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2015年10月18日日曜日

アレルギー渡米治療、10月チーム

アレルギーイミュノセラピー治療が無事終了しました。患者様は8歳の女の子で、親子の治療でした。お母様の方は4年前に渡米治療されています。

(ポートランド空港で、最後の写真)

私は子供がとても苦手ですが、この子はすごい良い子でした。アレルギー検査中でも平気で、泣かずにすべて注射も受けて、アメリカの看護師達も驚いていました。大人でも嫌がる人がいるぐらいなので、関心しました。お母様も以前に渡米治療されているので、リラックスした模様で、我々への信頼感もあり、治療はスムーズに行きました。

8歳でもすでに花粉症の症状を持っており、ほぼ全部のアレルギー検査に陽性が出ました(スクラッチテスト)。

(スクラッチテストの例、アメリカでは主流で血液検査よりも正確と言われている)

日本でイミュノセラピーを行っている所を探しあてたようですが、治療の種類も少なく、まだまだ日本のアレルギーに対する治療が遅れているようです。クリニックの数も少なく、患者も存在自体を知らない方が多いそうです。我々が知っている限りでは大阪に1件、東京に1件ありますが、先生達もお年で、日本でもイミュノセラピーをもっと活用する方向へ押しているようですが、なかなか前へ進まないようです。

公認されているアレルギー成分が少ないので、アレルギーの検査は出来るが治療が困難になるようです。減感作、イミュノセラピー、免疫療法、舌下などとさまざまな名前で呼ばれていますが、花粉症・喘息・アトピー性の方達にはとても効果の良い治療法です。”時間か掛かる治療なので流行らない””めんどくさい”と言い分もあるようですが、我々の経験上、アレルギーボトルの濃度を上げるスピードを速める”ラッシュ”法と言う治療方針で進めると、効果がすぐ感じる患者もおられます。

(アレルギートリガーを削除する事は重要です)

この”ラッシュ”と言うのは、本来濃度を上げていくために1週間に2回か3回、数ヶ月通院する方法から1ヵ月で2回の治療で終わらせるという方法をこちらのクリニックで構成しました。それによって、渡米治療を1ヵ月以内で終わらせる事が出来ます。


(治療が成功すれば、このような事も出来るようになるかも知れません)

メディアで注目するのは癌、エイズ、クローン技術など画期的な物が取り上げられますが、現状としてはアレルギーで困っている人たちの方が一般的に多いと思います。命に関わらない疾患としてアトピーも”所詮皮膚の病気”と考えている人も多いかもしれませんが、これらの病気によって生活の質が下がり、自殺なども多発している可能性は高いです。現に、アメリカでの治療が上手くいかなかったら、もう生きる意味が無い、と考えている患者様も渡米されていました。我々の治療が最後の切り札となっている時もありました。日本でのステロイド包帯巻き治療などが流行った時でも、そこでリバウンドや大変な思いをした方達の治療も沢山しました。今は”脱ステ”から、皮膚が回復しない方達のケアーなども多いです。

どんなシナリオでも我々はドクターの感性や技術、知識を使ってあらゆる患者様を治療してきました。これからも患者に合して治療を構成していく事によって成功に繋がると信じています。

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