OMC

2015年6月23日火曜日

アメリカでのアトピー治療、体験談 第二章

ゲストブック投稿の第二話となります。去年の10月チームでOさんは脱ステを自己判断で行っています。アメリカではない言葉なので、日本の患者様から教わった事です。

そもそも、”脱ステ”と言うのが誤った治療をずっと継続し自己判断か民間療法の基でお薬を止める方法のようです。この方は温泉治療の方針を取ったようですが、食事療法・サプリメント・漢方なども脱ステをする時に良く聞きます。

コルチコ・ステロイド軟膏のコントロールが効かなくなるか、初めから安全な使い方の知識を貰っていないため、浸透度レベルが高い物を毎日塗布していたりするとだんだん効果が無くなって来ます。塗布を止めた1週間以内にリバウンドを起こす方がほとんどです。

我々の経験上、使用度の期間が一番長い方達で40年毎日塗布です。そのレベルになってくるとちょっとやそっとの治療では治まりません。ドクターマセソンは内科としての知識も強いので、リバウンドをお薬で上手にコントロールしていきます。比較的かなり楽にステロイド軟膏から離脱出来ます。自己判断で”脱ステ”をしてしまうと、重度の悪化を長期期間がまんする事になり、危険です。

30年・40年患っていた病気を1ヶ月ですべて治す事は難しい事です。8割から9割の回復を診て、その後日本でのケアーが大切になります。時間を掛けてしっかりと肌を回復させていくのが重要です。肌を100%安定させるのに1年か2年掛かる人もおられますが(トップランクに酷い方達)、きちんとドクターの指示を守り、やる事をこなして行き、アレルギー注射も継続し、ギブアップしなければ必ず希望はあります。

ドクターマセソンのポリシーは、患者がギブアップしない限りは私は絶対ギブアップはしない、と我々OMCも同じポリシーにしています。


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