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2015年10月21日水曜日

アメリカアトピー治療紹介、ワークショップ

10月24日(土)にAAJ(アトピーアソシエイション)がアメリカアトピー治療についてのワークショップを開催します。
*詳しくはhttp://www.a-association.com/article/44032162.html

私もビデオSKYPEで出演致します。治療についての情報・質問等、最新医療情報や日本で出来る事のケアーなどの説明会です。数ヶ月に1回はこのようなワークショップが開催されるので治療に興味や疑問を持っている方達にとって、ライブで質問なども受け答え出来るのでとても良いと思います。



日本の医師や看護師も参加されたりするので、アカデミックな環境になります。みんな興味があるようです。

AAJのウエブサイトに、アメリカ治療の空スペースや治療スケジュールなども書かれているので、スケジュールが合うかどうか確認する事が重要です:
http://www.a-association.com/article/42027628.html

アトピーの治療プログラムは1チーム3名までとなっています(親子の場合は4名までOK)。

”もっと早く来れれば良かった””私の20代を返して欲しい””今までやって来た事はいったい。。”
など良く聞きます。我々のプログラムを知らない方達の方が多いと思うので、ここまで辿り着いた方達は勇気もあり(家族・医師から反対され)、何らかの縁があって渡米出来た方達だと思います。

(今年の6月からドクターベイカーとドクターマセソンのオフィスが同じビルになりました)

プログラム開始から20年間以上経ちますが、日本でのアトピーの現状はあまり変わらなく、むしろ悪化していっている傾向に見えます。アレルギーも増え、正しい知識を教えられず露頭に迷う方達が多いです。

食事制限・温泉療法・漢方・あらゆる塗り薬・プラセンタ注射・神秘的な物など、すべて問診票で読んでいます。一番印象に残った治療はへその緒(自分のか、動物、もしくわドナー?)を腕に埋め込む技法もあるようです。瀉血も聞きます(やりすぎで貧血・鉄分不足になった方達もおられます)。

アメリカの医師が初診の日に見学された時に、食事制限や瀉血など聞いて、先進国の日本がなぜこのような”野蛮(バーバリックと言う表現)で古風”な治療が行われているのか?テクノロジーや技術が進んでいるはずなのに、患者がどうしてこういう治療を求めるのか、と突っ込まれました。

日本のカルチャーでツボや針、漢方、気功、治癒能力などが好まれるのは理解しています。”お薬”は悪者であって、自然の能力を生かして回復するという理論も聞こえが良いですし、確かにオーガニックブームの中ではマーケットしやすいと思います。こういった市場はとても大きいでしょう。

20代で治療に来られた方達は露頭に迷う前にアトピーをコントロールが出来るので、瀉血や民間療法に辿りつく前に正しい治療が始まり、これからもドクターマセソンのサポートを貰いながら人生を前向きに、怖がらずに歩む事が出来ると思います。

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2015年6月13日土曜日

アトピー性皮膚炎で渡米治療する理由は?

当然ドクターマセソンがアメリカにいるのでそのために渡米する事ですが、それ以外のメリットをまとめて見ました。


1. 環境チェンジ・今までのリズムを壊す
現在入る環境から一時的に離脱し、まったく違う環境へ行くだけでも変化が見られる患者もいます。アトピー暦の問診表に海外出張中、何もしていないのにアトピーが改善されていったと記入されている方も良く見ます。徹底的に一から治療をする場合、0からスタートするので環境も変えると効果があります。滞在中に日本でのご自宅・仕事場の環境を安全にするためのアドバイスや指示があり、整えて行きます。とても重要な事です。

2. アトピーの個人差(ステロイド使用期間・漢方薬・民間療法の混乱)
治療アプローチが個人別されており、一人一人の調節が必要です。そのためには患者への教育を基に、一から知識を入れなおす必要があるのでかなりの時間が必要です。ドクターは”アトピーキャンプ”と言っています。アメリカの医療では患者への病気・治療に対する教育をかなり重視されているので不安を取り除き、自信を持って治療を進める事が出来ます。患者が渡米前に行っていた治療法によってもアプローチが変わります。

3. リバウンドコントロール
日本からのアトピー患者の特有な個性とするとステロイド軟膏の使い方と頻度です。ステロイド軟膏のコントロールが出来ていない方(1ヶ月以上、毎日塗布)が渡米する場合、リバウンドと言う症状を見ます。すでに経験されている方も少なくありません。休む期間を作らず、継続的に浸透度が高いコルチコ・ステロイド系を塗布するとお薬からの副作用として副腎の機能が低下・停止してしまい、塗り薬を止めて5日~1週間後に皮膚の腫れ・浸出液・皮むけ・極度の炎症が診られます。ステロイド軟膏をコントロールして使っている方達と明らかに違います。
渡米治療中はリバウンドをドクターが辛くないようにコントロールして行きます。そうする事によって、安全に強いステロイド軟膏から離脱出来ます。患者からの感想では、日本で経験したリバウンドの辛さと比べて、渡米してからのコントロールしたステロイドからの離脱は比べ物にならないほど楽に終了出来るようです。ご自分だけで”脱ステ”をするのは危険だと思います。

4. 治療方針が決まる
何百人と問診表やアトピー性皮膚炎を患っている方達と接していると似たようなお話が出てきます。治療を探し続ける果てしないサイクル、ちょっとでも良いと思うと試してみる、標準治療に疑問を抱き、民間療法、サプリメント、食事療法、漢方薬、瀉血、温泉、が主流です。みんな少しずつ試してみて、この当たりをぐるぐると循環します。アメリカで治療を受けて、経過を診て、納得すると治療方針が一本に決まるのでそれだけでも肩の荷が軽くなるように実感するようです。治療の内容はすべて医療的根拠があり、ドクターマセソンが推奨する治療法は治験・臨床を終えた物しか取り入れません。例えで言うとハイターのお風呂も我々は8年ぐらい行って来ました(それまでは軽い消毒液のクレンジング)、これはドクターが編出した治療法ではなく、もう50年ぐらい前から行っている方法です。それをアトピー治療に組み込んだだけです。ムピロシン抗生剤軟膏を鼻の穴に塗るのも、最近に病院での入院中(オペ後など)感染率を下げる事方法として実地され出しています。これも我々はかなり前から知っていた事です。医療的根拠がある治療法を取り込んで行き、患者個別に治療方針を決めていきます。魔法の特効薬はありません。

5. スキンケア
一番軽く見られる治療の一部です。残念ながらスキンケアがアトピー治療の基礎であり、この部分が怠っていると他の治療が上手くいきません。多くの患者は”薬”や何か神秘的な物を求めている考えがあるようですが、実質はそうでもありません。お薬は”道具”であり、治療には使いますが、お薬一本勝負ではないのです。スキンケアを土台とすると、お薬・アレルギー治療・トリガー削除は柱になります。ものすごい下手な図を作りました:
一つでも柱が傾くとすべてが傾いてしまいます。土台のスキンケアが出来ないと、どのお薬・方法を使っても中々上手く行きません。お薬一本勝負の病気では無いと言う事です。


ポートランドでの滞在中は治療に専念しますが、それ以外にも今まで出来なかった事などもして欲しいのです。それも治療の一部であり、アトピーで出来なかった事、これからしたい事をアメリカでする事によって、軽い実験になります。汗を少し掻いたり、運動したり、滞在中にシアトルやミニ旅行をしてホテルへ泊まってみたり、ショッピング、お酒を飲んでみたり、さまざまな行動をドクターから”やってみなさい”と言われます。ケアハウスで閉じこもりではありません。

まだまだ田舎ですが、一度お尋ねたらポートランドが好きになる方が多いです。初めてのアメリカ目的地としては、中々渋い場所ですが最近は少しずつ知名度が上がって来たようです。

ブードゥ・ドーナツ(今年東京へ行くようです)









2015年6月9日火曜日

久々の投稿

先月、アトピー性皮膚炎の治療チームの方に”晃平さんのブログを読みました”と言われ、このブログの事を思い出しました。始めた頃は読む方もおられず、6ヶ月で10人以下の方がこのページに行き届いた用なので、ギブアップし、忘れていました。 今は約1000名ぐらいの方がお尋ねたようです。少数でも読んでいる方がおられるようなので、更新する事にしました。 まずは、皮膚科専門医のドクターマセソンと私、チームメンバー全員の最近のお写真です:

Oregon Medical Research Centerもリフォームがあり、更に綺麗になりました:


オレゴンメディカルコーディネーターJapan、日本支部も構成し、ウエブサイトも更新しました:


オレゴンメディカルコーディネーターJapan

ケアホーム施設も新しくなり、より便利で使いやすい施設になりました:


2010年からの投稿からかなり変化あったので、書く内容は沢山あります。これから、どんどん投稿していきたいと思います。