなどアトピーのコントロールに自信を付けて行きました。




ゲストブックの投稿をブログに連載しても良いと了解を頂、心から感謝しております。多くの方達の希望に繋がる事を願っております。

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