OMC

2016年1月14日木曜日

渡米治療体験談 第7話

11月チームの学生さんがゲストブックに投稿して頂いてくれました。とてもアクティブな方で、ポートランドも楽しんで治療を終えました。

幸い、お父様が薬剤師なのでお薬の知識があり強いステロイド外用剤を常時使う事は良くないと思って、保湿剤や弱いステロイドを部分的に使うだけで過ごしていたため、リバウンドをアメリカでコントロールしなくても大丈夫でした。

その代り、ステロイドで抑えていないので炎症が多く痒みも強かったので塗り薬・保湿剤だけでは病気を抑える事は出来ていませんでした。お薬に対する知識が強くても病気に対して正しい知識の教育が滞在中に必要となります。医学上では病気の原因などが明確になっていますが、患者自身にあった治療方針を探す事がとても重要です。それぞれアトピーの出方やトリガー、因子の強さや過去の治療法などによって多種のパターンが診られます。今後のライフスタイルによっても治療方針は変わります。そのため、仕事の内容や生活パターンなども診察中に良く聞かれます。



あれがいいよ、これがいいよ、と言う治療法やお薬・商品などは全員に合うとは限りません。我々の治療ですら、患者によってはかなり違うアプローチを取る場合もあります。幸い、我々の経験と得に重症患者を主体として治療を行っているので、あらゆるパターンや治療法を編出して来ました。基礎としては、同じ部分もありますが(スキンケア・感染予防・安全なお薬の使い方など)大半の方達は独自の治療方針を取るようになります。

当然健康を保つために食事療法・適度な運動や漢方なども危険でなければ継続して頂いても大丈夫です。但し食事療法で栄養失調になっていたり、ステロイド入り漢方などはこちらではお進めしていません。趣味程度ならOKですよとドクターに言われます。大半の方達が食事療法があまり効果が無いと判った時点で辞めてしまいます。今までの分を取り返すように食べる方もおられます。

この方も治療中にポートランドのレストランも楽しみ、最後の2週間は語学学校へ通い、お友達も作って、充実した滞在になりました。お若いので治療経過も良く、これから学校を卒業して社会人デビューをとても楽しみにしています。

アトピーをコントロールせず、20代から30代を過ごすのと、渡米治療を終えてから社会に出るのを比べると、大幅に人生が変わったと信じています。

バイクを乗っているので、アトピーよりもそこが不安な気持ちです。

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